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山梨◆忍野村/天然記念物・忍野八海へ【北の国から・編集スタッフ進行日誌】

この記事の投稿者: 編集

2022年3月29日

▲水面には、きれいに建物や木が映っています。

富士河口湖近くのトンネルを抜けると一面に富士山が広がります。そこから更に東へ忍野八海がある忍野村へ向かいました。TVで度々目にする天然記念物の「忍野八海(おしのはっかい)」は富士山の伏流水に水源を発する湧水池です。世界遺産富士山の構成資産の一部としても認定されています。

中心地にある池は透明度が高く、青色で美しく透き通っていました。泳いでいる魚は鯉だと思ったのですが、どうやらアルビノのニジマスだそうです。そのニジマスもとてもきれいな青色で湧水池をより神秘的に感じさせられました。

▲水面下に見えるニジマス。

池をのぞき込むと藻がゆらゆらとなびき透明度が高い水に建物や木がきれいに映っています。それに加え池の底まで見ることができるので、しばらく見てても飽きがきません。

湧水口には名水を飲める場所があり、その水をペットボトルに入れて購入することもできます。ですが私はその先にあるワインのコーナーに目がいってしまいサングリアと地ビールを購入して帰路につきました。気になる方は是非足を運んでみてください。(本部 井上 美穂)

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東京◆本部/海外からのお客さん【本部スタッフ・日々の業務より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年3月26日

電話機のディスプレイに見慣れない長い番号が表示されることがあります。海外からの問い合わせです。インターネットが気軽に使えるようになってきてからは、海外からのメール問い合わせは珍しくありません。ただ、それだけでは納得できないお客さんは実際に電話で問い合わせをしてきます。

感覚的に年1件はそのようなケースで成約になっているでしょうか。昨年はロンドンから、一昨年はニューヨーク、その前はハワイなど。そこまでのことをされるお客さんは、実際来日し、見学されてもお断りされた実績は〝今のところ”ありません。確かに、日中に電話をくれるということは、現地では夜中の場合もあり、その熱意は電話を通じてもひしひしと伝わってくるものがあります。

現在も、私は北米から時々お電話をくれるお客さんの対応をしています。夏頃には来日出来そう(したい)、とのことです。どんなお客さんなのか、お会いできるその日が楽しみな反面、それ以前に売れてしまった場合は申し訳ない気持ちもあり、複雑です。(本部 金澤 和宏)

長野◆塩尻市/物件ウォッチ誌上オンエアー (文化放送「大人ファンクラブ」毎週土曜日06: 25 より。中村の放送回は毎月第4週目)

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2022年3月23日

長野県塩尻市店舗兼住宅 950万円
「関所と漆器の町の住まい」(物件№16989H)

今回は長野県塩尻市の趣のある物件をご紹介します。塩尻市というのは端的にいうと二つの顔を持つ市で、とても特徴のある町。

塩尻市は県のほぼ中央、信濃の国の四つの平らのうち、松本平の南端に位置し人口6万5千人ほどが暮らす中核市だ。北部は扇状地が広がり水はけと日当たりの良い土壌、寒暖差が大きい気象条件を活かした果樹栽培が盛んで、ことにブドウの一大産地として内外に知られ有名ワイン酒造メーカーも数多い。

▲市内のワイン酒造メーカー。

▲市内のワイン酒造メーカー。

いっぽう、諏訪湖の北岸下社秋宮(しもしゃあきみや)の門前で甲州街道と交わる中山道はここ塩尻を通り、新大関となった御嶽海(みたけうみ)の故郷・上松町(あげまつまち)から恵那山峠を抜け岐阜の中津川などから京へ上る五街道のひとつとして、京と江戸を結ぶ古くからの交通の要衝地であった。途中、わたしの好きな「岐阜・高山」へも抜けられる。

さて中央道塩尻インターを抜け南西方向へ。いまの中央西線・洗馬(せば)駅辺りからは景色が一変する。ブドウ畑があっという間に峡谷に変わるのだ。蛇行する奈良井川と交差すると国道19号線の真新しいトンネルが出来ていた。トンネルを抜けると「是より南 木曽路」となる。かつての尾張藩領に入ったのである。

