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岩手◆遠野/農山村のいまどきの「秋じまい」【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2020年12月14日

▲一時間以上の順番待ち。

近頃の農山村の「秋じまい」の風景の一コマを御紹介いたします。

昔は殆んどが、「山の木々」、「落葉」、「牛馬の糞尿」、「稲藁」、「麦藁」、「川原の葦」、「萱」等々の自然物を「有機堆肥」としたり、巧みに加工し、編み込み連ねたりして農業の生産資材として活用していました。

しかし、最近の農業の生産資材は「科学肥料」、「農薬」、「燃料・オイル」、「パイプハウス用ビニール」、「土壌被覆用マルチ」、「育苗用箱」・「ポット・トレー」、「保温用マット」、「寒冷紗・防風用ネット」、「収穫用袋・箱等々」殆んどが、石油原料から製出された「ビニール、プラスチック製品」で成り立っています。十数年前から使用を終えたビニール・プラ塵の不法処理、廃棄が問題化され、個人での処理が難しくなったのです。

現在、遠野市ではJAが中心となり、年一回10月下旬に一大イベントとして、「廃プラ・ビニール」等を産業廃棄物として受けいれる事業があり、先日、小生も行きましたが、なんと、受付に並んだ軽トラの50台以上もの長蛇の列に驚きました。おおよそ一時間に及ぶ順番待ちには、ホトホトまいりましたが、ようやく我が家も「秋じまい」が終わりました。
(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

▲軽トラの50台の行列。

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