那須の観光名所であり、九尾の狐伝説で有名な「殺生石(せっようせき)」のそばに、那須温泉の中でも評判の「鹿の湯」があります。昔は湯治客で賑わい今は観光客で賑わっているこの温泉に久し振りに行って来ました。
この温泉には時間湯という独特の入浴法があります。先ず浴室に入って直ぐ「かぶり湯」があり、後頭部にタオルを掛けて47度の温泉を柄ひ 杓しゃくで後頭部に100~200回位かけ流します。これを「かぶり湯」といい鹿の湯独特の温泉療法といわれ温泉の薬分を効率よく吸収するとともに、入浴後のめまい、吐き気などの湯あたりを防ぐ効果があると言われております。
次に入浴ですが、男湯には木製の浴槽が41度~48度と温度毎に仕切られて、六つ在り、お客が好みに応じて入浴しています。腰まで1分、胸まで1分首まで1分の3分湯で、短熱浴といわれ長湯すると体に悪いと聞いております。私もかぶり湯をして48度の浴槽に挑戦しました。かろうじて2分位入浴できたことの達成感に満足です。
硫黄泉独特の匂いと、肌の刺激も強く誰もが肌の色が真っ赤、赤です。その分体の芯まで温まり、入浴効果抜群です。皆様も是非体験して下さい。 (那須店 高久 重廣)