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東京◆本部/情報の民主化とリスキリング【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年1月28日

▲「情報の民主化」。生成AIで作成.

「日本に情報の民主化が起きた」

ある著名人が口にしていた。石炭から石油、蒸気機関車から車に変わった産業革命のように、IT革命の本質を突いた言葉に思う。

誰でも有益な情報が得られ、もちろん知らなくていい情報やフィルターバブルの問題もあるが、今更ポケベル時代に戻りたいとも。

先日、新潟の旧山古志村のニュースを見た。中越地震を乗り越えるも、直面する過疎問題は日本全国どこも同じ。人口800人の小さな村が挑戦したのは新しい技術・NFTによる「デジタル村民」の誕生だ。

もともと山古志は錦鯉の養殖が盛んな所で、誌面の都合上詳細は割愛するが、自分たちの強みで未来をつくる努力を始めている。

本誌でも紹介したが、ファミレスなどで当たり前になった配膳ロボットも、運用は地方の方が早かった。

著名なマーケターが沖縄北部で新事業を仕掛けたり、確かにサッカー球団の企業名も地方名を冠するなど、新しい事業には地方・地域が必須キーワードに思う。

▲「錦鯉」の長谷川さんは50歳で王者に。

ふるさと情報館でも「東京都DX人材リスキリング支援事業」に応募、スタッフ2人と一緒に参加している。

50歳を目前に座学はツラいが、動画の閲覧は日常化できた。(吸収力の高い2人とは年齢差によるものなのか?)

DXとは単にデジタル化することでなく、社会の変容に対応し、そのためにデジタル技術やデータ活用を導入すること。焦っても仕方ない、少しずつ。(本部 星野努)

東京◆本部/時代の変化と配慮【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年1月24日

▲運転免許センターでの出来事。

先日、運転免許証の更新に行ってきました。

免許更新の手数料を支払う際、受付の方が「2年前からカードでのお支払いも可能です。」とキャッシュレス化への対応を教えてくれました。

講習室に入ると「マスクの着用は個人の判断になりました」との張り紙。また、講習中の禁止事項の張り紙には、飲み物を飲んではいけませんに、打ち消し線が引いてありました。

コロナ禍だった事、熱中症の事などの関係でこうなっているのかなと思いました。

講習中のビデオは、交通ルールなどの説明から始まり、終盤に車線はみ出しアラートや誤発進抑制機能など、最近の車に搭載する事ができる、安全措置・機能の紹介が流れていました。

▲変化に対応し、配慮を考える。(画像はイメージです)

講習後、警官より「更新した運転免許証をお渡しします。昔は名前を呼んでいましたが、お手元にある用紙に記載された3桁の番号でお呼びします。」と個人情報への配慮と思える渡し方に変わっていました。

3年前の更新時から色々と変わって驚きましたが、時代の変化に対応するという事は、配慮を考える事でもあると思いました。

今年も地方に車で伺います。時代の変化の配慮と、引き続き、安全運転・地域への配慮も忘れないようにします。今年もよろしくお願いします。(本部 角南辰彦)

山梨◆大月市/甲斐国の文明開化の礎【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年1月20日

▲当時としては珍しい洋風の煉瓦造で、登録有形文化財にも指定されている笹子隧道。

東京と山梨を最速で結ぶルートは、今も昔も甲州街道が最も直線的な通り道。

関東平野と甲府盆地の間には小仏峠と笹子峠と呼ばれる2つの難所があり、前者は峠を迂回して抜けることが可能だが、後者は全て険しい山々に囲まれているため、ここを通らずしての移動は現代でも不可能だ。

大月市笹子町はそんな峠を目前とした宿場町として栄えてきたが、東側の笹子と西側の初鹿野(現在の甲斐大和)を結ぶこの笹子峠は、急勾配や急曲線が続く難所であり、これまで江戸との往来を阻んできた原因になってきた。

そんな中で明治期になり鉄道が導入されると、この峠を一気にトンネルで通過する計画が持ち上がり、今から約120年前の1903年に約6年の歳月をかけて官営鉄道笹子トンネル(現在のJR中央本線下り線)が完成した。

全長4656mの長さは当時としては日本最長と呼ばれ、このトンネルが開通したことでこれまで徒歩で片道3~4日かかっていた東京⇔甲府は、わずか約6時間と大幅に短縮され山梨県の交通革命を迎えた。

その後道路側も1938年に笹子隧道(県道212号線)、1958年に新笹子隧道(国道20号線)、1966年に国鉄中央本線上り線の新笹子トンネル、1977年に中央自動車道笹子トンネル上下線がそれぞれ開通し、現在建設中のリニア中央新幹線の笹子トンネルを合わせると全部で7本となり、この地を往来する需要の高さを垣間見ることが出来たのでした。(本部 髙橋瑞希)

