移住相談員をしていた頃、ごくまれに「ハンターになりたいんです」といった相談を受けることがあった。狩猟は免許がなければできないので、「いきなりやりたい」からと言ってできるものでもない。
一番の近道は自治体が害獣駆除の「地域おこし協力隊」を募集することがあるので、それに応募することが早いのかもしれない。「地域おこし協力隊」というのは都会に住んでいる方が地方に行って、その地域の活性化のお手伝いをするという国の制度だ。
晴れて「協力隊」になると最初はひたすら「猟友会」の方の背中を追いかけて狩猟の知識、技術を身に付ける。それから勉強して免許を取得する。「協力隊」は任期が最大3年の為この場合、任期終了後には個人事業主になる方が多いので、独立してからの生計の立て方を3つ紹介。
1)捕獲した害獣を自治体に申請し報酬をもらう。
2)狩猟の近くに処理場をつくり捕獲してからすぐに血を抜き新鮮なうちに卸す(ジビエ)。
3)剥ぎ取った毛皮を売る。
主にこの3つが主流。2)のジビエは鮮度が命で処理場がなければできません。また2)、3)は販路を自分で確保しなければいけないのでその手間や費用を考えると、1)が比較的多いと思われます。
そうはいっても近年「ハンター」だけで生活をするのは難しい現状なので「ハンター」は副業にするのが一番いいのかもしれない。(本部 井上美穂)
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ハンターになるには?
狩猟ポータル(環境省鳥獣保護室)
http://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort8/hunter/license.html
狩猟免許取得までの流れがわかりやすくまとめられています!
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