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香川◆観音寺市/銭形砂絵【本部スタッフ・地方出張余話】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年5月30日

▲琴弾公園展望台から見る。

香川県観音寺市の観光スポットと言えば「銭形砂絵(ぜにがたすなえ)」。

現地でご覧になられたことがある方もいらっしゃるでしょう。

瀬戸内の穏やかな海の青と、きれいな有明浜の砂の白、その周りに生える松の緑がその砂絵を上手く際立たせ、芸術作品そのものです。

この砂絵の始まりは江戸時代の1633年、徳川三代将軍家光まで遡ります。なんと400年もの歴史があります。

当時、わずか11歳で讃岐高松藩主となった生駒高俊を歓迎するために地元民が、わずか一日で作ったとの言い伝え。

書かれている文字は「寛永通宝」、当時の銭貨です。

実際の砂絵は東西の長さが122m、南北が90mと楕円形です。

この砂絵は琴弾(ことひき)公園展望台から見ることができますが、その高さと角度を計算し、一番美しく見えるのがこの比率という先人の知恵です。

毎年春と秋に市民が形を整えており、凹凸の深さは2mもあるそうです。

また、この砂絵を見ると健康で長生きし、お金に困らないとの言い伝えもあります。

まぁ、その真偽はどうあれ、何かロマンを感じるではありませんか。一度はご覧になって下さい。もしかしたら何か良いことが訪れるかもしれませんから。(本部 金澤和宏)

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銭形砂絵「寛永通宝」(琴弾公園) (観音寺市役所ホームページより引用)
毎日、日没から午後10時まで点灯。通常はグリーンですが、期間限定でゴールドやブルーにライトアップされます。

・アクセス
車の場合  高松自動車道大野原ICから車で12分(約6km)、さぬき豊中ICから車で15分(約8km)
電車の場合 JR観音寺駅からタクシーで5分(約2km)
※のりあいバス1日4便あり

長野◆上田市/小島に鎮座する社と赤い鳥居【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年5月27日

▲県道沿いの、東鳥居。

茅野市から上田駅に帰る途中、県道65号線を走っていると赤い鳥居に目がいきました。

生島足島「いくしまあしじま」と読んでしまったのですが、「いくしまたるしま」と読む神社の鳥居です。

生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は、長野県上田市下之郷にあり、生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社には、諏訪大社が祀られる信濃屈指の古社です。

▲本社は、池に浮かぶ小島の上に鎮座する。右は神橋。

夏至の太陽が東鳥居の真ん中から上がり、冬至の太陽が西鳥居の真ん中に沈むと言われ、夏至や冬至に撮影に訪れる方もいます。

摂社の諏訪社脇に立つ御神木の夫婦けやきは、樹齢800年の2本の古木で、夫のケヤキの洞の中に夫婦のシンボルがあり、夫婦円満、安産祈願、良縁子宝、家内安全など数多くのご利益があるとされています。

また日本の真ん中に位置することでパワースポットとしても人気です。

駐車場もあり、トイレも整備されています。上田市にお越しの際に訪れてみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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延喜式内名神大社 生島足島神社(公式ホームページより引用)
生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社(下社・下宮)には諏訪大神が祀られる信濃屈指の古社です。

・所在地 長野県上田市下之郷中池西701

・無料駐車場あり(約80台分)

東京◆本部/あえて東京を攻めない姿勢【本部スタッフ・ふるさと見聞録】 

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年5月23日

▲必要不可欠な社会インフラとして機能しているコンビニ(写真はイメージです)。

日本の現代人がほぼ毎日立ち寄ると言っても過言ではないコンビニエンスストアは、もはやただの小売業チェーン店に過ぎず、人々の生活基盤を支える必要不可欠な社会インフラとして機能しています。

各大手コンビニ各社は常にしのぎを削り、売り上げを伸ばすため近年では同じコンビニの店舗同士を隣接させて、互いに競わせるほど利益確保に勤しんでいます。

日本国内でも最盛期には200近いコンビニチェーンがあったそうですが、今では大手御三家への吸収合併が進み、ご当地限定の珍しいコンビニブランドも少なくなってきた中、果たして顧客満足度の高いコンビニとはどこなのでしょうか。その答えは北海道にあります。

