「田舎暮らし」ということで、全国津々浦々から不動産売却の話を頂きます。実際に物件化するためにはいくつかのプロセスが必要で、事前調査、見学希望の際の案内、売却後のフォロー体制、そして何より安心して都会に住む皆さんにご紹介できる物件かどうかを見極め本誌に掲載されます。
先日お引渡しした港町の大型物件は、夫婦での移住には部屋数が多すぎ、東京から200㎞ある距離にも苦慮していました。そんな中、地元の漁師さんが購入して下さることに。売主さんのお知り合いのご縁で、弊社を通じてのお客様ではありませんが、責任あるご契約・引渡しをお願いしたいと弊社に引き続き媒介依頼を頂きました。
買主様は未来のある20代、近い将来の船長候補で、いずれ船乗り仲間が休息できる住まいにしたいとのこと。震災以降、沿岸部の物件は特に契約の際に津波の避難について注意喚起のご説明をしますが、私よりずっと海の恐ろしさを知っている方にお話するのは不思議な感じでしたが、良いご縁に感謝。(本部 星野 努)