▲限られた流通しかなかった「幻の摩周メロン」も返礼品に。
平成20年から開始されたふるさと納税。総務省の発表によると、令和4年度の実績は約9,654億円で、前年の1,2倍と右肩上がりです。
全国1位は宮崎県・都城市の195億円、上位5市町村の中に北海道は3つも入ってました。
道東・弟子屈町も圏外とはいえ約45億円の受入があったそうで、地方交付税に頼った地方財政に大きな変革をもたらしていると言えます。
同時に都道府県別のふるさと納税利用率が、関連サイトに掲載されていました。1位の東京でも約22%、2位の神奈川以下は10人に2人も行っていないとの結果。「何となく難しい」、「面倒くさい」などが理由のようです。
たしかに支払いは手続きと同時に行うので、支払いの負担、例えば1万円払って3,000円のものを購入する印象も拭えません。
ただ、翌年支払う税金であり、2,000円の負担はあるとはいえ、市町村に対しお金の使い道を指示できたり、返礼品はもちろんのこと、ワンストップ特例を使えば確定申告など面倒な事務手続きが不要となり、紹介ポータルサイトを利用すれば驚くほど簡単になっています。
また、年収が多いほどメリットが大きい制度と言えるので、いつかは縮小や廃止も。今年の10月1日から市町村側に対してルールの厳格化があるので、利用者にしわ寄せも懸念されます。(※)
物価上昇を考えれば、必ず必要な食べ物などがオススメです。ネットで買い物ができる方であれば簡単にできるので、トライするなら9月中に是非!(本部 星野努)
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※10月1日からは、市町村の手数料・事務経費が寄附金額の5割に厳格化→手数料・事務経費に無駄使いがなければ返礼品に影響・・・
総務省/ふるさと納税の次期指定に向けた見直し
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zeimu04_02000113.html