▲セコマは店舗ごとに営業時間が異なっており、こういった常識に囚われない柔軟な営業形態も好感度の1つなのでは。

札幌市に本社を構えるコンビニチェーン「セイコーマート」は、オレンジの暖色系で統一された外装デザインが特徴な店舗で、道内179市町村のうち175市町村に出店済みという地域密着型な営業スタイルが強み。

他社では見られない地産地消を意識した独自商品や、かつて会社の出自が酒屋だったことから、ワインの種類豊富さには目を見張るものがあります。

そんな通称「セコマ」は全1177店舗中、1080店舗も北海道が占めていることもあり、しばしば道内限定コンビニと誤解されがちですが、実は埼玉県と茨城県に100店舗弱営業しています。茨城県内は車で走っているとそこそこ見かけますが、わずか9店舗しかない埼玉県内は、狙って通らないとまず見かけることは難しいでしょう。

ならばもうすぐ東京都内にも出店するのでは?と期待もされがちですが、当の運営会社としてはその構想は更々考えていない模様。

それもそのはずで、セコマにはそのユニークな営業形態からファンも多く、最寄りのコンビニに目を向けず、わざわざ車を数十キロ走らせて訪れるファンも多いとか(自己紹介)。

だからこそ競争の激しい都内に出店すれば、セコマのアイデンティティが薄れてしまう要因にもなるので、むしろ都内出店を願わないファンもいるほど。この点については静岡県限定の某ハンバーグチェーン店も、自社工場からの輸送時間を考慮した鮮度維持を理由として、他県出店計画が現時点でありません。

他社の二番煎じをしたところで、結果的にはオリジナリティが消えてしまい同業他社に敗れてしまうのは、何もコンビニ業界だけに限った話ではありません。

▲企業独自のオリジナリティを見つけるのは面白そうですね。

英語のmust(マスト)は「〜ねばならない」という意味で使われる機会が多いですが、○○で無ければ買うことが出来ない、○○で無ければ買う意味がない、というのは裏を返せばそのブランドが確実に顧客の信用を得ている裏返しであると読み取れます。

人の多い東京で勝負しなくても、わざわざ東京からお客様が足を運んできてくださるという点では、田舎物件という商材で勝負している弊社と案外似た者同士だと思います。

新型コロナウイルスの感染拡大から、政府は「ウィズコロナ政策」を打ち出し、感染もかなり収束してきましたが、依然として地方の人口減少・少子高齢化問題は一向に歯止めが効きません。

なかなか明るい話題のない日本社会において、私は「マストブアイデンティティ」で企業存続を図っていく時代が、より一層到来するものと予想しています。(本部 高橋瑞希)

福島◆南会津町/ミイラ取りがミイラに!?【地域駐在スタッフ・福島「六十の手習い」だべ】

この記事の投稿者: 福島・会津エリア案内人 / 馬場 和弘

2024年5月19日

▲2階から見える七ヶ岳の絶景は格別です。

私は福島県で主に会津地区の物件案内を担当し、以前にも申し上げたように現在、南会津エリア(南会津町・下郷町・只見町・檜枝岐村(ひのえまたむら)の南会津郡4町村)が大変人気です。

理由としては、比較的関東圏から近く300〜400坪の土地に畑が付属されている物件が多く、当然自然豊かな土地という環境が魅力のようです。

そんな中で、日々空き家物件を探したり、お客様に内見案内するのが私の仕事です。

私の父は会津美里町出身、母は柳津町出身とどちらも田舎で、私も幼少期の夏休みはどちらかに行き野山を走り回っていましたので、田舎については全く抵抗ありませんでした。

昨年還暦を迎えた際に、案内するだけでなく自身も田舎でノンビリ過ごすのも良いかな?と感じるようになり、この度ついに南会津町の住人になっちゃいました!

