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東京◆本部/売却物件を求めています【田舎暮らしひとすじ ~ 住み継ぎ物件とは】

この記事の投稿者: 広報

2020年12月31日

大切にされてきた家には限りない魅力がある都会の喧騒から自然の暮らしを求め、思い出をたくさんつくったあなたの田舎の家。人生のステージの変化にともないそれを手放す時が来るとしたら…これから田園生活をしたい人にバトンを渡すように引継ぎたいと思いませんか。

ふるさと情報館は創立30周年を迎え、近年「この家を引継ぐ子どもや親戚がいない」「配偶者に先立たれ町に住む子どもと暮らす」など、様々な理由で売却する方の相談が増えてきました。

日本では木造住宅の耐用年数は22年で、それを過ぎると建物の評価はゼロですが、ふるさと情報館では、永年使われてきた家や周辺環境、庭、菜園や果樹、必要な道具類も込みで「田園生活住み継ぎ物件」として、これから田園生活をしたい方に紹介する事業を展開してゆきます。

東京◆本部/四谷本部事務所移転【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年12月28日


10月18日(月)より、ふるさと情報館四谷本部は同ビル(第三ダイヤモンドビル・旧まつもとビル)5階から4階へ移転致しました。平成8年の入居から24年の時を経てのこと。ビルオーナーより4階への移転の打診がありましたのは昨年11月。予定では東京オリンピックの8月頃を予定していましたがコロナ禍での延期。中国からの材料が入って来ないなどの事情でした。またビルの4階と5階では水道、電気などが繋がっている部分があり、日常業務の脇で職人さんが出入りするなど慌ただしいところもありました。

直前には5階の一部の電源が壊れ、延長コードで電源を持ってきたり、トイレ、流し台が使えなくなり別の階を行ったり来たり(良い運動になりました)。ここは本当に事務所なのかな(笑)、という状況でそれはそれで貴重な経験でした。

引越しは10月17日(土)、業者さんの手際の良さには目を見張るものがあり、朝9時から始め14時頃には完了。引越し後、5階の不要になった什器などを眺めると懐かしさが込み上げてきました。

この1年間、ビルオーナーや職人さん、パソコン・ネット関連会社、引越し業者さんとの折衝、交渉を重ね無事完了することができました。この場をお借りしまして改めてご協力頂いたことを感謝申し上げます。(本部 金澤和宏)

長野◆富士見町/物件ウォッチ誌上オンエアー (文化放送「大人ファンクラブ」毎週土曜日06: 25 より。中村の放送回は毎月第4週目)

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年12月26日

テレワークを進める富士見町~菜園楽しむカラマツ林の中の家~

◆物件名:長野県富士見町980万円 中央自動車道小淵沢インターを出て北上しながら道の駅で左折すると、赤松の森にはいります。そこはいまでも大河ドラマなどで撮影に使われている富士見高原リゾートエリア。その先は一挙に視界が開け長野県富士見町になります。八ヶ岳の西域に位置する丘陵地帯です。

山梨県から長野県側に入ると印象的なのが赤いトタン屋根。私が20代のころから仕事で諏訪地域に来るたび目を引いたのがこの屋根の色でした。この地域では栗材の下地に雨の漏らない3寸6分の屋根勾配をつけ、仕上げに軽くて丈夫なトタンを葺いてきたようです。色は赤、茶、緑。それが今日まで諏訪地域の風景になってきているのですからおもしろいですね。

中央本線信濃境駅は、長野県側の最初の駅。下りを走る貨車はこの先塩尻駅で中央西線(ちゅうおうさいせん)の名古屋方面に向かうことになります。古くからこの八ヶ岳山麓は縄文文化が花開き「縄文銀座」ともいわれています。一級の展示館「井戸尻考古館(いどじりこうこかん)」の最寄駅にもなっています。

富士見町にゆかりある著名な文化人も多くいらっしゃいました。アララギ派の歌人伊藤左千夫をはじめ田山花袋、井伏鱒二、そして竹久夢二などなど。堀辰雄が療養したサナトリウム治療の最先端であった富士見高原病院はいまでも地域医療に欠かせない総合病院です。

富士見町では高原のテレワークタウンとして「明日からオフィスワークを富士見町で」をキーワードに、シェアレンタルオフィス「森のオフィス」を中心にテレタウン構想を進めています。とても今日的なテーマで、信州人の進取の気性を感じさせます。(八ヶ岳事務所 中村健二)

