▲琴弾公園展望台から見る。
香川県観音寺市の観光スポットと言えば「銭形砂絵(ぜにがたすなえ)」。
現地でご覧になられたことがある方もいらっしゃるでしょう。
瀬戸内の穏やかな海の青と、きれいな有明浜の砂の白、その周りに生える松の緑がその砂絵を上手く際立たせ、芸術作品そのものです。
この砂絵の始まりは江戸時代の1633年、徳川三代将軍家光まで遡ります。なんと400年もの歴史があります。
当時、わずか11歳で讃岐高松藩主となった生駒高俊を歓迎するために地元民が、わずか一日で作ったとの言い伝え。
書かれている文字は「寛永通宝」、当時の銭貨です。
実際の砂絵は東西の長さが122m、南北が90mと楕円形です。
この砂絵は琴弾(ことひき)公園展望台から見ることができますが、その高さと角度を計算し、一番美しく見えるのがこの比率という先人の知恵です。
毎年春と秋に市民が形を整えており、凹凸の深さは2mもあるそうです。
また、この砂絵を見ると健康で長生きし、お金に困らないとの言い伝えもあります。
まぁ、その真偽はどうあれ、何かロマンを感じるではありませんか。一度はご覧になって下さい。もしかしたら何か良いことが訪れるかもしれませんから。(本部 金澤和宏)
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銭形砂絵「寛永通宝」(琴弾公園) (観音寺市役所ホームページより引用)
毎日、日没から午後10時まで点灯。通常はグリーンですが、期間限定でゴールドやブルーにライトアップされます。
・アクセス
車の場合 高松自動車道大野原ICから車で12分(約6km)、さぬき豊中ICから車で15分(約8km)
電車の場合 JR観音寺駅からタクシーで5分(約2km)
※のりあいバス1日4便あり