ブログ

山梨◆八ヶ岳/浅春のみぎり・・3月のお知らせ【八ヶ岳事務所・高根の里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2019年3月1日

3月は気候的にも不安定で、冬の名残が続いたあとにお彼岸となって、桜の開花時期を迎え、一気に春らしい陽気になっ てきます。

このひと月の間に 最低気温と最高気温はいずれも10 度近く上昇します。しかしながら、標高867mの大泉の観測地点では最低気温の平均がマイナス 1.5 度ですので、別荘などの水抜きは継続しておくのが無難です。

また、甲府地方気象台による桜の開花時期は、例年で3月23日ごろ。満開はそのほぼ1週間後ですが、北杜市内の桜の名所はそれから10 日ほど遅れて開花します。

なお、今年も花粉の時期はやってきますが、例年と比べスギ花粉の雄花の量は 2 倍以上との話もあります。 春一番の吹く頃はとくにご用心を!

この時期の現地見学は宮沢賢治の物語のモチーフになったとも言われる風の又三郎(八ヶ岳おろし)の季節風に出会えます。どうぞご期待ください。
(八ヶ岳事務所 中村 健二)

◆2018年度のラーバニストの動向

八ヶ岳事務所ではこの時期に、昨年一年間の物件購入者の動向を発表しています。当社では都市と農山村を結ぶ交流事業をメインとして地方移住者を積極的に応援しておりますが、そうした移住者や二地域居住者を称して「ラーバニスト」と命名しています。昨年はどのような傾向であったのか、Web上発表してまいります。

(1)購入物件の種別
想像どおり中古物件が3分の2を占めています。資産価値の高いといわれる八ヶ岳周辺の空き家に対して積極的な購入意欲が見られる傾向が続いていますが、実は土地を購入して新築住宅を建てられる方々も昨年は増えました。「その他」は店舗やペンションです。

(2)現在の居住地
首都圏在住者が約 6 割を占めて います。東京、神奈川の西部方面は山梨県へのアクセスが他地域と比べて容易であり、自宅から1時間半程度で出かけられるという群を抜く距離感が購入につながっています。山梨県内の購入者は地元というより も都会からの移住者で賃貸居住者。職場を見つけて3年目など購入の条件を整えて来られた 30、40 代の子育て世代です。

(3)利用目的について
単純な季節性の高い別荘利用者は、もはや2割にも満たないという傾向がはっきり出ています。購入物件においてはグレードが高く価格的に手の届く築 15 年前後が売れ筋となっています。要は冬場も暖かい暮らしを八ヶ岳南麓で実現したいという物件に熱い視線が注がれています。定住はほぼ3年以内に住所を移す予定の方も含まれます。

(4)購入者の年代
50 代、60 代が購入者の中心となっています。都会で資産形成された方々を含めリタイア後に自然豊 かな地域で暮らすという傾向は、ひとつの生活スタイルとなっています。相談会などに若年者が参加される多くが賃貸希望で、安定した仕事や住宅ローンなど、条件が合えば四分の一以上が物件購入に進む傾向がはっきりしてきました。一方で70 歳を超える高齢者も一定程度いらっしゃいます。孫のためにという、強い動機に基づいた方々でした。

投稿者プロフィール

代表取締役・中村健二
代表取締役・中村健二(株)ラーバン代表取締役 兼 八ヶ岳事務所所長
静岡県浜松市(旧三ヶ日町)出身
私自身も八ヶ岳南麓に移住し都会で暮らしたままでは得られないたくさんのことを手にしました。山梨峡北地域の8町村が合併、北杜市が誕生し八ヶ岳一帯の物件のことはもちろん、暮らしや気候、何でもお答えいたします。