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物件は甲州街道の西側、旧甲州街道筋にある「森のオフィス」よりさらに山側にいった入笠山の懐にある若宮高原別荘地内にあります。水量豊かな「武智川」の小さな橋を超えると、別荘地の入口には昔の別荘地らしい名前の入った各家の木の表札が並んでいます。

昭和40年代に開発されたというこの一帯も、著名な創作家や学者さんなどが八ヶ岳の眺めを楽しみながら別邸を建てられたところです。道路が未舗装のままではあるものの、当時しっかりとした部材で建てられた建物が、第二、第三世代へと売却依頼がなされ、手頃感のある中古住宅が出てきます。富士見町の公営水道の大きな水道タンク施設があるので、完全に孤立するようなこともなく安心です。

物件は弊社でも移住者が多いメインストリート沿いのちょうど角地に位置します。北側隣地が傾斜地で、下りることはできませんが、下に武智川が流れ、せせらぎの音と冷涼な風を感じます。敷地は道路を挟むように駐車スペース、東側に広く囲われた独立したお庭があるのが特徴です。動物の放し飼いやバーベキュー、菜園・ガーデニングなど考えられます。

建物は山小屋風の建物で、和室部分を増築。一軒平屋に見えますが実は2階建て。床下部分に物置きスペースがあります。

ffファンヒーターが付いていますが、経年劣化が考えられるので、思い切って薪ストーブを入れてみるのもよさそうですね。


https://furusato-net.co.jp/16560

東京◆本部/地域通貨の取り組み【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2020年12月24日

静岡県の西伊豆町では町で運営している船で釣りをすると、そこで釣った魚を町が地域通貨の「サンセットコイン」で買い取るという取り組みをしています。その通貨で食事をしたりお買い物をしてもらうことで地域活性化を目指しているそうです。

その地域通貨は専用のアプリをダウンロードして加盟しているお店で使うことができます。地域通貨のメリットは地域住民間でのコミュニケーションが増え、住民同士の繋がりが広がります。また地域の中で利用するのでお金の流れが地域外に出ていくことありません。

対してデメリットは利用できるお店が限られており、企業間の取引に使用できない等です。地域通貨にはメリットデメリットはありますが、西伊豆町以外にもたくさんの自治体が地域通貨を取り入れています。

現在移住を検討している地域や、旅先で地域通貨がある市町村にお出かけの際は皆さんも是非地域通貨を利用してみてはいかがででしょうか。(本部 井上美穂)

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ちょこっとお店紹介/森のカフェ Little Heart (2011年/西伊豆町大沢里に移住)

森のカフェ Little Heart  facebook ページ
https://facebook/MorinocafeLittleheart

森のカフェ Little Heart 販売ページ(BASE)
https://littleheart.thebase.in/

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岩手◆一関市(本寺)・奥州市(水沢江刺)もちとあてるいとナイアガラ【いくぞ北東北・所長ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年12月20日

▲雪の本寺地区。

「荘園」っておぼえていますか?

奈良時代、時の朝廷が農地の拡大を図るため、地域の豪族等有力者が新たに開墾した土地の私有化を促したことに始まり、平安時代には全国の社寺に属する領民が開墾した土地だといわれています。

日本史の教科書では、その後の「守護・地頭」、「武士」の台頭というカテゴリーで語られてきました。そんな過去の遺物的な荘園が、ここ岩手県一関には当時そのままに残されているといいます。場所は本寺(ほんでら)地区(かつては骨寺(ほねでら))。名勝地・厳美渓(げんびけい)を過ぎたあたり、里山と磐井川(いわいがわ)が独特の景観を醸し出している地区で、かつての平泉・中尊寺の荘園が当時の地図そのままにいまも広がっています。

実はいま、この地を「中尊寺世界遺産の構成群」として再登録に向けて地元の有志たちが精力的に活動しています。本寺にあった中学校が2018年3月に閉校しました。当社の成約者もその校門近くにいらっしゃいます。

その閉校間近の中学校に通う女子中学生を主人公にした映画『もち』(脚本・監督小松真弓、上映時間61分、2020年)をこの夏地元一関市の「一関シネプラザ」で観ました。客席150人ほどの小劇場で、東京の岩波ホールやユーロスペースにも似た空間はわたしにとっては久しぶりに心地良いものでした。

降りしきる雪の中で主人公のユナと祖父がもちをつくシーンが印象的で、本寺ではなんと年に50回以上ももちを食べる風習があると、その祖父は言います。まもなくそこを巣立つ少女にもその習慣はどこかでかならず受け継がれていくものであると、わたしもどこかで信じています。本寺村荘園遺跡がこれからも続いていくように・・・。

