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福島◆南会津町/おらげ(我が家)の春夏秋冬だべ!【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】 

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2025年3月15日

▲南会津での1年を振り返る(画像はイメージです)。

ミイラ取りだった私がミイラになって、間もなく1年が経とうとしています。

今回は移住してから春夏秋冬を体現しましたので、ちょっと感じたことを!

昨年の春に移住して「ふるさと情報館」の仕事をやりつつ、趣味の農業を再開しました。

自宅脇の畑は長年に渡り耕作放棄地だったため、耕すのも一苦労でしたが、栃木県小山市の知人の力をお借りし何とか開墾しました。

春は周辺のワラビやフキ、タラの芽を採り楽しませて頂き、料理の腕も上がりました。

夏は世間では猛暑騒ぎでしたが、私が住む家ではエアコン使用はゼロ。唯一我が家の猫様の部屋だけは使用しておりました。夏前に裏庭に完成(手作り)したデッキとピザ窯は大活躍で、コーヒーを飲んだりピザを食べたり最高の場所でした。

秋は収穫。春に蒔いた野菜の種や苗が順調に育ち、無農薬・無肥料のわりには順調に育ち、近所の方々や知人、弊社物件を内見されたお客様にお裾分けするほどでした。あと南会津の紅葉は別格で、お客様の中には紅葉の素晴らしさに惚れて、移住決断された方もいらっしゃる程です。

▲南会津の冬の様子。

さて冬ですが、寒いとだけ言わせて頂きます。多くを語ると移住決断の妨げになりそうなので控えますね。

でも、完璧より不完全でも良いじゃないですか!それもまた人生。人生楽ありゃ苦もあるさぁ♪ってね。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

福島◆南会津町/作物獣害だべ!!【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】 

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2025年1月13日

▲昨年の主な獣害例。

私は昨年四月に南会津町に移住しまして、「ふるさと情報館」の仕事と好きな農業(畑)をして日々過ごしております。

四月に来て耕作放棄地だったところをパートナーさんや栃木県の知人と耕し畑へと変えていき、約三十種類の作物を栽培しいずれも順調に育ち始めていた矢先に思わぬ敵が!!

集落の長老に奴らの存在は聞いてはいたもののまさかの被害でした。

移住初年度はどちらかというと此処の土壌に合う野菜は何かな?という感じで、試作的な感じで少量多品種にして、本格的な栽培は本年からの予定。

そんな中の夏場にはトマト、ナス、各種葉物、さつま芋の葉はよく食害されましたね。

冬野菜は大根、白菜などは綺麗に・・・。

ネットを張ったり色々策を講じましたが私の完敗でした。

対策しても奴らはその上を行くので賢いです。私がダメな噂も??

▲無農薬、無肥料で作った野菜。

結果、我々は残った部分を食べるしかないという逆転現象ですよ。

でも夏野菜・冬野菜いずれも本当に美味しかったです。

菌ちゃん農法最高でした。

農薬や肥料を使わなくても美味しい野菜が出来るんです。皆様に是非オススメします。

さて、その獣の正体は猿、猪、鹿なのは確認しているので、対策はご存じの「電気柵」にします。

ちなみに干し柿も半分猿の被害に。

放棄地を春先にまた開墾するので、終わったころに設置しまた奴らとの闘いですよ。

初年度は完敗しましたが今度リベンジだべ!(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

福島南◆南会津町/ミイラのその後・・・③【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2024年8月20日

▲自宅の梅。

趣味で始めた農業(野菜・果実)ですが、ついに奴らが何の前触れもなく突然やってきました!