▲英語でトンネルは「tunnel」。(写真はイメージです)

北海道◆道東エリア/北海道はでっかいどう【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年1月10日

▲「北海道のサイズ」道の駅に置いてあったチラシ。

「北海道はでっかいどう」紅白歌合戦に初出場し、顔を出さず、圧倒的な歌唱力で人気のAdoさんが、旧ツイッター(現X)で呟いたのが一昨年の10月のこと。またたくまに拡散、気づけば約48万「いいね」を記録している(23年12月現在)。

昨年はたくさんの方に北海道の物件を契約頂き、何度も北海道に足を運ぶことができた。

北海道とひと口で言っても、実際は本誌でご紹介している弟子屈町を中心とした道東エリア

釧路市や網走市、世界遺産の斜里町や羅臼町など、道東だけでも右往左往、現地を走るとその広さ・大きさを痛感する。数多くの牛を襲ったアーバンベア「OSO18」も、ちょうど標茶町の契約の時にニュースで知り、東京人形町のジビエ料理で出されていたことにも驚く。

▲遊覧船より見た熊は動き鈍!

何度も訪れることになった斜里町ウトロ港も印象深い。重大な過失が認められる遊覧船の事故。仕事は違えど、業務に過信・驕りが無いのか自問する。

少しだけ勇気を振り絞って遊覧船に乗ってみた。知床の大自然、一瞬イルカの姿。船上から約50m、ゴロゴロする石の海岸に熊の姿、心なしか元気がないのが気にかかった。

まだまだ知らないことに気づく一年。今年も本誌を通じて皆さんと学べたらと思っている。(本部 星野努)

東京◆本部/今年も色々ありました!【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年12月30日

▲今年も残りわずかとなりました。

令和5年もあと一ヶ月。今年もたくさんのことがありました。

新型コロナが落ち着き、経済活動や景気の復調を感じ、出張エリアが広範囲になることもしばしば。久しぶりにラーバニスト訪問にも同行できました。

待ち合わせは20年以上前に取材で訪れた駅で、趣のある駅舎は変わりません。ただ駅前の馴染みあるお店が、すでに新たな店舗に変わり、大きなビジネスホテルが建っていて驚きました。

ライターさんと入った昔ながらのお店は、ご主人が体調を崩されて、一旦閉店したもののお客様から望まれて復活したというお店で、当日も所狭しとお客で賑わっていました。

打ち合わせが終わり、レジで精算・領収書をお願いすると、記載額がわずかに多いことに気づきました。

「合計額が違いませんか?」と私、「これでいいんですよ」とお店の方。なるほど、10月から導入されたインボイス制度は消費税明記と登録番号記載が必須。記載ができないお店は経費申請できないお店ということで敬遠される可能性があると聞く。

このようなサービスを受けたことは初めてだけに、なんともお店の方の心遣いが奥ゆかしくもあり、制度の歪みや心苦しさも感じた。

▲四谷界隈には趣スポット多数あり。

今の時代ではコンプライアンス違反、不当利得や横領と責められることもあるかもしれない。四谷の事務所に戻り、近くのお稲荷様に納め感謝とお礼の報告を行いました。(本部 星野努)

東京◆本部/『番所』という古民家【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年12月27日

「古民家」として区別される物件があります。一番多いのは農家住宅。比較的新しいものでは企業創業家(10月号津市の建物・12月現在契約中)なるものもあります。

▲高知県大豊町物件の外観

今回私が初めて出会い、売却依頼を頂きました古民家は「番所」というもの。本号12月号(20ページ)、高知県大豊町860万円です。

江戸時代の「天保の改革(一八四一年)」と同時期に行われた「藩政の改革」によって、(海や河川を含む)主要交通路の関所やお城などに設置され、自分達の領内の産物がむやみに他領へ流出していかないよう、通行人の監視、検査、徴税などを行っていました。

所謂、番人が詰めた検問所のようなところです。

その大豊町の番所は南斜面の高台で、近隣へ分け与えられるほどの豊富な清水の水源を持ち、長屋門を従えどっしり構える母屋の様相は、有力者の邸宅であることは一目瞭然、環境も含め文化財級の価値があります。

前面道路は町道ですが、登記名義人は現在もオーナーです。

中央の式台から向かって左側の座敷には、オーナーも小さい頃はあまり入らせてもらえず、普段は右側の続き間で生活していたそうです。

現在の状態は明治30年の改築。そこから計算しても126年が経過!ご興味を持たれた方は気合を入れてご見学にお越し下さい。滅多にお目にかかれない番所という建物。都会の喧騒を忘れてしまう天空の眺めです。(本部高知担当 金澤和宏)

