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群馬◆黒保根町/くろほのねろの、くずはがた・・・【桐生くろほね・花咲爺日誌】

この記事の投稿者: 群馬・黒保根案内人/小林 峯司

2021年12月4日

群馬県勢多郡黒保根村は平成17年の市町村合併により桐生市黒保根町となりました。旧黒保根村は赤城山の東麓に位置し、桐生市と日光市(かつての足尾町も日光市と合併)を繋ぐ、わたらせ渓谷鉄道の沿線にあり、明治22年に「上(かみ)つ毛野(けの)、久路保(くろほ)の嶺(ね)ろの葛葉(くずは) がた愛(かな)しけ児らにいや離(ざか)り来も・・・」万葉の和歌、赤城山の「くろほのねろ」から地名が誕生しました。

また、この地は明治の初期に群馬で水沼製糸所を創業し、政界でも活躍した星野長太郎氏が、弟の新井領一郎氏とともに米国に製糸を直輸出するなど、国家レベルの養蚕業の振興に尽くした功績や、明治6年に群馬県第二番学校といわれる「水沼学校」を設立した業績が、今でも称えられています。

老若男女が暮らす歴史の街、古都桐生市・万葉の里、黒保根町に一度お出かけしてみませんか、お待ちしております。(黒保根案内人 小林 峯司)

山梨◆八ヶ岳/寒冷の候、12月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2021年12月1日

八ヶ岳はすっかり真冬の様相です。今年は10月の中旬からグッと気温が下がり、秋が無くていきなり冬になったような気候でした。とは言え、別荘の水抜きが必要になるような本格的な寒さは11月の下旬から。12月は連日の最低気温はマイナスを記録し続け、最高気温も10度をしたまわる状況となります。

日陰は路面の凍結に注意が必要で、市内に住む方は冬タイヤに履き替えています。空気が澄みわたり、雪化粧をした山がクッキリと存在感を増し、暖かい日差しを感じながらドライブが楽しい季節なのですが、路面状況にはくれぐれもお気をつけください。冬の八ヶ岳南麓は移住者には大変人気が高い季節です。北杜市は冬の寒さが大変厳しいところです。それなのになぜ、移住者には人気の季節なのでしょうか。

まず、八ヶ岳南麓の冬の魅力は、前述したように「空気が澄み渡ることによる山の眺望の見事さ」があると思います。そして夜には「満天の星空」が広がります。夜の屋外は泣きそうになるくらい寒いですけど、やはり一番きれいに星が輝くのは冬でしょう。

※写真はイメージです。

人の数がぐっと減る季節でもあります。観光客が多いのは春から夏、そして秋の紅葉シーズンには再びピークとなります。紅葉も終わったこの時期は一気に観光客の数が減り、結果として静かで落ち着いた雰囲気になります。ペンションや飲食店等、観光客向けにご商売をする場合は冬の営業をどうしていくのかが大きな課題とお聞きしたことがありますが、定住している者からすると、人の気配がないことに魅力を感じるから不思議なものです。

次に、冬の北杜市の冬の過ごし方では「薪ストーブ」の存在がとても大きいと思います。八ヶ岳事務所で扱っている物件の4軒に1軒くらいの割合で「薪ストーブ」が付いています。新築を建てられる方は、かなりの割合で薪ストーブを設置されています。そして何より感じるのが、使っている方の満足度の高さです。薪ストーブについてお話をお聞きすると、薪の仕入れ方から、薪棚を作った時の話し、薪の割り方、着火のコツ、炎を見ながら過ごす冬の暖かさなど、どんな人でも皆さん饒舌に語りだすから面白いものです。

「薪への着火方法」だけをとっても話に花が咲き、新聞紙派、着実な着火剤派、果ては強引なガスバーナー派など、そこへ至る遍歴など話は尽きません。地域によっては煙の臭いが洗濯物についたり、煙臭さがトラブルになったりとあるようですが、この北杜市では薪ストーブという暖房が地域に根付いています。冬には薪ストーブを楽しめる。これも冬が人気の大きな理由となりそうです。高根町清里にある清泉寮というホテルは、「暖炉の宿」と呼ばれるほど、ロビーやホール等館内各所に暖炉が設置してあるとのこと。薪ストーブ付きのお部屋もあるそうで、その魅力を体験されてはいかがでしょうか。

冬場には北杜市の近隣でスキー場もオープンします。スキーは激しいスポーツと思っていましたが、還暦、さらには古希を越えてスキーを楽しむ方を見かけます。正直びっくりしたのですが、スキーは生涯スポーツ、シニア割引もあり、元気なシニアがスキー場をにぎわしているそうです。 北杜市の冬の過ごし方は人それぞれですが、それぞれが冬の生活を楽しんでいるから人気の季節となるのでしょう。(八ヶ岳事務所 大久保武文)