それは村内で話には聞いていた「獣」です。

噂で猪・猿・鹿が出て作物の食害があると聞いてはいましたがまさか自分が被害に合うとは・・・。

近所の爺ちゃんの話では「あぁ、その足跡は猿だべ」とのこと。

間もなく収穫かな?と思っていた矢先に葉物2種類を上半分の柔らかくて美味しい部分を綺麗に食べて行きましたよ。

まぁ、奴らも生きていくのに必死でしょうから仕方ありませんけどね。

今頃家族か集団で「新しく来た奴が作った葉っぱ案外美味かったよな」なんて話してるかも。

▲彼らも生きるのに必死だが・・・(画像はイメージです)

さて、そこでやられっぱなしでは面白くないので近所の先輩農業従事者に相談したところ、「町で獣害対策費用の補助金があるから役場に相談してみっせ?」とアドバイスを頂き、早速役場に相談したところ、しっかり対応してもらい、近日中にはフェンス+電気柵を導入することになりました。

それなりに費用は掛かりますが補助金が出るので大変助かります。

その様なわけで獣害がありましたが、これは福島県に限ったことではなく全国的なことですので間違いのないようお願い致します。

南会津に移住される方で農業に興味のある方は是非相談して下さい。

間もなく夏本番になりますが、この先冬を向かえる前に一軒でも多く物件探しに力を入れて南会津に移住を考えてもらえるよう頑張りたいと思います。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

・2024年5月号掲載『ミイラ取りがミイラにI?』はこちらから
・2024年6月号掲載『ミイラのその後・・・』はこちらから
・2024年7月号掲載『ミイラのその後・・・②』はこちらから

福島◆南会津町/ミイラのその後・・・!?②【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2024年7月18日

▲庭に設置した自作のデッキ。

移住して2ヶ月が経過しましたが、集落の方々の温かさにいつも助けられております。

本当の家族のように接して頂き、顔を合わせる度に「お茶でも飲んでけ〜」です。

お言葉に甘えてお邪魔すると、お茶菓子と漬物攻撃であえなく撃沈です。

婆ちゃんの作る漬物がこれまた美味いんですよ!

私の作り過ぎた天婦羅なんかを近所にお裾分けに行くと「ビールでも飲んでけ〜」てな感じです。

私も空いた時間に農業を多少やっておりますが、爺ちゃん婆ちゃんから得られる情報は、地元の内容だけに書籍やネットより正確で本当に役に立っております。

さて、その畑ですが、敷地内にある畑と近隣で耕作放棄地になっている土地を切り開いて作った畑の2ヶ所で色々な作物を栽培しており、野菜はジャガイモ・サツマイモ・ネギ・レタス・人参・かぼちゃ・春菊、他諸々。

果実は最初からある梅の他にキウイフルーツ・イチジク・ブルーベリーを植えてみました。

▲手作りのフキ佃煮。

そういえば近隣に、ワラビ・タラの芽・フキ・コシアブラなんかは普通に採ることが可能で、山菜好きにはたまらない土地ですよ!

仕事面では、私が内見案内し成約されたお客様が立ち寄られた際に、改めて情報交換させて頂いております。

南会津地域は物件的には宝の山で、魅力のある物件がまだまだあり、売却依頼も多いことから整理するのが大変な状況ですが、1軒でも多く探し出し、情報誌掲載後に皆様に見て頂きたいと、日々活動しております。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

▲ミイラ取りがミイラになったお話の続きでした。

※2024年5月号掲載『ミイラ取りがミイラに』はこちらから
2024年6月号掲載『ミイラのその後・・・!?』はこちらから

栃木◆那須/力を合わせた田植えと赤空豆のプレゼント【高久の里山日記・リターンズ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2018年7月13日

さぁ~三世代で孫田の田植です。あと何年できるかな?

