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東京◆本部/「遊撃農家」という選択【地域深堀り・のぞむ生活紀行】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年3月17日

田舎暮らしをしたら、自給自足をしてみたい。と考える方も多いかと思います。目の前で育った野菜を収穫するのは都会では味わえない醍醐味の一つです。

中には広い農地で耕作をしたいと言う方もおりますが、農地の取得は非常にハードルの高い手続きを要します。地域によっては「一定期間の農業経験、農業研修を終えている」「一定条件の広大な農地を耕作・維持管理できる営農計画がある」「維持管理の継続のための予算、生活のための予算がある」などの規定がありますが、現在お勤めの方などは、なかなかクリア出来ない条件です。個人が農業に参入する場合の要件・農水省HP

▲桃農園(牧丘町)でもぎたての桃を食べたい今日この頃。

農家の方は家族だけで営農をしており、収穫時期は寝る間を惜しんで、作業されている方も多く、繁忙期だけ、人を雇っている農家もおります。

「遊撃農家」とは、自分の農地を持たず農家を点々と巡り農作業をされている方々です。人によりやり方は様々ですが、収穫時期に合わせて点々と農家を巡る方や、広大な農家に住み込みで働く方など、実践されている方が増えています。

農業実績を積み、そろそろ自分でも!と思ったら自宅の近くで手頃な大きさの農地を借りて始めるのも選択肢の一つとしてみてはいかがでしょうか。(本部 長内 望)

▲人生一度きり。既存の枠に囚われず様々なチャレンジをすることで、新しい出会いが生まれるはず。

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ナリワイ遊撃農家
https://yugekinouka.tumblr.com/
※遊撃農家は『ナリワイをつくる』の著者伊藤洋志さんが提唱する生業の一つ。
土地を所有しない農業の実践