今、塩を使ったスイーツが流行っているようですね。昔から、肉体労働のあとになめるといいと言われている塩飴もあらためて見直されているようですし、フランスの岩塩を使ったキャラメルなども店頭でよく見かけるようになりました。
そんななか、山梨県鰍沢町の交流センター「塩の華」(国道52号線沿い)に取材の途中寄ったとき、塩アイスなるものに出会いました。
鰍沢町はかつて富士川の船運で栄えた町で、海路を経て塩が運ばれたそうです。本誌の2月号、ルーラル・レポートにて入江秀子さんがご執筆されているように、一掴みの塩を汐炊きして作るのは本当に労力と時間を要するもので、それをはるばる舟で運んでいた当時に思いをはせると、現在当たり前のように使っているものすべてがなんて貴重なものなんだろうと思わずにいられません。
塩アイス、甘みがほどよく際立って、おいしかったです。(編集・ささき)