▲「情報の民主化」。生成AIで作成.
「日本に情報の民主化が起きた」
ある著名人が口にしていた。石炭から石油、蒸気機関車から車に変わった産業革命のように、IT革命の本質を突いた言葉に思う。
誰でも有益な情報が得られ、もちろん知らなくていい情報やフィルターバブルの問題もあるが、今更ポケベル時代に戻りたいとも。
先日、新潟の旧山古志村のニュースを見た。中越地震を乗り越えるも、直面する過疎問題は日本全国どこも同じ。人口800人の小さな村が挑戦したのは新しい技術・NFTによる「デジタル村民」の誕生だ。
もともと山古志は錦鯉の養殖が盛んな所で、誌面の都合上詳細は割愛するが、自分たちの強みで未来をつくる努力を始めている。
本誌でも紹介したが、ファミレスなどで当たり前になった配膳ロボットも、運用は地方の方が早かった。
著名なマーケターが沖縄北部で新事業を仕掛けたり、確かにサッカー球団の企業名も地方名を冠するなど、新しい事業には地方・地域が必須キーワードに思う。
▲「錦鯉」の長谷川さんは50歳で王者に。
ふるさと情報館でも「東京都DX人材リスキリング支援事業」に応募、スタッフ2人と一緒に参加している。
50歳を目前に座学はツラいが、動画の閲覧は日常化できた。(吸収力の高い2人とは年齢差によるものなのか?)
DXとは単にデジタル化することでなく、社会の変容に対応し、そのためにデジタル技術やデータ活用を導入すること。焦っても仕方ない、少しずつ。(本部 星野努)