▲塩尻インター出口。

その少し開けた河川敷にあるのが「贄川(にえかわ)関所」だ。木曽福島の添え番所として藩の貴重な木曽檜で作られた漆器類、そして「出女」の取り締まりにも目を光らせていたという。いまは市の教育委員会の管理するこの関所管理人の案内で、室内を拝見した(入館料は300円)。

▲贄川関所。北側は奈良井川の急傾斜の渓谷となっている。

その最奥にある小部屋こそ出女に対するキツい取り調べが行われていたといい、そこはかとない隠微さが漂っていた。わたしはこれまでも新居(あらい/静岡・湖西市)や気賀(きが/静岡・浜松市)、尿前(しとまえ/宮城・大崎市)などの関所を越えてきたが、江戸時代の旅人にとってここもひと苦労の場所であったのだ。

国道19号をさらに南下しコンビニの手前で右折するとそこは旧中山道となる(国道257号線)。ここは国道、鉄道、河川が平行に走っている。周辺には道の駅や市の最南端の「楢川支所」があるが、いきなり歌舞伎座と思しきものが現れた。車を停めて見ていると人が寄ってきて「うちの社長がコロナ禍でも元気を出すように、発奮して」作ったのだという。地元の業務用家具を専門に作る社屋だった。正面には吉良上野介邸の立派な門構えも。ありがたく写真も撮らせていただいた。

▲旧中山道の歌舞伎座(?)。

そこを過ぎた高台からは木曽平沢の町並みが一望できた。木曽漆器の本場であり、「重要伝統的建築物群保存地区」に指定されている職人の町である。目指す物件はその中心地のメインストリート沿いにあるのだ。沿道では除雪に精を出す住民も多く、どこかタイムスリップしたような感覚だ。

物件は角地にあたる。その脇を抜け140メートルほど上ると正面が木曽平沢駅である。雪にたたずむ漆職人の町。クラシカルな趣きのある木曽路だが、この先の奈良井や福島といった宿場とも異なり、職人の技を今に伝える貴重な町として、この物件も再生されんことをわたしも切に願う。

▲平沢地区のメインストリート。

所有者は県内在住者でこの物件を相続にて引き継いでいる。高齢により通いきれなくなったためのご売却と聞いている物件だ。築年が昭和36年というから、この建物も還暦を過ぎたことになる。わたしともほぼ同い年ということだ。内装はところどころ傷みが見られるものの10年ほど前に屋根を張り替えている。水回り設備を中心に取り替えの時期にもきているということだ。かつては職人たちもともに寝泊まりした建物で、ペンション並みの広さがある。好立地をさらに活かせるような店舗(インテイリアや雑貨、飲食店など)夢の広がる物件だ。

そのあと、国道19号を南下し権兵衛トンネルを抜け伊那谷に出て八ヶ岳への帰路についたのだった。(八ヶ岳事務所 中村 健二)

▲中央西線木曽平沢駅より見た町並。

※この物件(物件№16989H)は本誌『月刊ふるさとネットワーク』1月号に掲載しています。また、放送日は3月最終土曜日となります。

静岡◆伊豆/伊豆山に想う・・・鎌倉殿の13人【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年3月20日

▲伊豆の海岸線を走る国道135号線。脇見運転は×ですよ。

令和4年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」。「新選組!」「真田丸」に続くご存知三谷幸喜脚本作品で、前作のように、物語の中に緻密(ちみつ)に張られた伏線が、今後どのように展開されるのか気になってしまいます。エンターテイメント、喜劇要素が根底にあるので安心して見ることができ、また前作では主人公「真田幸村」を実名である「信繁」で創り上げ、歴史ファンを唸らせるようなしっかりとした時代考証も随所に見られます。大河ドラマを通じて地域の歴史に興味を持つきっかけにはちょうど良い感じです。

今回の主人公は2代執権・北条義時で、伊豆に流された源頼朝と、それに助力した有力坂東武者、御家人達。和田義盛や三善康信、大江広元など、受験の際に暗記項目でしたね。今でも埼玉の比企郡、小川町や嵐山町へ行くと、比企能員(よしかず)や畠山重忠の史跡を良く見ますので、どのようなキャラクターで描かれるのか楽しみです。

