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長野◆蓼科/原村人気と不動産価格【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2023年1月31日

▲地方の不動産はどこも毎年値下がりしていると思いきや…

昨年、首都圏の不動産価格が値上がりしたとの報道がありました。

しかし長野県では全体的に値下がり傾向。でもそんな中県下では土地の上昇は白馬村や軽井沢町など14市町村で、私の担当している諏訪エリアでは、原村のみが値上がり、同じく人口増加となりました。

原村が移住を受け入れに舵を切ったのは、昭和40年代の人口減少が理由でした。そのため村では当時はまだ珍しいペンションを都会の人の移住先として考え、日本では最大のペンションビレッジを初めて開設。脱サラ後の事業として当時は大変な人気だったそうです。

その後村を挙げて移住希望者への情報提供等に力を入れた結果、毎年確実に移住者が増えていました。

夏の涼しい気候、眺望の良さ、村では高齢者の66才以上医療費無料、全区に準区民制度を整え、移住者に住みやすい環境を作り、また村は移住・定住施策の一つで長年続けている現地見学会を20年、21年度は中止していましたが、過去の参加者で20年度7組13人、21年度は4組10人、移住されました。

定住者の中には村議会議員なったり、しゃれたお店のオーナーだったりで活躍してる方も多く、ゆとりのあるゆっくりとした暮らしを楽しんでいます。

これからもますます原村の人気は上がっていくと思います。(信州蓼科エリア案内スタッフ 星野 登美夫)

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売却物件を求めています

大切にされてきた家には限りない魅力がある都会の喧騒から自然の暮らしを求め、思い出をたくさんつくったあなたの田舎の家。人生のステージの変化にともないそれを手放す時が来るとしたら・・・これから田園生活をしたい人にバトンを渡すように引継ぎたいと思いませんか。

ふるさと情報館創立30周年を迎え、近年「この家を引継ぐ子どもや親戚がいない」「配偶者に先立たれ町に住む子どもと暮らす」など、様々な理由で売却する方の相談が増えてきました。日本では木造住宅の耐用年数は22年で、それを過ぎると建物の評価はゼロですが、ふるさと情報館では、永年使われてきた家や周辺環境、庭、菜園や果樹、必要な道具類も込みで「田園生活住み継ぎ物件」として、これから田園生活をしたい方に紹介する事業を展開してゆきます。

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長野◆東御市〜小諸市〜御代田町/笑う仁王に福来たる【所長・ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2023年1月28日

▲芸術村公園(東御市八重原)。

いまから25年以上前のことになるが、わたしがふるさと情報館に入社してしばらく経ったころの話だ。

長野県の東側・千曲川と鹿曲川(かくまがわ)の河岸段丘の上に広がる台地状の村に初めて足を運んだことがあった。その名は北御牧村(きたみまきむら)。

伸びやかに田園が広がり至るところに大小のため池がある。その台地は大きく八重原と御牧原に分かれており、役場のある八重原には温泉や芸術村公園、アートビレッジ明神館(みょうじんかん)といった宿泊施設などのほか、近くの村の分譲地の一角には懇意にさせていただいた料理研究家のお住まいもあった。

現在は隣接の旧東部町と合併して東御市(とうみし)となり三万人ほどが暮らしている。そこはまた東部湯の丸高原の南麓に位置した田舎暮らしの人気の高い地域でもある。

▲井上さんの経営するリサイクルショップ「エコ」(長野県小諸市与良町6丁目4、電話0267-26-6318)。

その当時ふるさと情報館の地域店で一緒にやっていた井上さんは、現在国道18号線より一本入った場所でリサイクルショップを経営している。今年開業20年目になるという。月日はあっという間に過ぎていくのだ。それでも移住された方とはいまもメールでのやり取りをしている。