5月6日 孫田?の田植え

数年前から事務所脇の3aの小さな田んぼを浦和に住む長女家族に開放し、田植えと稲刈りを孫娘達に体験させています。孫娘達も大きくなり(ことみ高2、きなり小6)、それぞれの都合で昨夜帰省し、今朝は8時から田植えが始まりました。次女きなりは、今まで苗運びや端っこの一列だけとちょっとずつ慣れるための参加でしたが、今年は6年生になったので、いよいよ田んぼの中にデビューです。

皆で一列に並び、田んぼの中へ入る前になると「やっぱりお母さんの側がいい~」とすぐ横に入って植え始めました。何とか皆にくっついて頑張っていたが30分もたたないうちに「何やってんのよ~?」と田んぼの中からお母さんのいつもの声? が飛んできました。どうしたの?と聞くと、ちょっとでも楽に植えられるようにと、分けた苗を前方に株間をとってポンポンと投げ配りそれを植えるという「きなり式田植法?」を考えたとか・・・。努力が苦手のきなりらしいな~と思いました。

その後も「ウワーッ!」と叫ぶので何事かと見ると、泥に吸い付いた長靴を田んぼの中に残し、足だけ抜けてしまったとかで、横にいるお母さんに纏わり付いています。どうも飽きたらしい。何だかんだ言いながら1時間30分くらいで田植えは終わり、頑張ったご褒美のおやつにアイスクリームを出すと、大喜びで食べ始めました。

努力が苦手なきなりは、楽に植える方法を常に考えています。

食べながら「この田んぼでお米どの位とれるの?」ときなりに聞かれたので「お米の袋(30㎏)で4個くらいかな~」というと、娘は「え~っ!家で食べるお米の半年分だよ~!」といって驚いていた。私はそれを聞いて「この小さい田んぼで1年分あると思っていたのかよ~!」と思いましたが、余計なことは言わず黙っていました。家族全員ご飯大好きで食べ盛りの子供のいる家の米の消費量は健康のバロメーターのようで、張り合いがあり嬉しいです(炭水化物をお腹いっぱい食べられて羨ましい)。

5月13日 我が家の田植え

農家の後継者不足はどこも同じで、私達の地域でもほとんどの家が大きな機械を持っている人に農作業を委託しています。我が家でも田植えと稲刈りの作業は知り合いにお願いしています。今年もこちらへ移住された4人の方に苗運びと空箱洗いの応援をいただいて無事終了しました。

我が家の耕作面積は1・6haで、そのうち30aを皆さんの力をお借りしてはさ掛けのおいしい自然乾燥米を作っています。夜はお手伝いいただいた方達と早苗振(※さなぶり)のまねごとで豊作を祈りました。赤空豆 コンニャク作りイベント(昨年11月)の時、船橋から参加された女性から赤い空豆の種をいただきました。

大型田植機に苗をのせるお手伝いです。

秋蒔きの野菜は早目に蒔かないと、発芽しても霜柱に持ち上げられ空っ風に吹き飛ばされてどこかに行ってしまうのが関の山と思いながらもすぐ蒔きました。今までに空豆を作ったことがなくちょっと不安でしたが、本格的な寒さが来る前に発芽して雪の日や凍てつくような厳しい冬を無事乗り越えることができました。春になると急に生育状態が良くなり、可愛い花が咲き、グリーンの莢さやがつき、日毎膨らみもうすぐ収穫できそうです。

初めて作った赤空豆。いっぱい収穫できました。

3月末の「味噌作りイベント」に来られたので赤空豆の畑を見てもらうと、あまりにも貧弱でかわいそうと思ったのか、5月の連休に赤空豆の詰まった莢を沢山持って来てくれました。「生の赤空豆をご飯の中に入れて炊くとおいしいよ」と聞いたのでさっそく炊いてみました。炊き上がりを見てびっくり! まさにお赤飯そのものです。やわらかな甘み、ほっこりとした食感、ご飯にも豆の香りがほんのりとしていてとってもおいしい。赤空豆の豆ご飯を食べるたび「ハッピー」な気分になります。(那須店 高久 タケ子)

※早苗振り(さなぶり):昔は田植えが終わると水口(川から田へ水を引く口)に植えてある苗をとり束ねて神棚に上げ、田の神様に田植えの無事終了を報告して豊作を祈り、酒、魚のごちそうで祝った。

お赤飯のような赤空豆ご飯。食べるたびハッピーな気分になります。

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