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群馬◆黒保根/人生の楽園づくり…田舎暮らし応援【桐生くろほね・花咲爺日誌】

この記事の投稿者: 群馬・黒保根案内人/小林 峯司

2020年10月8日

▲荒廃していた山林が、明るい花山へと変貌を遂げる。

群馬県桐生市黒保根町に在住、「花咲か爺さん」を目指す小林峯司です。今回は私達の楽園・人生の楽園づくり『赤城グリーンランド自治会』をご紹介します。古きヒット曲「名月赤城山」の東麓にあり、尾瀬沼や日光中禅寺湖に車で90分程の高原です。

昭和の高度経済成長期にゴルフ場予定地として買収された土地があり、その未開発のまま放置され荒廃していた山林を再生させようと、有志の仲間達で買い受けました。作業道を入れ、山桜や花桃・山もみじ等350本程を植栽。15年目の春を迎え、エリア全体が見事な花山に変わりました。

▲春になると一斉に花々が咲き乱れる。

▲国の補助金によって整備。

現在7組が約5ヘクタールのエリアに水道・電気を共同導入し無農薬農園・山菜園に花木園を加えた「楽園」つくりに家族ぐるみで今も汗を流しています。

▲山の中の畑でも農作物は十分な収穫可能。

8月号でご紹介した桐生市の物件(物件NO.16502H)は、15年程前、県道沼田大間々線の全線改良完成時に仲間と開店したこだわりの直売所で、工芸品等の生産直売・食堂・レストラン等に転用可能な土地建物です。別荘・高原野菜栽培・オートキャンプ地に適した広い山林のセット販売。エリア内には10 年程前に定住し、無農薬野菜を市内に直売・都心のレストランに直販「和みや」を起業したお手本夫婦も暮らしています。

桐生市は自然災害も少ない地域で、子育て支援や田舎暮らし等の定住者に助成制度の支援も充実。私たちの自治会は田舎暮らしに共鳴し、それぞれのライフスタイルを楽しみながら共に汗を流す仲間を歓迎します。(群馬案内人 小林 峯司)

▲2139坪ある広大な山林。起伏に富み、 開拓し甲斐がある。セルフキャンプなどにも良さそうだ。

▲楡高(にれたか)トンネルの手前にある産地直売用の店舗倉庫。広大な山林で栽培したものをすぐに売ることができる。

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桐生市720万円(物件NO.16502H)
宅地65.78坪上に店舗倉庫があり、両隣の土地約100坪を一体利用中。車で5分ほど離れた所に2139坪の山林があり、ダイナミックな利用方法が考えられる。

北東北◆秋田/物件ウォッチ誌上オンエアー【文化放送「大人ファンクラブ」より】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2020年10月4日

「秋田県」というと思い浮かべるものってなんでしょう?

「秋田こまち」に「比内地鶏」、「稲庭うどん」、「いぶりがっこ」などの食べ物。「武家屋敷」と「桜の町・角館(かくのだて)」、深さが日本一の「田沢湖」と花火競技会で知られる「大曲(おおまがり)」。古くから北前船で賑わった「土崎港(つちざきこう)」や男鹿半島の「ナマハゲ」。そして「秋田美人」や「秋田犬」などなど・・・。

実はもう一つ、秋田県を代表するのが「地下資源の宝庫」だということをご存知でしょうか?

秋田内陸縦貫鉄道(総延長は94・2㎞)角館駅と鷹ノ巣駅を結ぶ第三セクターの鉄道沿い、「またぎの里」としても知られる「阿仁(あに)」地区では、明治期にすでにドイツ人技師を招いた鉱山開発が進められていました。そのゲストハウスの洋館はなんと東京銀座の鹿鳴館(ろくめいかん)よりも古く、国の重要文化財にも指定されています。

