▲小学校の面影を残す里の駅小国。
春、新生活が始まる季節。
地域で育った若者たちが就職や進学などで社会へ活躍の場を広げていく時期なのですが、それと同時に地域から都市部への人材流出が進む時期でもあります。
近年の児童数の減少により、地域の小中学校、さらには高校までもが統合や廃校を余儀なくされています。
使われなくなった母校、空っぽになった校舎、大きな空き家とも言えるこの問題を解決しようと、全国で様々な取り組みがなされています。
その立地や生活を活かした公共施設としての利用をはじめ、資料館やイベント会場、高知県室戸市の小学校はなんと廃校水族館として生まれ変わりニュースになっていました。
過疎化先進地域の岩手県にも多くの廃校利活用の動きがあるのですが、今回は遠野市のお隣の宮古市にある「里の駅おぐに」を紹介いたします。
この施設は旧宮古市立小国小学校の校舎を改修し、令和元年7月に交流促進施設としてオープンしました。
産直や食堂などがある他、トイレは24時間利用可能で、また遠野市と宮古市を結ぶ国道340号線沿いにあるため、道の駅と認識している方も多いようです。
▲元は職員室?お蕎麦が売りの食堂。
一番オススメしたいポイントは食堂。
懐かしの机と椅子は高学年の児童たちが使っていた物でしょうか?着席し頂いたお蕎麦は、とてもとても美味でした。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)
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里の駅おぐに(宮古市公式ホームページより引用)
・所在地
〒028-2422 宮古市小国第9地割81番地1
・利用時間
午前9時から午後5時まで(変更になる場合があります。)
※トイレは24時間利用可能です。