▲もち料理・「道の駅厳美渓」にて。8種類のもちと大根おろし。隣接して市立博物館がある。

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国道4号線沿いにある岩手銀行あてるい支店(ローンプラザあてるい、奥州市水沢)で決済が行われた。その名前を聞いたとたん、えっ?地名として残っていることにわたしは少なからず驚いたのだ。「あてるい」は漢字だと「阿弖流爲」。

平安時代初頭の9世紀前半ごろまで、この北上平野のあたり一帯を治めていた蝦夷(えみし)の族長の名だ。大和朝廷の支配を確立するため、その任を得て東北地方に遠征した征夷大将軍・坂上田村麻呂と対峙し、その後帰降した。同志のモレとともに京の都に送られた彼は、河内国で斬首され帰らぬ人となったという。

そんないわれのある「あてるい」だが、受付の行員にわたしはそのとき尋ねてみたのだった。「もちろん、歴史的にみてこの地にゆかりある方ではありますけれども、わたしたちは普通に地名として使わせていただいております」。

わたしは岩手銀行あてるい支店の預金口座をその場で作ったのだった。

この10月1日より東北新幹線水沢江刺駅では、いまの奥州市出身で2013(平成25)年の暮れに亡くなられたミュージシャン・大瀧詠一の功績を称え、名盤『A LONG VACATION』の中の代表曲である「君は天然色」(作詞は松本隆)が地元の有志たちの粘り強い活動のおかげで、発車メロディーとして流されることとなった。

盛岡方面の下りはツンと尖らせた唇で、なにごとかを企んでいるという出だし、仙台方面の上りは松本隆が一番に歌詞ができたというサビの部分だ。君との想い出はモノクロではなくカラーにしてくれと、切ない言葉が滲みる。乗降客には「この曲で勇気をもらった」と好評だという(発車メロディーに歌詞は付きません)。

この名盤の最後を飾るのが「さらばシベリア鉄道」。冷ややかな心の自分であっても、別れた恋人に想いを届けようとする。それは12月の旅人に託されるのだが、わたしには花巻の土沢駅を12月3日に南サザンクロス十字星に向けて旅立ったジョバンニたちの姿に重なってくるように思えてくる。

銀河鉄道を生んだ岩手の土壌はシベリア鉄道に引き継がれ、発車のメロディーがいまも鳴り続けているのだった。(北東北担当 中村 健二)

▲東北新幹線水沢江刺駅にて。

埼玉◆秩父/彩甲斐街道・埼玉側も進行中です!【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年12月17日

本誌でも度々紹介している国道140号線。かつての「秩父往還」であり、山梨の富士川水運で陸揚げされた海産物が埼玉・熊谷まで運ばれていた歴史ある道です。雁坂トンネルの開通によって再び山梨と埼玉が車で往来できるようになり、両県の再開は山梨側の方が進んでいる印象でした。

もともと埼玉県(関越自動車道花園インターチェンジ)と山梨県(新山梨環状道路)を結ぶ「地域高規格道路」として計画され、「西関東連絡道路」として進行中だったものです。

私の自宅から秩父エリアは近いのでほとんど西武鉄道を利用して訪れることが多かったのですが、昨今のコロナ禍の状況で、最近は車で行く回数も増え、調査で良く利用するgoogleマップでも最近併記されることが多くなり気になっていました。

実際に関越自動車道花園インターを下りると、国道140号線で秩父中心まで約30㎞、車で40分ほどかかります。そして寄居長瀞有料道路を利用すると約5㎞、時間にして10分ほど短縮することができます。また基本一車線ずつなので休日は混みやすいので余裕をもった時間行動が必要。有料道路に入るためには右車線から陸橋を登りながら左側に曲がっていきます。

花園インターを下りてすぐに右車線を走ってしまうと、児玉方面へ行ってしまうので注意。秩父の看板が見えてからで間に合うので初めて訪れる方はご留意を。有料は右、一般国道は左。どちらも140号線で、有料道路は「皆野寄居バイパス」とも呼ばれています。

▲新しく延伸した道路を走ると秩父蒔田インターの看板が見えてくる。

▲秩父蒔田インターを下りずにそのまま走ると上蒔田交差点に出る。

一般国道は波久礼(はぐれ)から樋口、長瀞へと秩父鉄道と荒川に沿って迂回するように走るわけで、有料道路は山に入り寄居風布(ふうぷ)を抜け、直線に道が伸びています。釜伏トンネルの出口(秩父側からだと入口)に料金所があり、はっきり言えば、この対面通行2560mのトンネルのために埼玉県道路公社へ430円支払うようなもので、かつて関所があった蓑山(美の山)釜伏峠を突き抜け、観光地の長瀞をショートカットして皆野・秩父方面に出られます。

▲公社への支払いとなる有料道路はETC が利用できない。ただSuica が利用可能になったのは驚き。埼玉県に拍手!