「孫の写真を送ってきたよ」と井上さんは嬉しそうに話す。そのうち売却の話が出るかもしれんな、ということらしい。

リサイクルショップとは聞こえはいいが空き家の後片付けの方が多いという。固定客も少なからずいて昭和レトロなお宝探しに来る人もいらっしゃる。

▲「八ヶ倉(やかくら)」(小諸市加増179-13、電話0267-24-0205)。

「エコ」の近くにはパスタの美味しいイタリアンのお店もある。女性同士の会話がはずみ地元を中心に訪れる人も多いという。ゆったりとしてくつろげるのだろう。この小諸と御代田(みよた)にお店がある。

『田舎暮らしの本』のライター山本一典さんともお付き合いは長い。たまにわたしが取材された折、こんな特集をしたらどうですか?と編集者に話すことがある。できれば山本さんに取材をしてもらいたいと思っているので。

今年は東北の古民家特集を取り上げていただいたことがあった。お住まいの福島から岩手県遠野市までご足労おかけしました。

その雑誌の熱心な読者からこの秋、ご売却相談をいただいた。長野県の御代田町(みよたまち)に物件をお持ちだという。

その方のお話が面白くてなんと3時間以上も話し込んでしまった。10年余りの二地域居住で得たその人なりの田舎暮らしのノウハウだからだ。

▲ノートいっぱいに書き込まれた「御代田日誌」とでも呼べる日記は感動的ですらある。

いわく、『集落内ではあるものの地元に深入りはしない。付き合う人は同じ同好の志を持った人たち(具体的には薪ストーブの会など)。畑の収穫物を農協に出荷する。信州大学の聴講生となって長野市に通う。畑それぞれの土壌のPHを把握する(どこが一番良い立地かなど)。冬場の野菜の貯蔵方法を地元の所有者に聞くこと。

▲倉庫。

建物のリフォームでは土間に薪ストーブを設置する。壁を作りコンセントの数を増やす。オール電化にはしない。北側結露対策と防犯を兼ねて二重サッシとペアガラス。雨戸ではなく片手でひき下ろしのできるシャッターを設置。雨の日の作業やトラクター、耕運機、薪置き場としてコンクリ土間の倉庫を新設等々』。

「楽しみました」とはご主人の弁(この物件は本誌2022年11月号に掲載済み)。

▲真楽寺内エメラルドグリーンの池

そして物件を後にし、山懐にいだかれた真楽寺(しんらくじ)の境内に行ってみた。渾々と水が湧き出る池はエメラルドグリーンだ。神秘さをたたえている。

▲仁王様が柔和な顔で出迎える。

その山門には仁王像が二体。なんと右側の仁王様は笑っていらっしゃる。

笑う門には福来る。新しい一年は戦争も感染症も終結するよう祈らずにはいられない、そんな思いで東信州の名所を後にしたのだった。(八ヶ岳事務所 中村健二)

山梨◆全域/謎の自販機HDS【本部スタッフ・全国乗り鉄漫遊記】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年1月25日

▲ HDS はスタバや吉野家とほぼ同じ店舗数だそうです。

国内で自動販売機が普及し始めてから約60年が経過しますが、その間に日常生活で視界に入らない日はほぼないと言ってもいいほど、全国至る所で自販機は24時間365日人々を待ち続けています。

今や立派な社会インフラとして機能している自販機ですが、山梨県全域と長野県・群馬県・静岡県・神奈川県の山梨寄り一部エリアで、ご当地名物のような自販機があるのをご存じでしょうか。

その名はハッピードリンクショップ。主にロードサイドで駐車スペースがある広い場所に3〜4台ほど設置されている自販機コーナーで、他の自販機価格より数十円安いお手頃さをアピールしている。

最近では昨今のキャンプブームの火付け役となったアニメ「ゆるキャン△」とのタイアップも行った、山梨県民おなじみのご当地自販機である。

山梨県内の道路を走行していると、もはや遭遇しない方が珍しいぐらい、県内ありとあらゆる場所に設置されており、一種の道の駅のような存在感を醸し出しています。

この自販機を運営しているのは山梨県甲斐市にある会社で、21世紀になってからこのシリーズを始めた模様。その台数は年々増加傾向にあり、今や1200を超えたというのだから驚きだ。

