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東京◆本部/関係人口と関係しない人口【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2025年2月25日

▲「関係しない人口」とは・・・!?

「地方移住」の仕事をしていると「関係人口」という言葉をよく耳にします。

「関係人口」とは「特定の地域に継続的に関心を持ち、関わるよそ者」を指します。

例えば好きな自治体があり、その自治体に旅行に行ったり、ふるさと納税の寄付を行ったり、物産店等でその産地の商品を購入したり、その自治体のYouTubeやSNSを見たりとある特定の自治体に関係する人のことを指します。

この関係人口から移住・定住人口に繋がる移住者は年々少しずつ増加しています。

ところが「関係人口」とは真逆の「関係しない人口」に最近はスポットがあたっています。

関係しない人口とは「移住したにも関わらず地元住民や地域との繋がりを意識しない、無関心な者、無関係でいたいと考える者」を指す概念です。

地方移住はどうしても地域住民との関りが蜜になってしまうので移住者の中には一定数、人と関わりたくない人が存在します。

移住後でさえ人と関わりたくない人がいるのですから、移住を検討している人ならより一層人と関わりたくない人が多くいることでしょう。

今後は今まで取りこぼしていた「移住を検討しているけど人とあまり関わりたくない」という層を自治体が迎え入れることで移住者が増え、多様性な考えを持つ自治体が増えていくかもしれません。

これからの移住者の動向に注目したいと思います。(本部 菊地美穂)

新潟◆村上市/日本海からのお歳暮【本部スタッフ・ご当地ローカル発見伝】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年1月26日

▲駅のホームに塩引き鮭が吊るされる光景も、全国で村上駅が唯一ではないでしょうか。

一般的に鮭の遡上そじょうと言えば、北海道のイメージが脳裏に焼き付いているかと思われます。

そしてヒグマが鮭を咥えた木彫り・・・なんてのが定番中の定番ですが、東北地方でも鮭の遡上は至る所で見られます。

そんな東北地方に限りなく近い新潟県村上市を流れる三面川みおもてがわでは、かねてより鮭の遡上が盛んなことから、古来平安時代より鮭の加工品を都へ献上していた記録が残っており、現代でも市内では塩引き鮭が干されている光景は、まさに鮭と共に歩んだサーモンシティとも言えます。

ちなみに越後村上ブランドのシロザケは、世界で初めて鮭の遡上というメカニズムを発見した川とも言われていますが、そのきっかけは江戸時代後期の乱獲により生息数が激減したこと。

村上藩の貴重な財源として何としても鮭の生息数を維持しなければと調査した結果、藩の下級武士である青砥武平次あおと ぶへいじ(1713 ‒1788)が鮭の回帰性に気付き、鮭が産卵しやすくするために人工孵化増殖システム「種川の制」を考案し、安定的な鮭の供給することに成功しました。

今や塩引き鮭は村上市のふるさと納税の返礼品として人気を博しており、原料は鮭と塩のみで作られた無添加物という点や、冷凍保存で3ヶ月ほど日持ちすることもあり、ちょうど旬の冬にはお歳暮としても長年親しまれています。

鮭の加工品はその他に鮭の酒浸しや鮭の焼き付けと、新潟地酒と相性抜群なものばかりでたまりません。(本部 髙橋瑞希)

東京◆本部/お米がない【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2024年10月20日

▲お米がない!

お米が買えない。

この記事が読者の方に読まれる10月には果たしてお米は店頭に並んでいるのだろうか?

8月の中旬、とあるXのポストを見てお米が店頭からなくなっていることを知った。

こういう時に限って自宅のお米は残り少ない。

幸運にもアマゾンだとまだ在庫があるという耳より情報を得てすぐに購入したが、発送予定日はなんと9月5日と3週間近く先であった。

届くまでの間、お米を大事に食べながら、そば、パスタ、素麺、ラーメンを代わる代わる食べて凌いだ。

暑いとそばや素麺は冷たいものを食べたいので、麺つゆの減りがいつもより早い。

仕事帰りスーパーに寄り、めんつゆコーナーに行くとお気に入りの麺つゆは売り切れだった。

仕方がなくいつもとは違うめんつゆを手に取り、焼きそばコーナーに行くと、まさかの焼きそばも売り切れ。こんなことは初めてだ。

▲お米を食べられる幸せ。

念の為、ふるさと納税でもお米を頼んでおこうと8月下旬に購入したのだが、発送予定日はなんと翌年2025の1月だった。

みんな考えることは同じらしい。

そんな中、9月に入りやっと新米が入荷し始めた。

これで普通に購入できると安堵したが、お米の価格は前年より4割〜5割ほど高くなっているそうだ。(本部 菊地美穂)

