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宮城◆仙台/「萩はぎの月つき」のお取り寄せ【いくぞ北東北!中村所長・ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年7月30日

▲「萩の月」はその素朴な包装も有名。

仙台の誇る銘菓「萩の月」が山梨の我が家に届いた。普段は仙台駅などでおみやげ用に店頭販売のみ行なっているということだが、この3月より特別にオンライン公式販売を開始したのだ(【菓匠三全(かしょうさんぜん)オンラインショップ】で検索)。

虫の音が鳴り渡る仙台宮城野の里の一面に広がる萩の原、その夜空に浮かぶのは淡く白い満月。そんなイメージがあるこの菓子を初めて知ったのは、たしかラジオ番組でユーミンが冷やして食べるとおいしい!と言ったのを耳にしたときだったと思う。ずいぶんと前のことだ。

▲私は凍らせた後冷蔵庫で8時間ほど寝かせ「半氷菓」として食べました。

えっ?おみやげ用のお菓子を冷やして食べることに私は少しばかり違和感があった。高校まで私がいた静岡県浜松市には有名な二つのパイ菓子がある。「うなぎパイ」と「源氏パイ」。地元の小学生には圧倒的に後者の方が人気は高い。それまで野山のアケビやツバキの蜜や野イチゴなどの甘いものをかたっぱしから探し回っていた子供たちが、工場見学でおみやげにもらったハート型の源氏パイの濃厚な氷砂糖のような菓子は、これまでだれも経験したことがない甘さだったのだ。

子供たちはショックで歯磨きも忘れてしまうほどだった。でも食べ方はいたって単純で、左手に持った菓子を透明な袋から取り出して、右の山からボリボリッと齧っていく。ただそれだけ。「うなぎパイ」にいたっては冬の寒い夜に緑茶と一緒に端の方から食べるだけ。遠州人は夏には食べない。

▲「夜のお菓子」うなぎパイ。

さて、「萩の月」である。このおみやげ菓子には多くの方が創意工夫を凝らしいろんな食べ方をされているということを最近知った。冷凍庫に入れてシャーベットにするとか逆にオーブントースターできつね色に焼くとか。今後は皮だけを揚げて食べるなどという強者が出てくるかもしれない。 これだけ愛されているこの菓子を「自粛」が収まったらぜひともお出かけして、本場でもご賞味ください。そして仙台から少し足を延ばせば東北本線沿いには田舎暮らし物件も数多くあります。
(北東北担当 中村健二)

長野◆青木村/目指せ!農地の取得!【地域深堀り・のぞむ歴史紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年7月28日

地方の物件を購入するにあたり、農地の取得をしたいと言う方も多いかと思います。土地の地目には種類があり、代表的なのが「宅地」です。その他に「山林」や「雑種地」があり、今回テーマにしたいのが農地の「田」や「畑」です。

農地を取得するには農地法の制限を受けるため、各市町村に設置されている農業委員会へ許可申請を行います。大まかな内容は、原則としては年間150日以上を耕作し、営農計画書(作付け計画)を作成し、農業に対する思いを伝えなければ許可が頂けません。

狭い農地であれば、ちょっとした農機具があれば耕せますが、広大な農地の場合には大型農機具が必要になりますので、購入する資金はあるのかなど、具体的な資金計画が要求されることもあります。

下限面積の規定もあり、市町村で異なりますが、小さい規定で1000㎡以上。大きい所では5000㎡以上の農地を耕作しなければなりません。

青木村では最低下限面積の1000㎡から申請が出来ますので、「そこまで広大な面積は要らないけど、少しは農地が欲しい」と、思われる方は、是非候補地に青木村を入れてみてはいかがでしょうか。(本部 長内 望)

▲田植えが終わり、水面に空が映る。

長野県の農地の下限面積一覧(かなりわかりやすいです!)
https://www.pref.nagano.lg.jp/nosei/sangyo/nogyo/nochiho/kagenmenseki.html
小県郡・青木村ってどこ?(役場HP)
http://www.vill.aoki.nagano.jp/

岩手◆遠野/北行ロマン ~ 種山高原を越えまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2020年7月25日

