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山梨◆八ヶ岳/葉桜の候、5月のお知らせ【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2022年5月5日

▲田んぼの代掻き(しろかき)。奥に八ヶ岳の姿(北杜市大泉町)

5月最大のイベントといえば「ゴールデンウィーク」ではないでしょうか。4月末から5月初めにかけてのこの長期休みは、お盆、正月休みと並ぶ国民的な行事と言えますね。

4月から年度が変わり、生活や仕事環境が大きく変わった人にとっては、やっと一息つける、砂漠の中に現れたオアシスのような休暇となるかもしれません。5月病という言葉がありますが、部署異動、転勤などといった大きな環境変化が自分自身に無くとも、4月というだけで色々な変化があったかと思います。

「毎日聞いていたラジオのDJ が変わった」、「新しいテレビドラマが始まった」というものから、「上司が変わった」、「同僚が増えた」、「仕事先の担当者が変わった」と仕事に直結する変化があった人もいるでしょう。一緒に暮らすご家族の生活が変わったかもしれませんね。

今年の4月は電気、ガスといったライフラインの値上げ、日用品の値上げも沢山ありました。物心ついた時から10円だったうまい棒もついに値上がりをしました。まだコロナ禍の先は見えず、たった一人の人間の暴走でも、それが一国の大統領であれば戦争が起きてしまうという現実も目の当たりにしました。気候の変わり目でもありました。自分は何も変わっていなくとも、周りの変化により、案外、私達は疲れているかもしれません。

▲大空を泳ぐ沢山の鯉のぼり。(北杜市高根町、道の駅「南きよさと」)

この連休は、自身を振り返り、体調を整える良い機会となりそうです。体調を整えるということは、ただ家でじっとしていることとは限りません。むしろ外に出て、体を動かし、気候の変わり目を肌で感じることも大事なのではないでしょうか。

そういった時に、最適なのは自然の豊かな場所かもしれません。4月にあった色々な雑事も、自然の中で、その自然のリズムに向き合うことで、自分のリズムを取り戻せることでしょう。

さて北杜市の「ゴールデンウィーク」といえば、道の駅「南きよさと」の鯉のぼりが印象的です。国道141号沿いの谷間に約450匹の鯉のぼりが風を受けて大空を泳ぐ様は見事なものです。ここ最近ではドッグランも出来て、ワンちゃん連れの方にも人気のようです。

▲夕暮れ時の田んぼ。水面に夜空の青色が写る。(北杜市高根町)

田園エリアに目を向けると、この連休を利用して行われるのが田んぼの水入れです。冬の間、干乾びた地面が見え、ひっそりとしていた田んぼですが、水が入ると印象が大きく変わります。

風が吹けば一面がキラキラと輝き、風の無い時は青い空や遠くの南アルプスの山々が映り込みます。夕陽の赤、夕暮れの青を映す様も美しいものです。田植えが始まるまでの短い期間でしか見られない景色となります。北杜市を訪れた際は、是非目を向けていただければと思います。良い休日をお過ごしください。(八ヶ岳事務所 大久保 武文)

長野◆飯島町/駅は見かけによらぬもの【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年5月2日

日本全国の47都道府県には2022年4月現在、実に約9000の駅が存在しており、その数は路線廃止などの事情で年々減少傾向にあります。

今年は日本に初めて鉄道が開通してからちょうど150年。いつも身近にある駅もそのほとんどが何十年何百年と長い歴史があり、地域によっては町の玄関口として親しまれている駅もあります。

ここは長野県上伊那郡飯島町にあるJR飯田線の「田切(たぎり)」という駅。

1日の乗降客数が50人以下の無人駅で、開業したのは1918年と駅としての年齢は今年で104歳という歴史のある駅です。

築堤の上に佇む「ポツンと一軒家」ならぬ「ポツンと無人駅」ですが、この一見何の変哲もない駅には実は意外な点で有名な駅だったりします。

今や地方の町おこしの一環としてメジャーとなりつつある、アニメの「聖地巡礼」。

これまであまり注目されなかった地方自治体がアニメで取り上げられたことによって、一気に知名度アップに成功した例も少なくありません。

そんなアニメの「聖地巡礼」ですが、一体いつ頃から注目され始めたかというと、

今から約30年前の1991年に公開された『究極超人あ~る』というアニメがきっかけと言われています。

 

これまでの架空の世界を描いたアニメとは違い、実在する場所を忠実に再現した映像は放送当初から話題を呼び、

キャラクターと同じ空間を共有したいといった想いのもと、当時は何もなかったこの駅も今や石碑が建つまでに存在感のある駅となりました。

地方の人口減少が話題となる中、各地方自治体はふるさと納税や移住促進補助金など様々な方法で試行錯誤をしていますが、

地方の移住促進をお手伝いしている私たち不動産業者としても、まずは町や村の名前を知ってもらうためのきっかけとして、

こういったアニメや映画などを通して訪れてみたいと思ってもらえるだけでも喜ばしいことです。(本部 髙橋 瑞希)

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