▲マツタケが採れることで有名なアカマツの木。今、異変が起きているみたいです。(イラストはイメージです)
青木村の森林は、アカマツの分布する地域が多く、香りと質の良い松茸が沢山採れることで有名です。
シーズンになると、道の駅あおきに出荷される松茸を求めて、多くの方が訪れて、列を作っている様子が報道されます。
そんな青木村のアカマツ林に異変です。
松くい虫による被害が、今年は顕著に見受けられるのです。
いままでは、標高600m位までしか被害がなかったのですが、標高800m位と思われるあたりまで被害が進んでいます。
アカマツは荒廃地にいち早く侵入し、土壌が流れ出すのを防いでいます。
厳しい環境でも育つ松が作る森林の役割は、大変重要です。
▲地球温暖化の影響がここにも!?
青木村の一昨年の松くい虫防除費用は約五千万円、昨年は九千五百万円、今年は一億円をはるかに超えそうです。
森林組合でも、駆除隊員を増員して、被害木を伐倒、薬剤処理していますが作業が追いつかないのが実情です。
これも地球温暖化の影響によるものなのかと、つくづく思い知らされています。(上田青木店 山本 幸哲)