4年前の2014年2月に降った大雪はいまだ記憶に新しいところですが、今年は記録的な寒波が到来している模様、。東京のマンションでも水道が凍結したという話を聞き、北陸や新潟の日本海側では大雪が見られ、内陸側に住む雪国の方は、今年は雪が遅いのか、あまり降ってませんね、なんて声も聞きました。これからどんな天候が待ち受けているかも気になります。4年前の大雪を除けば、例年の積雪は年に数回10~20センチ程度で、生活に支障の起きるような降雪はまずない、といってもよいのが八ヶ岳南麓です。
しかしながら、偏西風の蛇行が大きくなる「ラニーニャ現象」(※赤道付近の海水面の温度が平年より低くなる現象のこと)が現れている今冬ですので、油断は禁物。レインボーラインなどの高所に位置する道路では日陰のカーブなどは注意が必要です。道路標識を見落とさず、この時期の運転は特に慎重な運転を心がけたいものです。
等圧線が東西に走り日本の南岸を低気圧が進む。2014.2.14の地上天気図(提供:甲府地方気象台)
また冬場は、「シカ」が飛び出して来るなんてことも。夜突然目の前に現れる物体は、巨大な「ウシ」と見まごうほどです。自動車にシカ避け笛を取り付けている方もいらっしゃるように、沿道から突如現れる動物にも、万全を期してどうぞご来県ください。
いっぽう、冬場は空気も澄んで、まさに「八ヶ岳ブルー」といわれる“凛”とした青空を望める機会が多くなります。早朝カラマツの静かな林を抜けていくときに体験する「えもいわれぬ静寂さ」は、何ものにも代えがたい冬の日の情景で、私はことのほか気に入っています。
物件見学の際は「長靴」と「防寒用の帽子」などあると重宝します。冬でしか味わうことのできない、生活のためのご見学をどうぞ体験してください。標高の違いなども目に見えてよく分かります。
◆今月号の物件こぼれ話(物件NO.15278N)
北杜市長坂町白井沢地区は、移住者に人気にある地区だ。実は当社も事務所を構えるにあたって候補先の一つとして上がっていた場所でもある。12年ほど前の冬、その白井沢に物件を購入された所有者と、久しぶりにお会いすることになった。
現地に行って驚いたことは、家庭菜園というには少し広めの畑を丁寧にやってこられたこと。綺麗に整地されたその敷地は以前とは格段に手が入っており、芳しい野菜の香りが漂っていた。建物内も整然とされ購入当時よりもはるかに落ち着きが増していた。まさにその地にふさわしい暮らしぶりがうかがえた。
今回新価格にて再掲載の運びとなり、『月刊ふるさとネットワーク』2月号誌面に再登場。
◆北杜市の都市計画について
前回お話ししたように、北杜市内全域は「都市計画区域外」ですが、市内は大きく三つの地域に分かれています。一つは中央線駅周辺の行政や商店街のあるいわゆる「中心市街地」。あとの二つは「広域農道の内」と「外」。大まかにいって茅ヶ岳と八ヶ岳、南アルプスの「広域農道の内側」は地元住民が住むエリア、その「外側」は別荘地とする区分けになっています。
別荘地では1区画の面積が500㎡以上、建ぺい率が地元地域と比べ10パーセント下がります。これは敷地内に緑を残し、余裕を持って別荘を建てることを主眼にしているためです。そして八ヶ岳事務所調べによると、標高も高いこの別荘エリアに「都会からの移住者」が増える傾向にあります。どうしてか?
これは住宅がこれまでの季節利用の「別荘仕様」の造りではなく、「断熱性に優れた仕様」に変わってきていることと無縁でないと推察します。もちろん地元の方々とのお付き合いが煩わしいとお考えの移住者の方も少なからずいらっしゃることも事実ですが、「広域農道の外側」でも「おおむね3年以内に定住される方」と「別荘利用の方」との数は、この一年では同数となりました。
場所選びは、既存の先入観や人の意見ではなく、ご自身がどのように暮らし、生きていくか、ライフスタイルを重視されていることのあらわれでしょうか。(八ヶ岳事務所 中村 健二)
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