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東京◆本部/4号特例が変わります【本部スタッフ・不動産まめ知識】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年1月19日

本誌でも数多く掲載されている「都市計画区域外」の物件。

住宅を建築する際に、今までは県の指定や条例が無ければ、原則建築確認申請は省略できましたが、今年の4月施行から全国的に大きな変化があるようです。

今までの一般木造住宅は4号建築物に分類、建築確認申請を行わなくて済みましたが、この4号の分類が無くなります。

ざっくり言えば、2階建ては必ず建築確認を要し、200㎡(約60坪)を超える平屋も必要で、それ以下の平屋のみ今まで通り不要のようです。

特例が縮小される背景は、住宅の省エネ化や安全性向上のため。

これまで審査対象外だった項目が新たに審査されることになりますので、対象地域で建築計画や大規模なリフォームを計画中の方はご留意を。(本部 星野努)

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建築確認・検査の対象となる建築物の規模等の見直し
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/r4kaisei_kijunhou0001.html

千葉◆館山市/歴史と自然を楽しむスポット【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2025年1月16日

▲どの角度から撮っても絵になる、白壁が美しい館山城。

千葉県館山市は、温暖な気候と美しい自然に恵まれた南房総の街です。

海と山に囲まれ、豊かな海産物や新鮮な野菜が楽しめるほか、歴史ある名所や観光スポットも充実しています。

中世の頃には、戦国武将里見氏がこの地を治めていました。

滝沢(曲亭きょくてい馬琴ばきん作の「南総里見八犬伝」の舞台になったこの地には、今でも里見氏の史跡の数々や八犬伝のロマンが香る史跡が残されています。

里見義頼によって築城された館山城は、美しい城郭と豊かな自然が融合した癒しのスポットです。

山の頂上に建つ館山城からは、館山市街や太平洋を一望でき、四季折々の風景を楽しめます。

特に春は桜が咲き誇り、ピクニックや写真撮影にぴったりです。

▲園内。子どもたちがのびのびと遊べる遊具。

また、城の周辺に広がる城山公園では、散策を楽しみながら心地よい風を感じることができます。

歴史好きにも、自然を楽しみたい方にもおすすめのスポット、館山の文化や歴史に触れる街に移住してみませんか。(本部 角南辰彦)

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館山城・城山公園(公式ホームページより引用)
花の公園としても親しまれ1~3月中旬に咲く約200本の「梅」春には1200本の「椿」や約500本の「桜」、4月には6400本のツツジと季節の花々が美しく咲き誇ります。
『万葉の径』では万葉集で詠まれた四季折々に花咲く植物が皆様の目を楽しませてくれます。
日本庭園の茶室『雁月庵』では、茶道・華道・短歌会・俳句会などの文化活動の場としてご利用できます。

館山城
・開館時間:9:00~16:45(最終入館16:30) ※休館日は公式ホームページよりご確認ください。

城山公園
・所在地:〒294-0036 千葉県館山市館山362番
・管理事務所営業時間:9:00~17:00まで営業

・アクセス
【高速道】富津館山道路 富浦インターチェンジから、国道127号経由8km。
【路線バス】JR館山駅東口ロータリーに乗り場があります。

東京◆本部/家財道具のお引渡し【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年12月28日

▲古民家では家財がたくさん残っているものがある。

「引渡しはこの仏壇だけ片付ける、という条件でお願いします」と売主さんから依頼されました。

その物件は築100年近くの古民家。

田舎暮らし物件には、代々何十年と暮らしを営まれていた住宅があります。

それを自身の代で売却するのはとても大きな敬意が払われるべきことです。

時には、そこには家と同様に代々受け継がれてきた家財があります。

本来、不動産とは土地と建物のことで家財道具は含まれず、通常の売買では家財道具は撤去します。

業者に依頼すれば処分は簡単でしょうが、遠方にいたり、その量がとても多かったりすると費用面でも難しいことがあります。

家の中のみならず、納屋や蔵にもたくさんの物や農具、または車、機械などが置いてあることがあります。

買側にとっては全く不要なものであっても、家主(売主)にとってはその一つ一つに思い出が詰まっており、自分での処分は気が進まないこともあります。

▲物件によっては農機具が置いてあることがあります。

このような物件は、それらの道具も含めた現状渡しを売出し条件にすることがあります。

言わば、買主がそれらを含めて買い受けた後、引き続き使うなり、処分するということです。

気に入った物件に家財があった時それらをどうするのか。

双方の言い分を明確にし、トラブルのない引渡しを行いたいものです。

因みに、冒頭の物件は、買主さんから「仏壇も置いて行って良いです(勿論、魂抜きはしました)」と申し出があり、そのように売買が成立致しました。(本部 金澤和宏)

東京◆本部/深層心理にある田舎アイテム【本部スタッフ・ご当地ローカル発見伝】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年12月25日

▲見たことはあるけど、何の看板かよく知らない。それだけでもイメージ戦略としては成功していると思いませんか?