場所は南会津町糸沢という集落で、軒数は約40軒に対し空き家はナント半分の約20軒!!60歳の私が集落では若い方です(笑)。ここもいわゆる限界集落ですね・・・。

集落内を情報収集すると、耕作放棄地がこれまた多く畑は完全に荒れ地です。

それでも野菜作りが趣味の私には夢のような土地なので、「ふるさと情報館」と「野菜&果物栽培」のダブルで余生を過ごすことになりました。(福島エリア現地案内人 馬場和弘)

宮城◆仙台市/青葉城【北の国から・制作スタッフ進行日誌】 

この記事の投稿者: 編集

2024年5月15日

▲伊達政宗公騎馬像。

独眼竜で知られる伊達政宗。18歳で家督を継いだ後すぐに頭角を現し、なんと24歳の若さで奥州随一の勢力にのし上がります。

関ヶ原の戦い後、徳川家から62万石の領地を手に入れたことをきっかけに、政宗は仙台城に拠点を移し、仙台藩の初代藩主となります。

仙台城は青葉山に建つことから青葉城と呼ばれています。天守閣は徳川家康の警戒を避けるためにあえて設けなかったそうです。

青葉城の東は広瀬川の断崖絶壁が天然の石垣の役割を果たし、南は竜ノ口渓谷の深い谷、西は青葉山の鬱蒼とした森で三方向が天然の要害に囲まれています。唯一の弱点が比較的緩やかな北側だとか。

現在は残念ながらお城は焼失していますが石垣と再建された脇櫓(わきやぐら)、政宗公騎馬像を見られます。

▲仙台城跡から見る景色

なんといっても本丸からは仙台市内を見渡せ、晴れていると太平洋が一望できます。

青葉城資料展示館では再現された青葉城を高精細ハイビジョンCGで見ることができるそうです。気になる方はお出掛けください。(本部 菊地美穂)

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青葉城(公益財団法人仙台観光国際協会ホームページより引用)
・住所:宮城県仙台市青葉区川内1

・アクセス
JR仙台駅西口バスターミナル16番のりば るーぷる仙台「仙台城跡」前下車すぐ(※バス停から本丸跡までは階段があります。)
地下鉄東西線「青葉山駅」から仙台市営バス 八木山動物公園行、または「八木山動物公園駅」から青葉台行き「仙台城跡南」下車

・青葉城資料展示館見学等料金
個人:大人700円、中高生500円、小学生300円
団体(20名以上):大人630円 中高生450円 小学生270円

・営業時間
入園自由
※青葉城資料展示館は、 4月〜10月 9:00〜16:20(受付終了15:50)、11月〜3月 9:00〜15:40(受付終了15:10)

・駐車場
普通自動車:あり(有料)
大型自動車:あり(有料)
[大型バス]30台/2時間2,000円 以後1時間ごと1,000円
[普通車]150台/1時間600円 以後30分ごと300円(18時以降無料)

岩手◆宮古市/里の駅おぐに【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2024年5月11日

▲小学校の面影を残す里の駅小国。

春、新生活が始まる季節。

地域で育った若者たちが就職や進学などで社会へ活躍の場を広げていく時期なのですが、それと同時に地域から都市部への人材流出が進む時期でもあります。

近年の児童数の減少により、地域の小中学校、さらには高校までもが統合や廃校を余儀なくされています。

使われなくなった母校、空っぽになった校舎、大きな空き家とも言えるこの問題を解決しようと、全国で様々な取り組みがなされています。

その立地や生活を活かした公共施設としての利用をはじめ、資料館やイベント会場、高知県室戸市の小学校はなんと廃校水族館として生まれ変わりニュースになっていました。

過疎化先進地域の岩手県にも多くの廃校利活用の動きがあるのですが、今回は遠野市のお隣の宮古市にある「里の駅おぐに」を紹介いたします。

この施設は旧宮古市立小国小学校の校舎を改修し、令和元年7月に交流促進施設としてオープンしました。

産直や食堂などがある他、トイレは24時間利用可能で、また遠野市と宮古市を結ぶ国道340号線沿いにあるため、道の駅と認識している方も多いようです。

▲元は職員室?お蕎麦が売りの食堂。

一番オススメしたいポイントは食堂。

懐かしの机と椅子は高学年の児童たちが使っていた物でしょうか?着席し頂いたお蕎麦は、とてもとても美味でした。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

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里の駅おぐに(宮古市公式ホームページより引用)
・所在地
〒028-2422 宮古市小国第9地割81番地1

・利用時間
午前9時から午後5時まで(変更になる場合があります。)
※トイレは24時間利用可能です。

山梨◆八ヶ岳/若葉の候、5月の八ヶ岳事務所【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】 

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2024年5月7日

▲水がはられた田んぼに空が写る。遠くには富士山。(山梨県北杜市大泉町)