千葉◆君津市/アイコンや背景画像等で見る、話題の洞窟【本部スタッフ・地方出張余話】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年12月23日

▲洞窟内に亀に似た岩がある。

千葉県君津市笹にある清水渓流広場。

駐車場から、木々に囲まれた遊歩道を約5分歩くと亀岩の洞窟に到着することができます。

亀岩の洞窟は、実は人工的に掘られたものであり、1660年頃に、大きな川をショートカットする目的で作られたようです。

最大の魅力は、豊かな自然に囲まれた幻想的な光景、季節や時間帯によって異なる景色を楽しめます。

洞窟から射し込む光が水面に反射してハート形のシルエットを映し出すことで、ここ数年SNSなどで話題となっています。

しかし、ハート形のシルエットが見られるのは限られた条件下であり、3月と9月の早朝7時半頃までの晴天の日に限られるようです。

私が訪れたのは10月の9時でした。ハート型のシルエットを見ることは出来ませんでしたが、十分見応えがある風景でした。

▲房総スカイラインから見える看板。

清水渓流広場は、新緑、ホタル、紅葉と四季折々の魅力を楽しめる場所でもあります。一度訪れてみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)※君津市公式ホームページより引用

清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)は、洞窟に差し込む朝日がスポットライトのように岩肌と川面を照らし、ハートの形を作り出す幻想的なスポットとして、インターネットを中心に多数のメディアで注目されています。
※崩落の危険がある一部の区域については立入禁止となっておりますのでご注意ください。

・所在地:千葉県君津市笹1954
・アクセス
 電車:JR久留里線上総亀山駅よりタクシーで約15分
 自動車:君津ICより約38分
    木更津東ICより約33分
・駐車場
 第一駐車場:26台+障がい者用2台
 第二駐車場:20台
 第三駐車場:約80台

山形◆山形市/ラーメン大好き県民さん【本部スタッフ・地方出張余話】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年12月21日

▲「山ラー」加盟店は今では126店舗にも増えました。

歴史を紐解くと中国が発祥のラーメンが日本の国民食と呼ばれるようになり、もう何十年と年月が経過していることでしょうか。

一口にラーメンと言っても、北は旭川から南は鹿児島まで様々なご当地ラーメンが存在するように、生まれ育った環境によっては人それぞれ故郷の味もまた変わってくると思います。

ラーメンをこよなく愛する私は、これまで仕事・趣味柄様々な地域のラーメンを食べ歩いてきましたが、未だに日本一美味しいと自信を持って言えるお店はありません。

ただ話は逸れて、日本一ラーメンが好きな地域・県民はどこなのかと問われると、個人的には山形県民なのではないかと思います。

大まかに置賜・村山・最上・庄内地方と4つのエリアに分かれる山形県も、それぞれご当地ラーメンがあり、有名店ともなると連休になるといつも長蛇の列が発生しています。

ただそれだけだと他県と遜色ありませんが、なんと山形市は一般家庭のラーメンにおける外食費支出額が日本一であり、2021年だけ僅かの金額差で新潟市に首位の座を譲った以外は、長期にわたり一位の座を不動のものとしています。

2022年に再度一位奪還したのをきっかけに、2023年2月に山形市ではラーメン消費量日本一、ラーメンの聖地「山ラー」と称し、地域活性化に繋げようという試みも出るほどの勢いがあります。

▲龍上海の辛みそラーメンは、赤湯本店より米沢店が空いていておすすめです

私が以前お会いした山形県出身の方に、その真偽を確認するためラーメンについて尋ねたところ、曰く外食といえば一般的にラーメンの他にうどん・そば・カレー・中華・寿司・焼肉など選択肢はいくらでもありますが、山形県民にとって外食=ラーメンという驚きの方程式が出来上がっているほど、県民レベルで熱狂的なラーメン好きなんだと再認識させられました。

また山形のそば屋さんには鳥中華という、中華麺×そばつゆというご当地グルメも存在するほど。これはラーメン消費量日本一も納得の熱愛っぷりです。

仕事で山形の街中を車で走っていると、確かに他県よりラーメン屋さんの店舗数が比較的多い気もあり、お昼や夕飯時になるとどこのラーメン屋さんも賑わっているのを見ると、山形県民のラーメンへ対する熱い想いにも納得出来ます。

夏は暑く冬は寒い内陸性気候の山形市では、冬の需要はあっても夏はどこもガラガラなのでは?と思う他県民もいらっしゃるとは思いますが、そこもしっかり対策済み。山形市は全国でも珍しい冷やしラーメンの発祥地でもあり、ラーメンに氷が入っている光景はまさに珍百景そのもの。

いつでも美味しいラーメンを楽しめる山形県が、ラーメン好きの皆様のお越しをお待ちしております。(本部 髙橋瑞希)