電話機のディスプレイに見慣れない長い番号が表示されることがあります。海外からの問い合わせです。インターネットが気軽に使えるようになってきてからは、海外からのメール問い合わせは珍しくありません。ただ、それだけでは納得できないお客さんは実際に電話で問い合わせをしてきます。
感覚的に年1件はそのようなケースで成約になっているでしょうか。昨年はロンドンから、一昨年はニューヨーク、その前はハワイなど。そこまでのことをされるお客さんは、実際来日し、見学されてもお断りされた実績は〝今のところ”ありません。確かに、日中に電話をくれるということは、現地では夜中の場合もあり、その熱意は電話を通じてもひしひしと伝わってくるものがあります。
現在も、私は北米から時々お電話をくれるお客さんの対応をしています。夏頃には来日出来そう(したい)、とのことです。どんなお客さんなのか、お会いできるその日が楽しみな反面、それ以前に売れてしまった場合は申し訳ない気持ちもあり、複雑です。(本部 金澤 和宏)