突然ですが、田舎といえばまず連想されるものは何でしょう。

美味しい空気、緑の多い豊かな自然、虫の声や川のせせらぎ等、視覚・聴覚・嗅覚の面から人は過去の記憶に遡って、これと言えばThe・田舎といった要素があると思います。

日本人の心の中には、人生で一度も田舎で暮らしたことがない人でも、これこそ田舎といった光景を瞬時に想像出来るのは、日本人の脳内に標準装備された一種の才能だと考えています。

さてそんな中である一定の年齢層の人には、人生どこかで見た記憶はあるものの、固有名詞や具体的な内容が思い出せない、所謂深層心理にある田舎アイテムがあると思います。

それはズバリ、今回取り上げる「マルフク」の赤い看板もその中の1つではないでしょうか。

株式会社マルフクとは、2002年まで電話加入権を担保に少額融資を行っていた貸金業者で、まだインターネットが普及する以前の1980年代全盛期には、日本全国至る所の田舎にこの赤い広告が約50万枚は存在したとか。

広告ということは自販機と同じで年間いくらかの収入が得られるはずですが、現在この会社自体が貸金業を廃業しているため、少なくとも20年以上は広告主を失い全国で放置され続け今に至るわけです。

▲福島県“ 昭和” 村の旧喰くい丸まる小学校。この手の“ 昭和” 木造校舎は、全く自分の世代ではないため親しみはないですが、何故か懐かしさだけは感じることが出来ます。これって前世の記憶なのでしょうか?

これだけ携帯電話が普及している現代においては、電話加入権なるものがほぼ無価値に思えるものの、昭和中期にはテレビやラジオが貴重な娯楽の一つだったのと同様に、固定電話や葉書も当時としては数少ない通信手段の一つ。

日本の敗戦後、焼け野原となった全国各地において、逼迫する住宅需要に対して供給量が全く追いついていなかった事情から、1990年のバブル景気終盤をピークとして多くの家屋が建築されました(その結果として戦後スギの植林が開始されたものの、円高による安価な外国産木材の輸入や、建築資材の変化等により全国各地で手入れされていないスギが大量に放置され、日本人の4人に1人は患者とされる昨今のスギ花粉問題に繋がってきています)。

しかし2024年現在では、全国に世帯主を失った空き家が約900万戸あるとされ、不動産の担保価値も電話加入権と同様にその位置付けが大きく変わってきたように感じます。

例えば東京のJR中央線最寄り駅から徒歩圏内の新築戸建住宅の最低価格が1億数千万円〜と、絶賛失われた30年真っ只中で可処分所得が一向に上がらない中、夫婦共働き・ペアローン・フラット50という三拍子がもはや当たり前になっている東京の新築事情とは打って変わり、地方の空き家はもはやタダでもいいから手放したいという、上記の実情と比較して信じられないような声が実際にいくつも寄せられており、つくづくモノの価値とは需要と供給の絶妙なバランスから成り立っているものと痛感させられます。

だからこそ、田舎で色褪せた赤いマルフクの看板を見かけると、「夏草や兵どもが夢の跡」と言わんばかりに、時代の移り変わりに翻弄され、空き家で寂しそうに世帯主・広告主を待つマルフクの看板に想いを馳せてしまうのです(本部 髙橋瑞希)

東京◆本部/物件動画作成しました【ふるさと情報館からのお知らせ♪】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年12月22日

▲YouTube公式チャンネルを開設しました。

近年、様々な情報発信の仕方が増え、多数のメディアを持つ企業が増えています。

ふるさと情報館でも公式YouTubeチャンネルを新たに開設いたしました。

雑誌の読者様に、より多くの情報やコンテンツを、動画を通じてお届けすることを目的としています。

ストックされた動画や画像で、物件の魅力をより多くの人に、より深く伝えることができます。

物件探しには現地見学が欠かせません。

まだ一部の物件のみの公開ですが、是非、チャンネルをご覧いただき、新たな魅力を発見してください。(本部 星野努)

群馬◆嬬恋村/浅間山がつくりだした溶岩の世界【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年12月19日

▲標高約1350m。ゴツゴツした岩に囲まれた散策路。

群馬県吾妻郡嬬恋村にある鬼押出し園おにおしだしえんは、1783年に起こった浅間山噴火の際、溶岩流が凝固したことによって生まれた広大な溶岩地帯が特徴的な観光スポットです。

