4月に下の娘が県外に出て、5人で始まった移住生活が、とうとう夫と二人になってしまいました。
子供の送迎に費やされていた時間が突如空白になり、子育ての終わりのあっけなさを思い知った春でした。
何を思ったか夫が庭に小さな畑を作り、初心者向けの野菜の種を買ってきました。
枝豆、えごま、バジルを蒔き、移住12年ついに畑デビューを果たしました。
実は私、サボテンを枯らしたことがあり、数々の観葉植物も残念な最期を迎えさせてしまった「育てられない女」です。
再犯が心配されましたが、今回はなんとか我が家の食卓に上ることができました。
枝豆がなかなか膨らまない心配、えごまは料理の腕が追い付かず、活用しきれなかったという後悔、調子に乗って植えたズッキーニは中指くらいの上品な大きさにしかならなかったという失望。
1畳ほどの畑で様々な感情と向きあう事ができました(大げさ)。
ゆるい家庭菜園、来年は愛してやまない「モロッコいんげん」を育ててみたいと思っています。(八ヶ岳事務所 原 きみえ)