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東京◆本部/あえて東京を攻めない姿勢【本部スタッフ・ふるさと見聞録】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年5月23日

▲必要不可欠な社会インフラとして機能しているコンビニ(写真はイメージです)。

日本の現代人がほぼ毎日立ち寄ると言っても過言ではないコンビニエンスストアは、もはやただの小売業チェーン店に過ぎず、人々の生活基盤を支える必要不可欠な社会インフラとして機能しています。

各大手コンビニ各社は常にしのぎを削り、売り上げを伸ばすため近年では同じコンビニの店舗同士を隣接させて、互いに競わせるほど利益確保に勤しんでいます。

日本国内でも最盛期には200近いコンビニチェーンがあったそうですが、今では大手御三家への吸収合併が進み、ご当地限定の珍しいコンビニブランドも少なくなってきた中、果たして顧客満足度の高いコンビニとはどこなのでしょうか。その答えは北海道にあります。

▲セコマは店舗ごとに営業時間が異なっており、こういった常識に囚われない柔軟な営業形態も好感度の1つなのでは。

札幌市に本社を構えるコンビニチェーン「セイコーマート」は、オレンジの暖色系で統一された外装デザインが特徴な店舗で、道内179市町村のうち175市町村に出店済みという地域密着型な営業スタイルが強み。

他社では見られない地産地消を意識した独自商品や、かつて会社の出自が酒屋だったことから、ワインの種類豊富さには目を見張るものがあります。

そんな通称「セコマ」は全1177店舗中、1080店舗も北海道が占めていることもあり、しばしば道内限定コンビニと誤解されがちですが、実は埼玉県と茨城県に100店舗弱営業しています。茨城県内は車で走っているとそこそこ見かけますが、わずか9店舗しかない埼玉県内は、狙って通らないとまず見かけることは難しいでしょう。

ならばもうすぐ東京都内にも出店するのでは?と期待もされがちですが、当の運営会社としてはその構想は更々考えていない模様。

それもそのはずで、セコマにはそのユニークな営業形態からファンも多く、最寄りのコンビニに目を向けず、わざわざ車を数十キロ走らせて訪れるファンも多いとか(自己紹介)。

だからこそ競争の激しい都内に出店すれば、セコマのアイデンティティが薄れてしまう要因にもなるので、むしろ都内出店を願わないファンもいるほど。この点については静岡県限定の某ハンバーグチェーン店も、自社工場からの輸送時間を考慮した鮮度維持を理由として、他県出店計画が現時点でありません。

他社の二番煎じをしたところで、結果的にはオリジナリティが消えてしまい同業他社に敗れてしまうのは、何もコンビニ業界だけに限った話ではありません。

▲企業独自のオリジナリティを見つけるのは面白そうですね。

英語のmust(マスト)は「〜ねばならない」という意味で使われる機会が多いですが、○○で無ければ買うことが出来ない、○○で無ければ買う意味がない、というのは裏を返せばそのブランドが確実に顧客の信用を得ている裏返しであると読み取れます。

人の多い東京で勝負しなくても、わざわざ東京からお客様が足を運んできてくださるという点では、田舎物件という商材で勝負している弊社と案外似た者同士だと思います。

新型コロナウイルスの感染拡大から、政府は「ウィズコロナ政策」を打ち出し、感染もかなり収束してきましたが、依然として地方の人口減少・少子高齢化問題は一向に歯止めが効きません。

なかなか明るい話題のない日本社会において、私は「マストブアイデンティティ」で企業存続を図っていく時代が、より一層到来するものと予想しています。(本部 高橋瑞希)

群馬◆黒保根町/地域活性化の兆し【桐生くろほね・花咲爺日誌】

この記事の投稿者: 群馬・黒保根案内人/小林 峯司

2024年1月31日

▲人口減少の波に直面する農村部に明るいニュースが!!

新春を迎えましたが、戦争や震災等の暗いニュースが続く中ですが私達地域のホットニュースを紹介してみたいと思います。

私の在住地は群馬県・赤城山の東麓に位置する桐生市黒保根町(合併前黒保根村)の水沼地区にあります。

明治の初期、この地の名主、星野長太郎氏が製糸会社を興し、その製糸をアメリカに直輸出をするなど製糸産業の先覚者が地域を支え、群馬県の二番小学校を水沼に設立するなどの功績も残され繁栄の時代もありました。

やがて高度経済成長期から都市中心型の社会へと時代が変遷し、特に産業の少ない農村部は過疎化が進み人口減少と高齢化の波にこの地域も直面しています。

▲巷で話題のキャンプやグランピング(イラストはイメージです)

こんな中、最近の明るい話題の一つは『築地銀だこ』で有名な地元企業が新会社を興し、水沼駅周辺の自然の環境を生かして炭火で焼いてインドアで楽しむ『炭テラスとカフェテラス』を昨年9月にオープンさせ、現在グランピングやサウナ施設も5月の開業に向け建設中です。

この地域の活性化を目指すビッグニュースに地元では官民挙げ応援しています。

渡良瀬渓谷鉄道水沼駅周辺は早春から各種の桜、続いて花桃・アジサイ等沿線がまさに花街道に一変します。

更に、この大型観光スポットが誕生し水沼温泉施設の再活用の話題も加わり地域には明るい兆しも見えてきました。(群馬黒保根案内人 小林 峯司)

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SUMI TERRACE 森のヴィレッジ(公式ホームページより引用)
スミテラスBBG水沼
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(平日)10:30~17:00(17:00以降については要予約。お電話にてお問合せ下さい)
(土日祝)10:00~20:00
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森のカフェテラス『シカモア カフェテラス』
・営業時間
(平日)10:00~17:00
(土日祝)9:00~18:00
・定休日 火曜日 ※ 火曜日が祝日の場合は営業致します。