鬼押出しの名前の由来は、噴火の際に鬼が暴れて岩を押し出したように見えたといわれる事からついたようです。

園内には、見応えある奇岩が点在しており、火山活動の力強さを感じさせる不思議な景観が広がっています。

散策路は整備されており、四季折々の美しい風景が広がる中、のんびりと自然を楽しみながら歩けます。

▲5月中旬~10月下旬頃に見られるヒカリゴケ。

また園内の中央付近にある浅間山観音堂の一角には、周辺の景色を一望できる「見晴らし台」も設置されています。

特に、晴れた日には青空と黒い溶岩のコントラストが美しく、写真映えするスポットとしても人気です。

嬬恋村にお越しの際は、火山の歴史と雄大な自然が作り出したこの場所で、特別な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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鬼押出し園(西武プリンスホテル&リゾーツ公式ホームページ内より引用)

・営業期間:通年営業

・営業時間:8:00A.M.~5:00P.M.(最終入園4:30P.M.)
※季節により営業期間・時間の変更、または営業を休止する場合がございます。ご利用の際はご確認ください。

・駐車場:無料(乗用車750台・バス35台)

・鬼押ドッグラン入場料
鬼押出し園ご入園:¥550
ドッグランのみご利用:¥1,100

長野◆小諸市/自然豊かな飯綱山公園【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年11月29日

▲南側の諸(もろ)集落を望む。

長野県小諸市は、浅間山の麓に広がり、雄大な自然を感じられる美しい街です。

小諸市街地の北西に位置する、標高約815mの飯綱山には、戦国時代富士見城と呼ばれる山城がありました。

現在、この城跡周辺は「飯綱山公園」として、小諸高原美術館や長野県動物愛護センター、野鳥の森、富士見城跡、桜(小諸八重紅枝垂こもろやえべにしだれ)の名所、ドッグラン等を有する有名な公園です。

▲天気が良い日には、富士山、八ヶ岳等を見渡すことができる。

公園からは、浅間山、八ヶ岳連峰や北アルプス、さらに気象条件に恵まれた日には、城の名にある富士山を望むことが出来ます。

園内をゆっくりと散策しながら春には桜が咲き誇り、夏は緑が美しく、秋には紅葉が見事に色づくなど、四季折々の風景を楽しむことができます。

また、遊具や広場もあり、家族連れやペットと楽しむ事もできます。

心身ともにリフレッシュできる自然豊かな公園で、都会の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を過ごしたい方にとっては理想的な移住先になると思います。(本部 角南辰彦)

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飯綱山公園(小諸市公式ホームページより引用)
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・所在地:小諸市大字諸字東房151-1

*歴史の広場(富士見城跡)が平成17年10月24日に国土交通省・関東地方整備局が選定する「関東の富士見百景」に選定されました。

栃木◆那須/温かな人情誘う田舎の赤ちょうちん【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年11月23日

▲心を惹きつけられる赤ちょうちん。

コロナ禍以前は、那須へ出張の時には2回に1回は飲み、最終の新幹線(那須塩原駅発22時11分)で帰ることが定番の帰路でした。

それがコロナ禍により3年余り途絶えてしまいましたが、先日、それまで頻繁に通っていた居酒屋へ久し振りにお邪魔させて頂きました。

風の噂では、コロナ禍の最中にそこのご主人がお亡くなりになったとか。

そんなこともあり、ずっと気には留めていたお店です。

暖簾を潜ると奥様と跡取りの息子さん、そしてお嫁さんが数年前と変わらず元気に迎え入れてくれました。

コの字カウンターのなかにはやはり、威勢の良かったご主人の姿はありませんでした。

ただ、明るい雰囲気は依然と全く変わらず。

お客さんは地元の人が多く知らない方が多いのは当然です。

ただ、こちらの会話でも遠慮なく入ってきます。

料理の注文も「それ、美味そうだな、こっちにも下さい」という感じ。

その場にいるみんなが直ぐに打ち解け、知り合いになるような状況です。

それは一人で行っても同じで寂しくはないでしょう(反対に、静かに飲みたい人には無理な場所)。

▲その土地のお酒を飲むのも嬉しいひと時(画像はイメージです)。

都会の居酒屋ではあまりない空間。

数時間の一時、一期一会、その場にいなければ実感できない心地良さ。

田舎暮らしの隣近所でお互い様の精神に相通ずるものがあります。

美味しいお酒に料理、人情話、噂話、雑学、怪しい話、その他諸々…。

そんな楽しいひと時を過ごさせてくれる、田舎の赤ちょうちんに感謝。

これからもしっかり勉強させて頂きます(酔)。(本部那須担当 金澤和宏)