そんな当たり前に目にする自販機にも、かつて1人1人の営業マンが地権者に交渉を行ったからこそ置かれている事情を想像すると、同じ営業マンとして考えさせられるものがある今日この頃です。(本部 高橋瑞希)

東京◆本部/電気自動車普及と田舎暮らし【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年1月22日

▲最近増えている電気自動車。スーパーの駐車場や高速道路のPAなどで充電スポットを見ることが多くなった。

昨年10月、7年間で20万㎞走った自家用車を買い替えました。

大きな傷や不具合もなくとても気に入っていましたが、2人の子供の成長に伴う車内空間の問題が買い替えの決め手でした。車屋さんからも「よく20万㎞も走りましたね」と感心された。

田舎暮らしを実践されているお客さんを訪ねてみると、何年か前の契約当時に乗っていた年期の入った車に乗っている方が結構います。

「この辺りを走るのはこれで充分だ」と、生活には必需品だが買い替えには関心が薄い。

現在の世界的な脱炭素化の潮流において、税制優遇されている電気自動車(EV)の推進と、ガソリン車を前提とした現行税制では矛盾が生じています。

自動車関連の税収が減り続けこのままでは道路維持が立ち行かなる。そこで政府内にわかに浮上したのが「電気自動車走行距離税」なるもの。

それには途端に「遠出や観光業、運送業が大打撃」「地方いじめだ」など猛反発の声が。この問題は田舎暮らしにも影響を与えることでしょう。

田舎では住人が在宅か否かは、車が有るか無いかで判断するほど車に乗ります。田舎の不動産会社営業マンに聞いた話ですが「あの車40㎞乗ってるよ」、「2年で17万㎞乗ってます」など笑い話がいつまでもできれば良いですが。

2023年には国内新車を全てEVにする方針を掲げる日本。その時、田舎暮らし事情はどのように変化していくのだろうか。(本部 金澤和宏)

秋田◆秋田/秋田城でボランティアガイド~その3~【地域駐在スタッフ・秋田からの風】

この記事の投稿者: 秋田現地案内人/ 片山 保

2023年1月19日

▲発掘された漆紙とそれを赤外線カメラを通して見たもの。

秋田城跡の発掘調査が本格的にはじめて今年で50年になるが史跡の一割弱程度です。

この間に発掘された遺構、遺物は相当な数量です。遺構は前回に記した古代水洗厠舎をはじめ、政庁の塀や正殿など約九百点、遺物は漆紙文書(うるしがみもんじょ)、木簡、人面墨書土器、胞衣壷(えなつぼ)など一万点余で、中には大変めずらしいものもあります。

漆紙文書は役所が保管期限を過ぎた文書を漆職人に払い下げ、それを漆容器の蓋に使いそれに漆がついために腐らずに残っていたもので、赤外線カメラでみると、文字が現れてくるものです。

例えば奈良時代の暦は何年かで新しい様式に変わっていますが、具注暦(ぐちゅうれき)と大衍暦(だいえんれき)の二種類の暦(漆紙文書)が同じ遺跡から発掘されたのは全国初とのこと。

胞衣壷は生まれた子供の胎盤と針・糸・筆・硬貨などを壷に入れて埋める風習があり、大学病院で調べたところ、B型の男児とのことでした。

和同開珎銀銭は全国で50枚位しか発掘していませんが、その一枚が秋田城から出土しています。

文献資料が少ない遺跡なので今後の発掘で何が出てくるか興味津々でガイド活動を楽しんでいます。(つづく)(秋田駐在 片山保)

※秋田城でボランティアガイド~その1~はこちらから

※秋田城でボランティアガイド~その2~はこちらから

岩手◆遠野市/五右衛門ラーメン〜遠野のソウルフード〜 【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2023年1月16日

▲夢産直かみごうの五右衛門。ミニとり天丼セットで。

新年あけましておめでとうございます。本年もみちのく岩手事務所を宜しくお願いいたします。

新年1発目のみちのくだよりは、当事務所がある岩手県遠野市のソウルフード「五右衛門(ごえもん)ラーメン」を紹介したいと思います。

はて、五右衛門?→石川五右衛門?の、ラーメン?と思う方もいるかもしれませんが、これが当たらずとも遠からず。

石川五右衛門のかまゆでの刑に倣ったと言われる五右衛門風呂に入ったかの如く、(食べると)ドッと汗が出る事が由来と言われているようです。

そうです、この五右衛門ラーメン、汗が出るほど辛いんです!!