▲高原ロッジ「星座の森」の敷地にある像。

岩手県南中央部に位置する種山高原は、遠野市、住田町、奥州市にまたがった各方面への峠越えの難所で、ちょうど躑躅(つつじ)が咲き誇り、爽やかな風が吹き抜けていました。

峠の上には道の駅「種山ヶ原」があり、豊富な山菜や野菜がいっぱい並んでいます。そこから10分程度で標高870m の種山高原の頂上付近にある高原ロッジ「星座の森」とレストランに併設の入浴施設があり、高原の雰囲気を満喫しながら、癒しのひと時を満喫できます。

この高原は宮沢賢治が同僚と土性調査に何度か訪れて、「風の叉三郎」「種山ヶ原の夜」等の構想のモチーフとなった場所の一つと言われています。藩政時代から牛馬の放牧地として開発が盛んに行われた所です。

▲平泉から落ちのびた一行が通ったとされる姥石峠の入り口。

そんな頂上付近の旧道を通ってみると、「姥石峠」に源義経の北行伝説の謂われのある案内板が目に入りました。それによると、平泉から落ちのびた一行が、ここを越えて峰づたいに進み、住田に入ったと言われる峠です。

その後に当事務所がある遠野をとおり宮古、青森へと繋がる北行ロマンの一コマに出会って、史実好きの小生としては、なんとも有り難い出会いでした。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

東京◆本部/今、お住まいの市街地の物件も売却承ります【本部よりお知らせ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年7月22日

田舎暮らしを始めたいとお考えの方々にとって、「今住んでいる家をどうするのか」という思案は少なからず付きまとうものです。別荘やセカンドハウスで考えているのであれば予算の範囲内、若しくは無理のない借り入れの範囲内の価格でお探しすることでしょう。

一方で、移住をお考えの方にとって大きな決断をしなければなりません。「子供に譲る」、「賃貸で貸す」、(弊社提携移住・住みかえ支援機構もお手伝いします)そしてもう一つは「売却する」。

そもそも今の家が賃貸住宅であれば移住にも、引っ越しにも抵抗は少ないでしょう。ただ、長年住み慣れた家を手放すのは大きな決断を必要とします。それは、田舎の実家を手放す売主側にも相通ずるものがあります。

ふるさと情報館は30年、田舎暮らし向け物件を専門に扱ってきており、そのネットワークやノウハウは他とは劣らないと自負しています。またその一方で、田舎暮らしを実現する過程の一つとして「今の住宅の処分(売却)」もご用命頂ければ労を惜しみません。実際のところ、年に数件ですがそのようなご依頼も実際に頂いております。

購入時の不動産会社と売却時の不動産会社が同じであれば、気心も知れスムーズに対応できることもあります。 もしも、そのような状況になりそうでしたら、まずはふるさと情報館へも一言ご相談頂ければ幸いです。(本部 金澤和宏)

栃木◆那須/諸味は自然の贈り物・笑顔あふれる田植え作業【高久の里山日誌りたーんず】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2020年7月19日

5月8日 醤油諸味届く

昨日のこと「明日届けるよ?!」とつくばの沼屋本店4代目の店主から連絡が入ると、私は赤飯を炊く準備をします。

それは沼屋さんのこだわりと自然の力で作られた諸味を厳かな心で迎え引き継ぎ育てる心の準備のためです。それと元気な諸味を無事届けてくれた気持ちばかりの「プチ祝い事」としてお持ち帰り頂きます。

ウグイス色の大豆と小麦の醤油こうじに塩水をあわせた諸味になった物が届き、我が家の桶に移し替えている側にいると香ばしい匂いが漂ってきます。そして「自然て大したもんだよなァ~、人にはできない良い仕事をするんだよ?」とポツリとつぶやいた。 

思えば毎年この場面で同じ言葉を聞いている感じがする。これは手塩に掛けて作った諸味とそれをこれから掻き混ぜて空気を補うお手伝いをする私に「力を合わせて頑張れよ??」とエールを送ってくれているのかな? と勝手に思う今日この頃です。

帰りしな「10日後に軽~く天地返しをして」と言われ、10日後に撹拌しようと櫂を押し込んでも・・・表面が固くて入らない。体中の力を振り絞って「ヴ??」という声と供に押し込めると、今度は引き上げる時に吸い付いて上がってこない・・・。体力の衰え?が気になります。

▲醤油諸味が届き、我が家の桶に移しながら毎年自然のすばらしさをつぶやくひとときです。私と諸味にエールを送ってくれているのかな?