▲西伊豆の山の中にひっそりと「頼朝の硯水」があったり、鎌倉殿ブームの予感。

現在放映中の北条館は旧韮山町、三嶋大社の祭礼の日に挙兵しましたね。浅野和之さん演じる伊東祐親(すけちか)はもちろん伊東市でしょう。歴史の授業では鎌倉時代はわりと男女平等だったとか、幕府は源氏断絶以降、評定衆など合議制を確立した流れ、最終的には紆余曲折の末、義時の権力集中、後の得宗専制政治へ移行したと学びました。現在コロナ禍で開発独裁体制に遅れをとっている資本主義体制。ドラマを一年通じて伝えたい何かがあると想像して止みません。(本部 星野 努)

▲頼朝と政子の逢瀬の場となったのが伊豆山神社境内(写真奥の稜線あたり)「伊豆」の由来となった地名であり、すぐ近くの県道は昨年の土石流の傷痕が残り、各所の復旧も進行形。

東京◆本部/「遊撃農家」という選択【地域深堀り・のぞむ生活紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年3月17日

田舎暮らしをしたら、自給自足をしてみたい。と考える方も多いかと思います。目の前で育った野菜を収穫するのは都会では味わえない醍醐味の一つです。

中には広い農地で耕作をしたいと言う方もおりますが、農地の取得は非常にハードルの高い手続きを要します。地域によっては「一定期間の農業経験、農業研修を終えている」「一定条件の広大な農地を耕作・維持管理できる営農計画がある」「維持管理の継続のための予算、生活のための予算がある」などの規定がありますが、現在お勤めの方などは、なかなかクリア出来ない条件です。個人が農業に参入する場合の要件・農水省HP

▲桃農園(牧丘町)でもぎたての桃を食べたい今日この頃。

農家の方は家族だけで営農をしており、収穫時期は寝る間を惜しんで、作業されている方も多く、繁忙期だけ、人を雇っている農家もおります。

「遊撃農家」とは、自分の農地を持たず農家を点々と巡り農作業をされている方々です。人によりやり方は様々ですが、収穫時期に合わせて点々と農家を巡る方や、広大な農家に住み込みで働く方など、実践されている方が増えています。

農業実績を積み、そろそろ自分でも!と思ったら自宅の近くで手頃な大きさの農地を借りて始めるのも選択肢の一つとしてみてはいかがでしょうか。(本部 長内 望)

▲人生一度きり。既存の枠に囚われず様々なチャレンジをすることで、新しい出会いが生まれるはず。

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ナリワイ遊撃農家
https://yugekinouka.tumblr.com/
※遊撃農家は『ナリワイをつくる』の著者伊藤洋志さんが提唱する生業の一つ。
土地を所有しない農業の実践

岩手◆遠野市/三陸沿岸道路が開通しています【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2022年3月14日

▲田野畑村(たのはたむら)の景勝地・北山崎(きたやまざき)。沿岸北部の海岸段丘を一望できる。

昨年2021年12月18日、ついにこの時が来ました。三陸沿岸道路の全線開通です。岩手県の久慈IC~譜代IC間の開通により、青森県八戸市から宮城県仙台市までの太平洋沿岸部を1本で貫く、総延長359㎞の三陸沿岸道路が完成したのです。

みちのく岩手事務所がある遠野市からも沿岸部への移動が大変便利になり、自身がこれまで岩手県内で一番移動に時間がかかると感じていた『あまちゃん』の舞台、沿岸北部の久慈市にも2時間半ほど、南も宮城県の気仙沼や石巻はもちろん、東北一の都市である仙台へも内陸の東北自動車道を利用するルートに代わる選択肢ができました。

※東北の自動車道地図(国交省管轄ページより)

岩手県の面積は15280㎡と北海道に次いで2番目の大きさ。車で岩手を訪れた、または通過した事がある方であればその広さや長さを体感した事があるでしょう。さらに沿岸部は隆起海岸が発達した北部にリアス式海岸で知られる南部と海岸線が非常に入り組んでおり、太平洋に面する海岸線をピーンと伸ばした距離は700㎞を超えるとの事。東京から直線距離で北は盛岡、西は広島まで到達する長さになります。

これまで沿岸部の主要道路だった国道45号線も、その地形に倣って曲がり道が多く、高低差もあるため海岸なのに峠越えのような道のりでした。一方、新たにできたその三陸沿岸道路は、大部分が海を見下ろす高い場所に架けられており、時間距離の面でも心の面でもだいぶゆとりをもって運転する事ができます。ただ、積雪はあまりない地域ではありますが天候による路面状況への注意が必要なのと、海からの強い横風に煽られる事もあるので安全運転を心がけましょう。

