来たる2023年5月27日、青森・秋田・岩手県内の在来線一部エリアで、Suica・PASMO等の交通系ICカードの利用が可能となります。
利用可能区間は青森エリアが青森駅〜弘前駅、秋田エリアが和田駅・新屋駅〜秋田駅〜男鹿駅、岩手エリアが北上駅・新花巻駅〜花巻駅〜雫石駅となり、どれも新幹線発着駅を意識していることから、従来からSuicaの利用が出来る新幹線タッチアンドゴーサービスとの乗換利便性の向上を図っているものと思われます。
これによりJR東日本管内の在来線は、全ての県でSuicaが利用出来るようになります(なお山形県は山形駅と作並駅のみ)。
全体的にまだまだ利用出来ない区間は多いですが、北東北にお住まいの方にとって、チケットレス文化が浸透することは大きな技術革新となるでしょう。
なおこれで全国の鉄道路線において、46都道府県で交通系対応となり、2000年のサービス開始から23年で、ついにここまで来たかとしみじみ思います。
ところで全国で残り1県だけ、交通系ICカードの利用開始予定のない都道府県があります。それどころか47都道府県で唯一(広義的な意味で)電車が走っていない県でもあります。沖縄県ではありません。時間のある方は是非調べてみてください。すだちって美味しいですよね。(本部 高橋瑞希)