以前の有料道路はここまでで、現在は大きな荒川をそのまま橋で渡ることができ、秩父蒔田(まいた)インターチェンジ間が平成29年3月に開通、そのまま上蒔田交差点まで道路が伸び、国道299号線と繋がりました。

こちらには料金所もなく、まだまだ延伸の予定があり、旧吉田町や小鹿野町方面のアクセスが良くなりました。ただ、物件情報の最寄りインターの距離をこの道路の終着地である交差点とするか、その手前の奥まったインター入口とするか迷っています・・・。ちなみに本誌のデータでは他の物件と同じようにインター入口で計測していています。

西関東道路はここから秩父小鹿野バイパスを経て雁坂トンネルまで整備予定で、完成時期はまだまだ先のようです。(本部 星野 努)

▲山梨三富と繋がる埼玉県の西端・雁坂トンネル。トンネル通行には740円かかる。
西関東連絡道路について(埼玉県HP)
https://www.pref.saitama.lg.jp/b1014/nishikantou-renrakudouro/index.html

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岩手◆遠野/農山村のいまどきの「秋じまい」【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2020年12月14日

▲一時間以上の順番待ち。

近頃の農山村の「秋じまい」の風景の一コマを御紹介いたします。

昔は殆んどが、「山の木々」、「落葉」、「牛馬の糞尿」、「稲藁」、「麦藁」、「川原の葦」、「萱」等々の自然物を「有機堆肥」としたり、巧みに加工し、編み込み連ねたりして農業の生産資材として活用していました。

しかし、最近の農業の生産資材は「科学肥料」、「農薬」、「燃料・オイル」、「パイプハウス用ビニール」、「土壌被覆用マルチ」、「育苗用箱」・「ポット・トレー」、「保温用マット」、「寒冷紗・防風用ネット」、「収穫用袋・箱等々」殆んどが、石油原料から製出された「ビニール、プラスチック製品」で成り立っています。十数年前から使用を終えたビニール・プラ塵の不法処理、廃棄が問題化され、個人での処理が難しくなったのです。

現在、遠野市ではJAが中心となり、年一回10月下旬に一大イベントとして、「廃プラ・ビニール」等を産業廃棄物として受けいれる事業があり、先日、小生も行きましたが、なんと、受付に並んだ軽トラの50台以上もの長蛇の列に驚きました。おおよそ一時間に及ぶ順番待ちには、ホトホトまいりましたが、ようやく我が家も「秋じまい」が終わりました。
(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

▲軽トラの50台の行列。

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東京◆本部/ただ、今年は来ませんでした【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2020年12月11日

毎年梅雨の頃、我が家には幸せの黒い鳥が訪れます。ツバメです。2匹のペアで1階玄関ドアの上に巣を作ります。毎年同じ場所に作られるためそこだけ外壁が少し変色し、横に止めてある車も泥や草木で汚れ放題。でもその分幸せを運んで来てくれるなら良いかなと、放っておいています。

ただ、今年は来ませんでした。我が家は少し残念な思いにふけ、近所の方も「今年はどうしたのかしら、来ないわね」と、寂しそうな声を掛けられました。我々人間社会と同様、外出自粛しているのかしら、と思いつつ気が付けば早いものでもう年末。

恒例の「流行語大賞」、そして世相を表す「漢字一文字」というのがあります。本来であれば「メダルラッシュ」や「金」「輪」などの言葉が選ばれていたかもしれない今年。世界が未知なるウイルスに怯え、悩まされている今年、共にどのような言葉が選ばれるのでしょうか。「緊急事態宣言」「3密」「外出自粛」「PCR」「菌」・・・。清水寺貫主・森清範さんはどんな漢字をどのようなお気持ちで書かれるのか。12月14日の発表が楽しみです。来年はツバメも外出自粛せず我が家に来てほしいと思います。(本部 金澤 和宏)