山梨◆八ヶ岳/清秋の候、10月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2024年10月7日

▲10月前半は稲刈りの季節。奥に八ヶ岳の姿。

慣用句で暑さ寒さも彼岸までとあります。

今年の秋分の日は9月22日、この頃から暑さも和らいでいくということですが、この感覚を北杜市で感じられるのが、それより1カ月以上早いお盆過ぎからでしょうか。

北杜市では9月には夏の空気感が消え、心は秋へと切り替わっていきます。そして10月は秋というよりは冬の入り口という気持ちになります。

▲10月中旬には甲斐駒ヶ岳の頂きに降雪が。

わが家では9月の後半からコタツが登場。コタツはゴールデンウィーク後に片付けるので、ゆうに8か月くらい利用していることになります。10月の中旬には八ヶ岳、南アルプスの山々に雪が見えることも。10月後半には薪ストーブの火入れ、暖かい家が恋しくなる季節です。

10月の前半は稲刈りの最盛期です。

今まで黄金色に揺れていた稲穂が刈り取られ、地肌が露わになった田んぼは少し物寂しさを感じますが、美味しい新米まであと少しということですね。

北杜市は知る人ぞ知る米どころ。過去には最高評価「特A」を獲得したこともあります。

今年は「令和の米騒動」、スーパーに米が無い、購入制限、値上げなどということがメディアに取り上げられました。北杜市においてもJAの直売所やスーパーから米が無くなることがありました。

▲10月下旬には寒さが本格化。

今まで当たり前のように買えたものが、ある日突然に買えなくなる。お米以外にも、パン、うどん、パスタなど食べるもの多々あるのですが、不安になってしまう。日本人はやっぱり米なのか。今年は、例年以上に新米が恋しくなっている自分がいます。

お米と同じように今年の収穫が気になっているのがリンゴです。

▲北杜市の隣は長野県。リンゴが恋しい季節。

わが家は季節になると毎日リンゴが食べたいというリンゴ好き。ふるさと納税を利用したり、隣の長野県まで足を延ばして、割安なものを箱買いしてきました。

ただ昨年はどこに行っても、箱売りしているのは贈答用の高価のもの、割安なものは売っておらず、袋売りがちらほらあるばかり。その内、ふるさと納税で申し込んでいたリンゴが発送出来ないと連絡がありました。そこで初めて、不作、それも全国的なものであること知りました。

今年のリンゴの収穫はいかがでしょうか。北杜市に移住してからは、野菜でも果物でも、旬のものが美味しくて安いという感覚が強くなり、それらが出回る季節が楽しみになっている自分がいます。

食べ物によって季節を感じる。今年はリンゴを沢山食べられる冬となれば良いのですが。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

北海道◆弟子屈町/ふるさと納税は10月までに!【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年9月22日

▲限られた流通しかなかった「幻の摩周メロン」も返礼品に。

平成20年から開始されたふるさと納税。総務省の発表によると、令和4年度の実績は約9,654億円で、前年の1,2倍と右肩上がりです。

全国1位は宮崎県・都城市の195億円、上位5市町村の中に北海道は3つも入ってました。

道東・弟子屈町も圏外とはいえ約45億円の受入があったそうで、地方交付税に頼った地方財政に大きな変革をもたらしていると言えます。

同時に都道府県別のふるさと納税利用率が、関連サイトに掲載されていました。1位の東京でも約22%、2位の神奈川以下は10人に2人も行っていないとの結果。「何となく難しい」、「面倒くさい」などが理由のようです。

たしかに支払いは手続きと同時に行うので、支払いの負担、例えば1万円払って3,000円のものを購入する印象も拭えません。

ただ、翌年支払う税金であり、2,000円の負担はあるとはいえ、市町村に対しお金の使い道を指示できたり、返礼品はもちろんのこと、ワンストップ特例を使えば確定申告など面倒な事務手続きが不要となり、紹介ポータルサイトを利用すれば驚くほど簡単になっています。

また、年収が多いほどメリットが大きい制度と言えるので、いつかは縮小や廃止も。今年の10月1日から市町村側に対してルールの厳格化があるので、利用者にしわ寄せも懸念されます。(※)

物価上昇を考えれば、必ず必要な食べ物などがオススメです。ネットで買い物ができる方であれば簡単にできるので、トライするなら9月中に是非!(本部 星野努)

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※10月1日からは、市町村の手数料・事務経費が寄附金額の5割に厳格化→手数料・事務経費に無駄使いがなければ返礼品に影響・・・

総務省/ふるさと納税の次期指定に向けた見直し
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zeimu04_02000113.html

岩手◆遠野市/遠野麦酒ZUMONA【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2023年9月13日

