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北海道◆全域/北海道のお正月【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2023年1月10日

▲実家の大みそか。

新年明けましておめでとうございます。

お雑煮と前の日の残りを食べながら新年を迎えています。

北海道では元旦におせちを食べる文化はなく大みそかにお寿司や海鮮、うま煮、ザンギ等を食べる家庭が大半です。東北や新潟も大みそか派だと聞きます。

▲新年のお雑煮。

元旦は東京とは違いお店の大半が閉まっていて外は車が通るくらいで人通りはほとんどありません。駅や観光スポットでも昨年はコロナの影響で人の少なさが目立ちました。

そうとはいえ、せっかく帰省しているので地元で初詣に行こうと思うのですが寒すぎてなかなか外に出る気にならず結局、東京に戻ってから初詣に行っています。

▲明治神宮へ初詣。

例年、年末年始は1週間程度帰省するので、東京に戻ると地元のゆったりモードから一気に現実に引き戻されます(笑)。そういう方は結構いるのではないでしょうか?

今年も引き続き地方の情報を発信していきたいと思います。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。(本部 井上美穂)

 

北海道◆全域/雪道用の靴【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2022年12月17日

▲雪道用の靴で歩いた足跡。

北海道では靴売り場に並んでいる冬靴の大半が雪道使用になっています。ブランド物の靴は東京使用で作られているので、靴の修理屋さんで裏を張ってもらい雪道でも履けるようにすることもできます。

とはいえ中には裏を張っていない靴で雪道を歩く強者もいます。

私の先輩は真冬なのにヒールの高いパンプスでツルツルの道を足早に歩くので「転ぶことはないのですか?」と聞くと「オールシーズンパンプスだけど転ぶことはないね」と雪道に動じない人でした。

私はただでさえ転ぶ時もあるので裏がない靴では怖くて雪道を歩けません。

雪道を歩くときは前に重心をおき、足の裏全体をつけるように歩くと転びづらいのですが、そうとはいえ転んでしまうこともあるので道を選んで歩くのが無難です。

凍っていない普通の雪道やできるだけ砂がまかれている道、ロードヒーティングになっている道など、なるべくツルツルの道は避けて歩くことが転ばない秘訣です。

毎年雪解けの時期になると転んでいない年にはふと「今年は一度も転ばなかったな」と振り返っていました。(本部 井上美穂)

 

栃木◆佐野市/天明(てんみょう)鋳物師(いもじ)「正田忠雄」【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2022年11月23日

▲「第69回日本伝統工芸展」入口前。

『月刊ふるさとネットワーク』でルーラルレポートを執筆頂いている逸見(へんみ)稔さんは埼玉県熊谷市から栃木県佐野市に移住された方です。その逸見さんより、現在佐野市で「天明鋳物」の鋳物師として工芸作品の創作に携わっている正田忠雄(しょうだただお)さんを紹介頂きました。

天明鋳物は939年、今から千年も前に藤原秀郷が平将門の乱を平定するため河内国(現在の大阪府)から5名の鋳物師を佐野に呼びよせ、武器を作らせたことが発祥とされています。正田さんはその鋳物師の末裔です。

2022年9月14日(水)~26日(月)まで東京の日本橋三越にて開催された「第69回日本伝統工芸展」に正田さんの作品が展示されました。この工芸展は秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまがご覧になったとニュースで報道されていました。

▲正田さんの入選作品 朧銀花入「舞妃蓮」。

入選された正田さんの作品は朧銀花入(おぼろぎんはないれ)「舞妃蓮(まいひれん)」と言います。「舞妃蓮」は東日本で最も高貴で美しい蓮(はす)と言われています。その蓮の蕾をモチーフとして花入にしたそうです。

朧銀とは銅と銀の合金で正田さんにとってはとても魅力のある素材とのことです。完成した作品は地味な色合いですが見続けていても飽きることがありません。

正田さんと朧銀との出会いは今から50年程前、それもこの伝統工芸展で出会いました。その時に展示されていた木村庄太郎さんの朧銀の作品を見て感銘を受け、木村さんを師と仰ぎました。「あの工芸展で木村さんの朧銀の作品に出合っていなければ鋳物の仕事を続けていなかった。」と正田さんは語られました。