仕込んだ直後は大豆や小麦の形はそのままで、時間と共に分解して溶けて色も変わって次第に濃くなり醤油色になります。そして香りも香ばしいから醤油の匂いになります。この変化の経過をたどることができるのは「おいしくなーれー!」と声を掛けながら育んでいる者へのご褒美かな?と思っています。そしてこれがあるから頑張れるんですよ。乳酸菌や酵母菌の微生物の働きやすい環境を整えてやるのが私の仕事なんだな?と改めて身が引き締まる思いです。

これから真夏になるとプチッ!ピチッ!と発酵のおしゃべりが聞こえてきます。手間暇掛かってもかわいいですよー。

5月13日  田植え

カラッと晴天で気持ちの良い田植日和です。我が家は兼業農家で大きい田んぼは大型農家に委託して稲の植え付けと秋の収穫、そして農協への出荷までやってもらっています。その田んぼの一部分を秋に稲は架さ掛がけし、おいしい米を収穫したり、お手伝いの皆さんは畑に使う稲ワラと籾もみガラを確保します。

▲新型コロナの影響で来ることができなくなった孫達の代わりに急きょの田植えですが「昔とった杵柄」で順調に植えています。

事務所隣の小さい田んぼを孫田として毎年浦和に住む長女家族が来て田植えをやるのですが、今年は「新型コロナウイルス感染拡大防止対策で外出自粛の要請があり、その中に県をまたぐ人の移動はひかえて下さい」ということで帰省することができません。孫達からは「楽しみにしていたのに残念!稲刈りは必ず行くねー」ということで今年の田植えは近くに移住された方と別荘に長期滞在の方3人で植えてくれました。

子供の頃の思い出を語り合いながら久しぶりの田植えに「腰が痛ーい!」といいながらも頑張って植えてくれました。11時頃となり、曇行きが怪しくなってなんとなく涼しい風が吹いて来ました。「ひと雨ありそうだね?」と言い終わらないうちに大粒の雨が降り出し一頻(ひとしきり)強く降った後、間もなく何事も無かった様にもとのお天気に戻りました。孫田で植えている人達は近くのビニールハウスに逃げ、田植機の方のお手伝いはそれぞれの軽トラックに駆け込んだそうです。

でも田植機のオペレーターは広い田んぼの中では雨宿りする所もなく、仕方なく雨合羽の上だけ来てそのまま作業を続けていると、屋根が無いので椅子に雨水が溜まりお尻がびっしょりになってしまったとか・・・。昼食の時「お尻が濡れて座れないんだよ?」と言い訳を話したのですが「お漏らししたの?」と近くにいた人達は大笑いです。 

▲大型田植機 のオペレーターは突然の雨にお尻びっしょりに…。「お漏らし騒動?」がありました。

午前で孫田の田植が終わり、午後は全員集合して大きな田んぼに行き田植機の側で苗箱を差し出す人、空箱を洗う人機械で植えられない田んぼの周囲を植える人等。いつの間にか持ち場が決まったらしい。3時のお茶休みの時、田んぼの周囲を植えていた女性の腰カゴが無く、破片の付いた紐だけが腰に縛り付けてあったのでどうしたの?と聞くと、一番大きな田んぼに行った時、急斜面の土手を田んぼに下りようと踏み出した足が滑り尻もちをついたらしい・・・。

すごい悲鳴をあげてスライディングしたかと思ったらケツアツ(お尻の圧力)でカゴがぺちゃんこに潰されてボロボロになってしまったとか。その時の様子を近くで見ていた人がおもしろ可笑しく楽しそうに説明してくれたので皆で今日2度目の大笑いです。怪我が無くて良かったね?。お疲れ様でした。(那須店 高久タケ子)

▲ケツアツ(お尻の圧力)で潰された腰カゴ。

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東京◆本部/新たな時代・新たな働き方、好きな場所に住める自由【地域深堀り・のぞむ歴史紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年7月15日

職種にもよりますが、テレワークが普及し会社に出社しなくても仕事をする方が増えてきました。会社に行く必要が無くなれば、通勤の制限が無くなり、わざわざ満員電車で押し潰されたり、通勤渋滞の中で運転する必要もありませんので、好きな場所に住める事になります。

