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長野◆上田市/小島に鎮座する社と赤い鳥居【本部スタッフ・地方出張余話】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2024年5月27日

▲県道沿いの、東鳥居。

茅野市から上田駅に帰る途中、県道65号線を走っていると赤い鳥居に目がいきました。

生島足島「いくしまあしじま」と読んでしまったのですが、「いくしまたるしま」と読む神社の鳥居です。

生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)は、長野県上田市下之郷にあり、生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社には、諏訪大社が祀られる信濃屈指の古社です。

▲本社は、池に浮かぶ小島の上に鎮座する。右は神橋。

夏至の太陽が東鳥居の真ん中から上がり、冬至の太陽が西鳥居の真ん中に沈むと言われ、夏至や冬至に撮影に訪れる方もいます。

摂社の諏訪社脇に立つ御神木の夫婦けやきは、樹齢800年の2本の古木で、夫のケヤキの洞の中に夫婦のシンボルがあり、夫婦円満、安産祈願、良縁子宝、家内安全など数多くのご利益があるとされています。

また日本の真ん中に位置することでパワースポットとしても人気です。

駐車場もあり、トイレも整備されています。上田市にお越しの際に訪れてみてはいかがでしょうか。(本部 角南辰彦)

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延喜式内名神大社 生島足島神社(公式ホームページより引用)
生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社(下社・下宮)には諏訪大神が祀られる信濃屈指の古社です。

・所在地 長野県上田市下之郷中池西701

・無料駐車場あり(約80台分)

長野◆諏訪/今年の信州は七年に一度に【本部スタッフ・ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2022年6月27日

▲建て御柱は、境内の一部に関係者のみの入場規制がかかり、一般見学者は建物の間から見学。

新型コロナによる行動規制がないGWは約3年ぶりです。令和4年の信州では、善光寺(長野市)や光前寺(駒ヶ根市)の秘仏・本尊の御開帳をはじめ、諏訪大社の御柱祭(諏訪地域)やお練り祭り(飯田市)など、7年に一度のイベントの年です。(イベントによっては延期を行ったため本年に重なった模様)

年初よりその開催を心配される声が聞かれましたが、大きな混乱も無く、各地で無事開催されました。私も前回に引き続き上社の「御柱祭」を見学することができました。

▲大きく掲げられた「感謝」の文字が、この祭りにかける人々の想いとして伝わってきます。

お祭りは5月3日4日に、すでに山から伐きり出して運ばれた8本の御柱を上社・本宮と前宮にそれぞれ4本ずつ運ぶ「里曳き」、5日にそれぞれの境内の四隅に垂直に立ちあげる「建て御柱」が行われ、上社周辺のいつもの道路は交通規制がしかれ、様々な色の法被(はっぴ)を着た氏子の方々が歩く歩行者天国となっていました。

それぞれの集落名が入り、色の違う法被姿を見るだけでも、この祭りの奥深さを感じます。織田信長の諏訪大社焼き討ちや戦時中でも中止しなかったお祭り、柱を建てた際に鳴り渡る花火の音を聴きながら、無事に開催されたことに感謝して帰路につきました。

これからは集落単位の「小宮祭」が各集落の諏訪神社で行われます。(本部 星野 努)

▲きなり(歌声)とラッパ隊の音色に合わせて威勢良く建てていきます。

長野◆蓼科/戦時中でも中止されなかった「御柱祭」【信州蓼科・タイムカプセル】

この記事の投稿者: 信州蓼科エリア案内人/ 星野 登美夫

2021年8月7日

昨年から始まったコロナ感染症の拡大に各地の行事やお祭りの縮小や中止が相次いでいます。長野県諏訪地方でも毎年お盆の「諏訪湖湖上花火大会」が昨年は中止、しかし今年は連日連夜、約10分間、約500発を打上げるとの発表がされました。

そして待ち遠しいのが、令和4年の7年ごとの天下の奇祭「御柱祭」。開催を心配していましたが、4月「山出し」、5月「里曳き」に向け、各地区の役員等での柱の見立てなど着々と準備が進められ、八ヶ岳山麓のモミの大木(上社8本)御用材が決まりました。

▲上社の「木落とし」。

八ヶ岳山麓3市町村と諏訪市の半分が諏訪大社上社の担当する柱で、私が東京から移住して今回で9回目を迎え、今回も上社の「曳き子」として参加しようと思っています。

下社の「木落とし」は、最大斜度35度、距離100メートルを御柱の大木に氏子が乗って豪快に滑り落ちる様子がテレビ等で放映されて全国的にもよく知られていますが、上社も「木落とし」や「川越し」など、勇壮そのものです。

平安時代から約1200年の歴史を持ち、織田信長の諏訪大社焼き討ちの時も、戦時中でも中止されなかった「御柱祭」。このお祭りは「人を見るなら諏訪の御柱」と言われるほど三密、飲酒の世界です。コロナ禍でどのような祭りになるのか、興味深々です。(信州蓼科エリア案内人  星野 登美夫)

▲上社の「川越し」。

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諏訪湖の花火
https://suwako-hanabi.com/kojyou/
式年造営御柱大祭・諏訪大社【公式ページ】
http://suwataisha.or.jp/onbashira.html

御柱の本・ガイドブック

長野◆蓼科/いよいよ天下の奇祭・諏訪地方一大イベントの:御柱祭始まる!!

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2010年4月2日

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7年に1度に、諏訪大社の氏子たちで行われる「御柱祭」。いよいよ本格的に本日から始まりました。

本日諏訪地方の午前中は、あいにくの雨模様。大雨の中の曳行でしたが、午後になると晴れわたり、車山から北アルプス、八ヶ岳の見える気持ちの良い山出しとなりました。

お祭りの模様は以下公式ページで告知してますので、週末予定の無い方は今からでもぜひどうぞ。尚、『月刊ふるさとネットワーク』5月号でも今回の「御柱祭」の模様はご紹介予定ですのでお楽しみに。

御柱祭・公式ホームページ