▲ 上閉伊酒造「遠野麦酒ZUMONA」左からアルト、ヴァイツェン、ゴールデンピルスナー。

梅雨が明け猛暑が続き、こう暑いとビールが飲みたくなります。夏に飲むビールはなんでこうも美味しいのでしょう。

最近個人的にハマっているのは某大手会社の「トリプル生」という生ビールです。こちらは口当たりが滑らかで飲みやすく、とても美味しいです。

スーパーへ行くたびに真新しいビールはないかとチェックしては色々と試していますが結局このビールに落ち着きます。

この雑誌のルーラルレポートのコーナーで遠野に移住された方が遠野の地ビールについて度々コラムを書いてくれています。

遠野市はホップ栽培の日本随一の生産地です。

遠野のビールは前々から気になっていたので先日、ショップ一番のおススメセットをネットで注文してみました。注文してからありがたくも2〜3日で届き、すぐに冷蔵庫で冷やしました。

その晩にまずは金賞を受賞した「ゴールデンピルスナー」を飲んでみました。ホップの良い香りがして喉越しが爽やかで飲みやすく、あっという間に1本を空けてしまいました。

翌晩には「ヴァイツェン」を。このビールはフルーティーな香りがして特に女性に人気がありそうです。

残念ながら「アルト」はまだ飲んでいませんがリピート間違いないでしょう。

遠野市のふるさと納税でも頼めますので気になる方はお試しください! (本部 井上美穂)

▲夏場のサッカー観戦とビールもまた乙なのです。(画像はイメージです)

東京◆本部/ワンストップ特例の申請ができるアプリ「IAM」【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2023年2月27日

▲2月は確定申告で大忙し・・・

ふるさと納税駆け込み派の私は例年納税してすぐにワンストップ特例の申請書を記入し返送をしています。これを忘れてしまうと自分で確定申告をしなければいけないので大変です。

▲「IAM」のアイコン。

いつも慌てて申請書を出していたのですが、今年はなんと納税した自治体が専用のアプリ「IAM(あいあむ)」(マイナンバーカードがお持ちの方限定)より申請手続きが出来ると書類に記載されていました。

早速「IAM」というアプリをダウンロードし、納税した自治体から届く書類のQRコードを読み取りました。

はじめにマイナンバーカードの4桁の暗証番号と英数字6文字以上の暗証番号を入力し、マイナンバーカードの上にスマホをかざして申請完了。アプリをダウンロードしてものの数分です。

これまでは書類に記載しマイナンバーカードのコピーと一緒に郵送していたので、手続きの速さに感動です。

残念ながら「IAM」を使用している自治体は約150自治体とまだ少ないのですが、今年度納税する自治体が「IAM」を取り入れていましたら使用してみてください。(本部 井上美穂)

東京◆本部/地方創生化から関係人口へ【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

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2021年8月16日

「地方創生化」とは「東京一極集中」の是正を促し、地方に人口を分散させようと、地方の人口減少に歯止めをかけるための政策ですが、移住に興味を持っている人でもいきなりの移住はハードルが高いので、段階的に移住を考えてもらいたい。と「関係人口」という言葉が新たに生まれました。

「関係人口」とはご当地の商品を購入したり、ふるさと納税で寄付をしたり、旅行に行ったり、プロモーションビデオを見たり一言でいえばその地域の「ファン」のことを指します。この関係人口と定義される人達がゆくゆくは移住に繋がればと政府は長い期間で考えているのです。

「関係人口」の1つの事例でクラウドファンティング型のふるさと納税があります。体験型の返礼品を通して寄付した自治体に実際に足を運び、その土地ならではのものを体感できるため、その自治体を好きになる人が多いのです。(返礼品は商品もあります)

このようにクラウドファンティングやふるさと納税が自治体の名前を知る1つのきっかけとなるので、知名度が低い自治体にとっては名前を知ってもらい現地に来てもらえる。まさに一石二鳥なのです。

10年後、20年後に関係人口と定義されている人々がどのくらい移住に繋がるのかはわかりませんが、移住へのハードルが緩和されれば今よりももっと移住者が増えるのかもしれません。(本部 井上 美穂)

本誌2015年12月号のラーバニスト訪問でも登場頂いた渡部見さん・ゆかりさん夫妻からDMを頂きました。長野県立科町の女神湖湖畔で「B & B sora」を開業、その後、ジビエ料理の加工場・居酒屋、そして「バンガロー・キャンプサイト焚き火hat」などを事業展開中の方です。

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このたび私たちの白樺林保全の活動が立科町で初の地域課題解決事業の対象事業として認定されたことを受けて、白樺林保全に関する寄付を募るガバメントクラウドファンディング(※)を始めることとなりました。

https://www.furusato-tax.jp/gcf/1246

※ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する㈱トラストバンクが提供する、クラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング®」期間は6/16より開始、9/13終了予定 目標額は125万円。ご覧いただければ幸いです。

信州白樺クラフト製作所(町の任意団体・代表渡部ゆかり 白樺の保護を図りながら間伐材による特産品作りに取り組み、昨年3月に8人で発足。現在約70人が会員登録中)