▲小さい滝が幾重にも流れ落ちる「吐竜の滝」。
「吐竜の滝」は、北杜市大泉町、標高1250mの川俣川渓谷沿いに位置する癒しのスポットです。滝の落差は10m、幅は15mあります。
木々やコケに覆われた岩壁から、小さい滝が何段にもなって落ちる姿は、風情があります。
「吐竜の滝」は、絹糸のように流れ落ちる神秘さから「竜の吐く滝」と名づけられました。
駐車場から滝までは、涼しい木立の中を歩き10分〜15分ほど。高低差が少なく、歩きやすい遊歩道になっています。
▲奥の橋を渡ると、その先には滝が見えてくる。
7月の終わり、北杜市の最高気温は33度。涼を求めて、森林浴を楽しみながら歩いていると、あっという間に滝に到着。
滝の周辺は、夏休み中の家族連れなどが、何組も涼んでいました。
川の水はひんやりと冷たく、水辺に立つと涼やかな風が吹き、自然のクーラーです。
しばし、滝を見ながら、小鳥のさえずりと、川のせせらぎを聴きながらのひとときは、贅沢な癒しの時間でした。
「吐竜の滝」は、春の新緑、そして紅葉のシーズンもおすすめです。10月下旬から11月には、ミズナラ、カエデなどが鮮やかに彩り、滝とのコントラストは見事です。
四季折々の表情を見せる「吐竜の滝」は、1年を通して楽しめる場所です。(八ヶ岳事務所 柳本朝子)