▲相続時に困らないための不動産売却。
田舎物件の売却理由は人それぞれのため一概には言えませんが、とりわけ最近では“終活”のため手放すという方が増えてきたように感じます。
また所有者様がお亡くなりになってから、自分たちは1度も物件現地を見たことないという相続人様からのご依頼もあり、これに通じることは親子間での不動産相続の希薄化ではないでしょうか。
バブル期の土地神話から40年近く経過した現代では、もはや買った時より高く売れる方が稀で、モノによっては市場価値が0円という“負”動産も実在することもこれまた事実。
土地建物は植物と同じで感情こそは無けれども、定期的なメンテナンスを怠ると干からびて死んでしまいます。
不動産自体よりも不動産売却益を現金で渡して、自身の相続時に余計な火種を残したくないという親御様のご意見も至極真っ当なもの。
不動産は何でもかんでも売れるわけではなく、そもそも商品にすらならない状態となっては手遅れのため、まずは空き家になった時点で田舎物件の専門業者に相談するのが得策でしょう。(本部 髙橋 瑞希)