▲船から見た青々とした荒川。
先日、秩父郡長瀞町で気になっていた「長瀞ライン下り」を体験しに行きました。仕事では秩父に何度か訪れた事がある私ですが、プライベートで遊びに行くのは初めてです。
長瀞駅からお土産店が立ち並ぶ「長瀞岩畳商店街」を抜けると、そこに見えるのが長瀞ライン下りの発着点です。突如として現れる荒川や岩畳の姿は、非常に美しく迫力満点でした。
長瀞ライン下りは大正4年にはじまり、100年以上の歴史を持つそうです。当初は人を乗せる目的ではなく、東京まで木を運ぶために始まったそうです。
ライフジャケットを着用し、いざ舟に乗りドキドキの15分間の始まりです。20人程のお客様を乗せ、勢いよく川を下って行きます。
船頭さんが竿と呼ばれる棒で水中の岩を突いて前進します。ひたすら力を込めて突くだけではダメらしく、突きどころが大事だそうで、どこの岩をどのタイミングで、どう突くかを何度も川を下る中で徐々にコツを掴んでいくそうです。
途中で岩に当たりそうになり危ない!っと思いびっくりしたのですが、そこは数センチの擦れ擦れで岩にはぶつからない。計算された船頭さんのプロの業を見れて感動しました。
岩畳や周りの木々に囲まれながら、大自然を満喫できるラインくだりでは、魚や亀やカモなど様々な生き物も見れて癒やされます。
これから紅葉の季節になり美しい秋の季節が見れるそうです。皆さんも長瀞町に訪れた際は周りの景色を楽しみながら青々とした空間が魅力の長瀞でラインくだりを体験してみてはいかがでしょうか。(本部 浅見修光)