▲宮古市(みやこし)の浄土ヶ浜(じょうどがはま)。さっぱ船遊覧ではカモメやウミネコが同乗してくる事も。

▲釜石市の釜石大観音。釜石中央インターチェンジ。

私自身も昨年の暮れから2回ほど石巻市の物件調査で三陸沿岸道路を利用させていただきました。石巻市へは以前からも何度か足を運んでいるのですが、新しい道路ができるたびにその変化に驚かされます。市街地へは今では遠野市の自宅から140㎞足らず、三陸沿岸道の無料区間を使い2時間ちょっとで行く事ができます。

石巻には市街地を見渡す事ができるイチオシスポット、「日和山公園(ひよりやまこうえん)」があります。また、高台にあるこの公園からは、岩手県中心部を流れる北上川の河口が見下ろせ、その中州には仮面ライダーやサイボーグ007で知られる漫画家・石ノ森章太郎の石ノ森漫画館があるのも見てとる事ができます。

▲日和山公園。頂上には神社があり、海や市街地を見渡せる。

岩手県沿岸部には、八戸や仙台から三陸海岸道路を利用できるようになった他、盛岡と宮古、花巻と釜石をそれぞれつなぐ道路も全線開通したため、内陸を通る東北自動車道からのアクセスも非常に便利になりました。また、現段階ではそのほとんどが無料区間となっておりますので、岩手にお越しの際は是非ご利用ください。まだまだカーナビに出ない道路も多いですし、サービスエリアやトイレ、ガソリンスタンドもありませんので、事前に確認等をされることをお勧めします。

みちのく岩手事務所では今後もっと沿岸部の新規物件調査、案内を拡充させていけたらと考えております。どうぞよろしくお願いします。(みちのく岩手事務所 佐々木敬文)

▲北上川の河口。中央の白い変わった形の建物が石ノ森漫画館。

東京◆本部/明治神宮へ参拝に行きました。【本部スタッフ・日々の暮らしより】

この記事の投稿者: 編集

2022年3月10日

今年の初詣は明治神宮へ参拝に行きました。原宿駅、表参道駅、明治神宮前駅と3つの駅かアクセスしやすい明治神宮は、オシャレな街並みとは一変してその一帯だけ空気が変わります。

私は原宿駅より明治神宮へ向かいました。南参道は東京とは思えぬほど立派な木がひしめき合い、空気もよどみなく澄んでいて、とても気持ちの良いものでした。この参道には数多くの日本酒が奉納されているスポットがあり、日本酒の種類をつい眺めてしまいます。

そこから少し歩くと本殿が見えてきます。鳥居をくぐり本殿の賽銭箱にお賽銭を投入し、今年は年女で縁起が良いはずなのですが、本厄なので健康面を祈願し、その場を後にしました。本殿からの帰り道におみくじを引ける場所があるのですが、本厄で更におみくじを引いて凶を引いてしまうと立ち直れない気がしたので、おみくじを引くのは控えました。

良い年になりますように。(本部 井上 美穂)

栃木◆那須/引き継がれる餅つき ~ いっちゃんと後継者育成【那須高久・里山日誌りた~んず】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2022年3月7日

12月30日 お正月の餅つき 24名参加

マイナス5℃と凍てつくような寒さの朝を迎え、恒例のお正月用の餅つきの日が来ました。庭先のずっと先、畑の方から「オーイ!水!水が出ないよ~!」と誰かが叫んでいます。

昨日会場準備の時に「明日凍って水が出ないと最悪だから~」とホースを長~く伸ばし水を全部抜いたはずなのに、何故か凍っているという。ホースにお湯をかけ、足で踏み、中の氷を砕いて水を出すと、ピチッ!ピチッ!という音と共に氷が押し出され無事開通!朝一のトラブル解消です。

釜に水を張り、釜口に火を付け、しばらくして釜の湯が沸くと、水切りをして置いたもち米の入ったセイロがその上に載せられる。この時「オーイ!竹をくべすぎないで~!」と毎年同じ台詞が飛びます。

▲前日もち米を網に入れ、そのまま洗って水に浸し、当日水を切りセイロに入れて蒸します。

いつの間にか持ち場が決まり、それぞれがスペシャリスト?なのに・・・と思うが何も言えない。燃やしている竹は火力が強く、ガンガン焚くと、もち米が蒸し過ぎて腰抜け?(ベロ~ンとまとまりがない)の餅になってしまいます。このことをここらでは「蒸ふけ流れる」といいます。