そんな正田さんの朧銀花入「舞妃蓮」は朧銀ならではの渋い色調ながら、ひと際光沢を放っていました。形状は2つの蕾が重なった造形で、この形を表現するにはとても難しそうに見えました。2つの蕾をそれぞれ作り複合させたものかと思いきや、なんとこの形を一つの鋳型で制作されたそうです。

タイトルにもある蓮のモチーフは友人宅を訪問した際、庭の蓮の花が見事に咲いてることに心を動かされ、ご友人に蓮を分けてもらい自宅に植え代え「舞妃蓮」を思いついたとのこと。

▲笑顔が素敵な正田さん。

「作品のアイディアは夜中就寝中に思いつくことが多々あり、寝床の横に雑記帳と筆ペンをいつも欠かさず置いておくんです。お陰で夢うつつなので筆ペンのキャップをしめ忘れ、掛け布団が黒染の斑模様になっています(笑)でもそれが次なる作品の創造につながるので私にとっても重要な時間なんです。アイディアを描き溜めた図案は優に1m以上の高さになっていますよ。」と正田さん。その図案を見返してはその中に名品につながる図案がないか時々見ているそうです。

正田さんの「舞妃蓮」が展示された伝統工芸展は重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品と共に、鑑審査を受けて入選した作品が展示されています。スポーツで例えるなら伝統工芸のオリンピックと言えるでしょう。

▲鋳型に流し込む風景。

そんな工芸展に正田さんは何度も入選され更に受賞もしています。ですが正田さんには後継者がいません。そのことについて「時代の流れなのでしょうがないです。日本は世界の各国みたいに伝統工芸を保護してくれません。どんなに優れた作品を創る高い能力を持った作家でも食べていくのが難しい時代になっています。

次の時代の子や孫達に日本文化の素晴らしさをいかに伝えることが出来るのか日本人全体の責任として深く考え、早々に行動しなければと考えています。質の高い作品の創造はますます困難になり日本人の資質にも大きな影響が及ぶと考えられます。もう既にその影響は出ているように思われます。

今の若者が日本の伝統工芸に関心を寄せ、自分自身と共に子や孫達の人生を豊かに生きる為の方法を考え、文化というものを自分の傍に置き鑑賞しつつ使用することにより工芸品の素晴らしさに気付かれると思います。」と正田さんは語られました。

現在、千年の歴史のある天明鋳物を取り巻く環境も非常に厳しい時を迎えています。最盛期には80軒1000人ほどの鋳物師が様々な作品を作っていましたが現在は4軒までに減少しています。歴史を重ねてきた天明鋳物の未来に希望と明るさを希求した施策が待ったなしに求められる時代だと思います。(本部 井上美穂)

※2022年10月号掲載「天明鋳物」はこちらから。

 

栃木◆佐野市/天明鋳物【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2022年10月27日

▲平蜘蛛茶釜

天明鋳物(てんみょういもの)をご存じでしょうか?

戦国時代に松永久秀が平蜘蛛(ひらぐも)の茶釜を抱えて爆死した茶釜が正に天明鋳物です。この異常なほど愛された天明の茶釜とは一体なにものなのでしょうか?

栃木県佐野市は約千年前に鋳物の生産で栄えた街でした。天明はかつての宿場町だった佐野市の古い地名です。

現在でも「天明町」という地名が残っています。天明の茶釜は「西の芦屋、東の天明」と並び讃えられたほどです。

平安時代に佐野を治めていた豪族の藤原秀郷が武器製造のために5人の鋳物職人を招いたことが天明鋳物の起源とされています。

しかし、その技術を受け継いでいるのが現在4軒しかありません。そのうち1軒は後継者がいないそうです。

多くの伝統工芸が後継者不足と言われていますが天明鋳物もその1つなのです。

安土桃山時代に千利休や織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの多くの武将に愛された天明鋳物の技術を途切れることなく後世にも受け継がれてほしいと切に願います。(本部 井上美穂)

東京◆本部/御朱印集めに奮闘中【本部スタッフ・日々の暮らしより】

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2022年10月7日

▲国宝瑞龍寺の御朱印。

この春より御朱印集めをしています。

神社やお寺によって御朱印の書体やレイアウトが全く違うので御朱印帳が戻ってくる時は毎回高揚感があります。

書体は文字が崩されていない楷書や隷書のところもあれば、神社の名前が全く読めない草書で書かれた神社など様々です。

中でも時代が反映されていたのはコロナウイルス感染防止対策のために、その場で書くのではなく御朱印のサイズの半紙に、元々書いていたものを渡されるといった御朱印帳を忘れた方と同じ対応の所もありました。コロナとはいえせっかく行ったので少し残念です・・・。