北杜市の5月は、春の陽気が引き続き楽しめる季節といえるでしょう。

暦の上では、今年は5月5日が立夏、夏の気配が立ち上がる時期となりますが、北杜市はまだまだ春の陽気で、夏の気配は感じられません。季節の変わり目では無く、気候が安定する月。3月から4月へかけては、日ごとに気温が目まぐるしく変わり、体調を崩す方が多かったですが、5月は疲れを癒す良い機会となりそうです。

北杜市の5月の風景は、田んぼの水張りから始まります。

初旬から八ヶ岳南麓の傾斜を活かした棚田に、勢いよく水が入れられます。冬の間に固くなった土でボコボコと荒れた水面が、耕すことで綺麗な水面へと変化をしていきます。

茶色一色だった田んぼに命が吹き込まれるような、心が癒される景色で、水面には空や山、星空までもが映り込みます。田植え前の僅かな期間、私のお気に入りの北杜市の風景です。

わが家でこの時期の恒例としているのが、スズメバチトラップの設置です。これは冬眠から目覚めて単独で活動している嬢王蜂を捕獲することで、巣づくりを防ぎ、スズメバチの繁殖を防ぐためにおこなうものです。

▲スズメバチトラップ。容器は市販のもの、誘引剤は自分で作成。

スズメバチの巣は1年しか使用されず、冬を越した嬢王蜂は新たに巣を作るために、春からウロウロと活動します。近くに巣が出来てしまうと、大量のスズメバチが繁殖し発生、家の周りをブンブン飛び回り、大変怖い状況になります。その為、巣を作る前の嬢王蜂を捕獲することがポイントとなります。

トラップの作り方は、難しいものでは無く、容器に、蜂を誘い込む液体(誘引剤)を入れ、木の枝などにぶら下げておきます。容器は一度入ると、出られないように細工されています。ペットボトルで作る事も可能ですが、私はめんどくさがりで市販のものを使っています。

誘引剤は家庭で作れ、自分は焼酎とお酢、黒砂糖を混ぜたものにしています。オレンジジュース、ブドウの皮等も良いらしいです。誘引剤は人にとっても美味しそうです。なお、お酢を入れることでミツバチはトラップに来なくなるとのこと。

このスズメバチトラップを4カ所、庭にぶら下げておくのですが、効果は絶大で3週間程で容器がスズメバチでいっぱいになります。おかげで、ここ数年は家にスズメバチの巣が作られることはありませんでした。

▲新緑の季節。ミヤマザクラの花が咲く。(山梨県北杜市大泉町)

今年も巣が作られませんようにと、願掛けして設置する北杜市の5月です。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

東京◆本部/「あの頃」を思い出す【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年5月4日

▲子どもの節目、1991年「あの頃」が蘇る(画像はイメージです).

この4月、ふるさと情報館入社時に授かった息子が京都の学校へ進学のため、一人暮らしを始めました。

入学試験から引っ越し・入学までの期間は落ち着かず、忙しない日々でした。

その期間は33年前、自分が雪深い新潟の片田舎から上京した記憶をも蘇らせました。

1991年、バブル経済が崩壊しつつある時期でしたがそんな実感はなく、アルバイト先の「養老乃滝」の女将さんには「金澤君、あそこのマンション買って、○○円で貸せばいいお小遣いになるよ」と言われたものでした。

この時の状況は何故か鮮明に覚えています。

今思えばこの一言が、ステルスのように私を不動産業界へ導き入れた要因だったのかもしれません。

ここでは板前さんがメニューにない特別料理の夕飯を出してくれ、一人暮らしの身にとってはとても嬉しくお世話になりました。

もう一人女学生のアルバイトがおり、その人はケーキ屋も掛け持ちしていて、毎年12月25日の夜、売れ残ったケーキを持ってきてくれました。

パソコンも携帯も無い学生時代、それはそれで不便さなんて感じず楽しいことは色々ありました。

ただ、就職活動はバブルが弾け、氷河期に。

ただでさえ子供が多い第二次ベビーブーム世代。OB、OGの就職活動体験記は全く参考になりませんでした。

それに対して、あらゆるものがクリック一つで自宅まで届く今の世の中、恵まれているのだろうか?

息子には4年間しっかり勉強して技術と資格を身に付け、一人前、いや半人前でも良い、元気に帰ってきてほしい。(本部 金澤 和宏)