最近は、「インターネット環境があれば何処でも良いので、眺めが良い場所に住みたい」と言う方も多く、移住定住して頂いています。勿論、農業をしたいからと移住する方もいますが、一昔前から比べると働き方の選択肢は増え、東京に行かなくても買い物が出来ます。

「便利」の定義は「好立地」と言う時代は終わりを迎えるのかもしれません。「新しい時代」「新しい働き方」が、拡大すれば都市の一極集中の時代が終わり、魅力的な地方への人口移動が起こるかもしれません。いつの日か「都会に住みたいなんて変わってるね。」と言われる時代が来るかもしれませんね。(本部 長内 望)

東京◆本部/長野県のロードマップ・地域の対策【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年7月10日

例年はGW前後に田植えが始まり、梅雨前の信州は、萌える新緑と土の匂いの混じる高原の風が心地よい季節。完全な冬の終わりと初夏の訪れを実感できる一番良い時期です。しかしながら売却依頼を多数頂いているものの、いつものように移動・調査ができず本当に残念です。

5月25日の緊急事態宣言解除で自粛緩和ムードが広がるも、数日後に「東京アラート」が発動される状況。実際に信州に移住された方にお話を伺えば、外出は控えているけど、自分の広い庭で気楽に過ごしているなんてお話を聞けましたが、「いつも見ない他県ナンバーが隣りに入って行くのを見ると、ちょっとね」と複雑な心の内も。

東京に住んでいると当然東京中心で考えがちですが、地方自治体の道府県知事は、自分たちの道府県民に呼びかけ、様々な対応を当然に行っています。それらを知ると、地方の方がどのように行動し、自分たちの地域を守っているのかが見えてきます。

長野県は5月29日に独自のロードマップを策定、具体的な日程を入れているのも特徴的。7月になれば県民も原則往来は自由とあり、期待するところですが、肝心の東京は都知事が再選したものの、6日連続3桁・・・7/7現在。信州へ移住をお考えの方はご一読をオススメします。(本部 星野 努)

※令和2年5月29日付ロードマップ資料より一部掲載

長野県新型コロナウイルス感染症対策 総合サイト
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/corona.html

長野県としての対応について
https://www.pref.nagano.lg.jp/hoken-shippei/kenko/kenko/kansensho/joho/corona-kinkyu.html

宮城◆白石蔵王/混迷のとき ~ 4月から6月を振り返る ~【遠刈田温泉・ペンション奮闘記】

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2020年7月7日


4月から6月まで、3ヵ月間におよぶ全館休業はペンション開業以来初めての経験です。過ぎてしまうと早いもので90日間、ひとりのお客様も迎えず、あっという間に日がたって山の暮らしをのんびりと、しかし忙しく体験できました。

この間、家族で全室のベッド19台をあげ、寝具類は天日に乾し、床から天井まであらゆる箇所を20年ぶりに点検清掃、出てきた備品類は多種多様、大型ゴミとして清掃工場へ持ち込みです。思わぬ春の大掃除でした。

ペンション経営を卒業し、ここは売却という目論見は偶然にも新型コロナウイルスの襲来と時をいっしょにしてしまいました。検温、マスク、手洗い、それに三密を避け、これを新しく日常的につづけるのが当たり前と言われると気が重くなります。ペンション経営が存続可能なのかと考えてしまいます。来ていただきたい事情と、お客様が来られたら困るという複雑な気持ちが、家族内でいつもぶつかりあっています。玄関先で体温計をもって待機したり、楽しい旅先で透明なアクリル板越しのサービスを受けるなど私は論外です。

自粛中のいま、裏庭に新しい畑を開墾中です。わずか6㎡の小さい畑ですが50㎝ほど掘り返し、土を篩にかけてホカホカにしています。また、本館前の駐車場のラインも9台分くっきりと明確に白線を入れ直しました。そう簡単には収拾策が目に見えないコロナ禍、思わぬ展開が待っているかもしれません。(白石蔵王駐在 渡辺和夫)

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☆渡辺さんが経営する宮城蔵王・遠刈田温泉郷ペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。

ペンションそらまめ