▲修善寺真田神社の御朱印。

▲こちらが真田神社の期間限定御朱印。

印象的な神社は通常の御朱印と期間限定の御朱印の2種類がある神社です。

限定に弱い私はどちらもお願いしました。

その御朱印は見開きでゴールド、シルバー、ブルーのラメのインクで書かれているのでページがとても華やかになりました。

ゆっくり御朱印集めを続けたいと思います。(本部 井上 美穂)

▲最近は可愛い御朱印帳もありますよ!

長野◆安曇野/幸運のハグロトンボ【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2022年9月28日

▲幸運をもたらすと言われているハグロトンボ。

蝶々とおぼしきものがひらひらと飛んでいます。

草に止まっているのをそっと覗き込むとトンボにも見えます。

観察している後ろから「ハグロトンボがいるね!」と話し声が聞こえました。ハグロトンボ!初めて聞く名前です。

▲映画ののロケ地にもなった川と水車。

ここは長野県安曇野市にある「大王わさび農場」。あたり一面がわさび田です。入口近くの有名な水車がある川は底まで見ることができるほど水が透き通っています。

そこから少し奥に進むと、わさびを育てている水にさわれる場所がありました。水の中に両手を入れてみると凍ってしまうかと思うほどの冷たさです。とてもじゃありませんが手を長くは入れられませんでした。

この日は30度越えととても暑い日でしたが、北アルプスの伏流水の冷たさが暑さを一時的に忘れさせてくれました。

きっとこの環境だからこそハグロトンボを見ることができたのですね。

幸運で縁起の良いトンボと言われているので現れてくれたことに感謝です。(本部 井上美穂)

🌸安曇野市の物件はこちらから

山梨◆笛吹/桃狩り+食べ放題 ~ 夏といえば桃!!~【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2022年8月14日

▲食べ頃の桃。

先日、山梨県の笛吹市に「桃狩り」に行ってきました。

予約したプランは「桃狩り」+「桃の食べ放題」。桃が果物で一番好きな私は桃の食べ放題とはなんて贅沢なプランなんだろうと道中ニヤけていました。

桃の採り方について桃園の方より説明を受けました。

「桃は枝に添って〝ぐっ”と手前に引っ張るときれいに採れます。繊細な桃はこれ以外の方法で採ると果汁が飛び散ってしまいますので気を付けてください」と農園の方。

▲桃の木。

お蔭できれいに採ることができました。その後はついに「桃の食べ放題」です。会場にはたくさんの人が桃に夢中でした。

桃を食べながら「あぁーなんて幸せな時間なんだろう・・・!」と気付けば5個も食べてしまいました(笑)

弊社では山梨県の物件を多数取り扱っております。物件見学後に桃狩りはいかがでしょうか?(本部 井上美穂)

愛媛県◆岩城島/積善山・クマンバチ大量発生!【北の国から・進行スタッフ編集日誌】

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2022年7月26日

▲積善山の頂上付近から見る瀬戸内海。

黒いものがうっすら見えたときから嫌な予感はしました。

愛媛県の離島、岩城島にある積善山(せきぜんざん)の頂上付近では黒くて身がコロッとしている多数のクマンバチが飛んでおり、大きさと蜂特有のあのいや~なブンブンという音が怖くてその場を立ち去りたくなりました。

蜂も怖がっている人間がわかるのか、私以外にも人は沢山いるはずなのに私のまわりにばかり寄ってきます。この時は白っぽい服装で、蜂が寄ってくると言われている黒を着ているわけでもありません。

そこで動けなくなっている私を、若い人達からお年寄りまでもが続々と追い越していきます。皆、怖がる様子もなく平気そうに山を登っています。

パニックになっている頭の中で一生懸命「クマンバチは温厚であまり人を刺さない」という情報を思い出しながら「怖くない。怖くない・・・」と自分に言い聞かせて登ろうとしたのですが一向に足が進みません・・・。

後になってわかったのですが、この山は桜の木が多い為、クマンバチが大量発生していたそうです。桜の木が多数ある山を登る時は皆様もお気を付けください。(本部 井上美穂)