「サァー行くよ~!」と声が掛かり湯気の立ちのぼるセイロを急いで持ち運んで来て、臼の中に「ドン!」と放り込むと、ふわ~と湯気が舞い上がり餅つき開始ののろしが上がりました。杵を持ち、手ぐすね引いて持っていた三人の搗き手はさっそく「捏ね合わせ」を始め、毎年これを見ると「これが大事なんだよなぁ~」と言っていた昔の人を思い出します。

いつものことですが、搗き始めはどうも調子が合わない。突然私に餅つき歌のリクエストがあり「歌でお手伝いが出来るなら~」と昔から歌われている「カラスめが~♪」と始まると今まで以上に搗く手が乱れてきた・・・あれ!調子っぱずれだった?と早々に歌うのを止めました。周りの人の話では三人で搗いて三拍子なのに私の歌は4拍子とか・・・合う訳ないよなぁ~と心の中で思いました。

今年は昔のナイスガイ?が14人も揃ったので体の負担にならないように取っ換え、引っ換え時々若者(唯一の)とすばらしいチームワークで順調に進んでいます。それと並行して始まった餅のしが大忙しです。

昨年の事などすっかり忘れ「あれ!どうやるんだっけ?」と厚手のビニール袋とのし型を手に、ああでもない、こうでもないと思い出せないでいると「餅が風邪引くよ~!!」(固まってしまうことらしい)と言われ、余計にあたふた。「仕方ない。テキトーに伸ばそう~!」とビニールの袋に入れギュッ!ギュッ!と押し伸ばしても腰が強くてうまく伸びない。「遣っ付け仕事で不細工なのし餅だけどまぁいいか~」とテキトーに終わらせ他の2人を見ると、上手に伸ばしている。何とかひと臼分の三枚を伸ばし終えた時、同級生のイッちゃんが来た。手際良くなんでもこなす「千人力」の登場にひと安心で後はお任せしました。

▲今年初参加の女性が締めの餅つきの跡継ぎに。頼もし~い!です。

これからのことを思い、若手の女性2人にのし餅とお供え作りを伝えようという事で、イッちゃんが先生になり細やかな後継者育成をやってくれました。これで来年から安泰かな?

最後の12回目は昼食用の餅になります。数年前までは私とイッちゃんで交代に締めの餅つきをやっていたのですが、最近では杵が持ち上がらなくなり自然消滅で途絶えていました。でも今年初参加の元気の良い女性が上手に搗き復活しました!こちらも後継者ができ、世代交代で活気付きました。

▲何でもできるイッちゃんが先生になって後継者育成中です。

今年最後の餅も搗きあがり、いよいよ昼食用の「ミズギリもち」を取ります。臼の中で1口大にちぎり分け熱い湯の中に入れ保温?します。食べる時にそれを引き上げ「なっとう」「ごま」「大根おろし」「あんこ」等を好みで絡めて食べます。その中でも私が小豆作りからやった「手作りあんこ」が大好評でした。昨年に引き続き新型コロナ感染対策で静かな餅つきでしたが仲間たちの元気な姿を見ることができてひと安心です。来年こそはマスク無しの大声で笑い合える解放された餅つきをやりたいものです。

お帰りの前に豆餅切のひと仕事があります。切り終えた順に豆餅と搗きたての柔らかいのし餅をやさしく胸に抱え家路につきました。後姿を見送りながら、皆さんのお正月の膳に今日搗いた餅がのり「おいしいね?」と笑顔で食べている姿が目に浮かび嬉しくなります。これが私の至福のひとときです。(那須店 高久タケ子)

▲時間がたち固くなった豆もちは切るのが大変ですが、この「もち切り」は便利で楽に切れます。

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味噌作りのお知らせ
日 時:
3月26日(土) 9~14時
27日(日) 同上
※雨天決行
場 所:ふるさと情報館・那須店
参加費:大人2,000円、子供1,000円
(お弁当・飲み物、お土産代含む)
味噌代:白米16,500円。
玄米17,500円。
※ポリ桶付きの場合は
+1,550円。
締切り:3月15日まで
お申込:ふるさと情報館・本部
TEL:03-3351-5601
※マスクの着用をお願いします。
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