▲冬の星座から春の星座へと季節が進む。(画像はイメージです)
春が遅い八ヶ岳南麓ですが5月となれば凛とした冬の空気から水温む春のやわらかな空気へ。
天空の暦もまた気がつけば冬の星座から春の星座へと季節が進んでいきます。
春の星で代表的なのは、おとめ座の『スピヵ』とうしかい座の『アルクトゥルス』。
各々明るい一等星で日本では色の違いから『真珠星』、『珊瑚星』などといわれてきました。
アルクトゥルスは夕方に天高く輝く頃が麦の収穫時期にあたるため『麦星』という呼び名もあります。
またおとめ座の星座絵には麦の穂を持った農業の女神が描かれており、麦つながりからか二つの星は『春の夫婦星』と呼ばれることも。
そんな夫婦星が天空高く輝く頃、地上でもいよいよの農業シーズンに入ります。
野良仕事を終えて夕方宙を見上げるとそこには仲良し夫婦星。
天と地と離れているようでも、農でつながる春の星…
一日の終わりにしばし星を眺めてみませんか☆(八ヶ岳事務所 安江 美香)