市内ではラーメン店の多くで五右衛門ラーメンが出されており、スープの味や具材など、それぞれ特徴が出るラーメンを頂くことが出来ます。

▲道の駅遠野風の丘の味噌五右衛門ラーメン。

観光も兼ねて来られる方は2021年4月にリニューアルオープンした「道の駅遠野 風の丘」がオススメ。

また、遠野の五右衛門ラーメンの〝元祖〞と言われ味を受け継いでいる「喜楽(きらく)」も、この(2022年)12月にお店が元々あった土淵町の敷地に再移転オープンする予定との事で、通なお方は要チェックです。

▲イチオシは上郷町の「味蔵(あじくら)」。野菜も美味しい。

身も心も温まって、寒い冬を乗り切っていきましょう!!(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

 

北海道◆弟子屈町/弟子屈町ってどんな所・・・(3)【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2023年1月13日

▲釧路空港へ向かう飛行機から見た景色。雄大な釧路湿原を一望できる。

道東・弟子屈町には3つの空港から訪れることができます。

東にある「中標津(なかしべつ)空港」、北西にある「女満別(めまんべつ)空港」、そして南にある「釧路空港」。

いずれの空港からも50㎞以上離れているので、レンタカーを借りて町内へ移動するのが良いでしょう。一番遠い釧路空港で約70㎞、摩周駅までは約90分前後かかります。

また弟子屈町へ北上するにはおおむね3ルート考えられ、広大な釧路湿原や牧草地、原生林など、どのルートを使っても北海道を体感できる景色が魅力。

▲看板によると令和3年の鹿との事故はなんと4009件!

とにかくまっすぐ伸びる道路は動物(特に鹿)との衝突やスピードの出し過ぎなど注意が必要です。

はじめてこのエリアを走った時から本誌でご紹介したかったものがあります。

それは幹線道路の端に並行、頭上に下を向いていくつも続く赤縞模様の矢印。正式名称は「固定式視線誘導柱」、通称「矢羽根」と呼ぶそうです。

▲道路端を指し示す「矢羽根」。

赤と白のストライプで、LEDで自ら発光するタイプもあります。除雪の目印となり、道路の端を上空から指し示し、北海道の雪の多さ、冬の暮らしを垣間見るようなこの「矢羽根」、本格的な冬の到来で、今頃その存在・役割を存分に発揮していることでしょう。(本部 星野努)

※弟子屈町ってどんな所・・・(1)はこちらから
※弟子屈町ってどんな所・・・(2)はこちらから

🌸弟子屈町の物件はこちら

北海道◆全域/北海道のお正月【北の国から・制作スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2023年1月10日

▲実家の大みそか。

新年明けましておめでとうございます。

お雑煮と前の日の残りを食べながら新年を迎えています。

北海道では元旦におせちを食べる文化はなく大みそかにお寿司や海鮮、うま煮、ザンギ等を食べる家庭が大半です。東北や新潟も大みそか派だと聞きます。

▲新年のお雑煮。

元旦は東京とは違いお店の大半が閉まっていて外は車が通るくらいで人通りはほとんどありません。駅や観光スポットでも昨年はコロナの影響で人の少なさが目立ちました。

そうとはいえ、せっかく帰省しているので地元で初詣に行こうと思うのですが寒すぎてなかなか外に出る気にならず結局、東京に戻ってから初詣に行っています。

▲明治神宮へ初詣。

例年、年末年始は1週間程度帰省するので、東京に戻ると地元のゆったりモードから一気に現実に引き戻されます(笑)。そういう方は結構いるのではないでしょうか?

今年も引き続き地方の情報を発信していきたいと思います。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。(本部 井上美穂)