▲秋田大学「鉱業博物館」の展示施設。

秋田大学の前身「秋田鉱山専門学校」が明治43年に開校していて、「鉱山学部」もありました。(平成10年に工学資源学部に改組)その研究成果でもある「鉱業博物館」は見ごたえ十分です。有名なアニメ映画に出てくる「飛行石」とおぼしき美しい鉱石も展示されています。

さて、物件は秋田市内から北へ行った場所。この物件の地名にもある「黒川」とはかつてこの近くで原油が採掘された名残です。また「金足」とは明治22年に近隣12村が合併してできた「金足村」のことで、甲子園でも活躍したこの名を冠した高校生たちの活躍はまだ記憶に新しいところです。周辺はのどかな山里で周辺には10数軒ほどの集落が点在しています。

歴史をひもとくと、なんとこの地は江戸時代より交通の要衝地として開かれていた地域で、関東地方相模の豪族三浦氏の流れを汲んだ三浦氏が村の肝煎(きもいり・庄屋)を代々務めていた場所です。この居館は保存状態も良くて国の重要文化財に最近指定されました。

▲三浦氏館跡。

そこから1㎞ほど先の田園地帯にこの物件(16416N)が建っています。微に入り細部にこだわった作りは必見です。大工さんが自宅としてかつて建てた家で、米蔵もあり敷地内ではほぼ100坪ほどの広さの菜園用地もあります。

詳細は『月刊ふるさとネットワーク』9月号に掲載していますので、どうぞご覧ください。現況は空き家で室内はきれいに片づけられています。(北東北担当 中村健二)

▲敷地西側には広い菜園用地がある。

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物件ウォッチ誌上オンエアー (文化放送「大人ファンクラブ」毎週土曜日06:25 より。中村の放送回は毎月第4週目)

山梨◆八ヶ岳/仲秋のみぎり・10月のお知らせ【八ヶ岳南麓・高根の里だより】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所スタッフ

2020年10月1日

▲赤く染まったもみじ。(北杜市大泉町)

10月を迎えた八ヶ岳。田んぼを見ると、先月までは日差しを受け黄金色に輝いていた稲穂がすっかりと刈り取られています。同時に春に田んぼに水を溜めてから、代掻(しろかき)、田植え、稲穂へと至る過程で見られた、カエルやアメンボ、サギ、スズメ等の多くの虫や鳥たちの賑わいも無くなり、どこか物悲しさが漂います。

一方で田んぼから山の方へ目を向けると、緑から赤や黄色へと色鮮やかに変貌を遂げる木々の葉が目を楽しませてくれます。紅葉の開始時期は、清里などの標高が高いところで10月後半ぐらいからでしょうか。そして昨年の私の記録を見ると10月22日に南アルプスの冠雪を確認しています。甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山の登頂付近にうっすらと積もった雪が、山の輪郭をはっきりとさせ、夏山とは全く違う雰囲気を醸し出します。優しさから厳しさ、近寄りがたさといったものでしょうか。夏の生命力あふれる景色とは、また違う魅力的な景色と出会える八ヶ岳の10月です。

▲稲刈りが終わった田んぼ。(北杜市高根町)

◆心がつながる応援券

以前は「安心・安全」や「エコ」というキーワードの中で使われた「地産地消」という言葉が、地域経済を回すキーワードとして注目されています。北杜市では現在、道端の至る所で黄色い「のぼり旗」を見ることができます。

同一デザインのこの旗は、北杜市が発行した商品券が使えるお店の目印。コロナ禍の経済対策で北杜市民一人当たりに3万円の商品券が配られました。商品券が使えるのは北杜市内の登録店舗。スーパー、飲食店、コンビニといった日常的なものから、自動車整備、工務店などあらゆる業種で使えます。

キーワードは北杜市内のお店。病院でも使えます。色々な場所で商品券が使われるように商品券にはある制限がかかっています。3万円の内、スーパーやホームセンターなどの大型店で使えるのは1万円のみ。美容室、クリーニング等の小売店は2万円まで。そして最大の3万円まで使えるのは観光業です。飲食店、宿泊、レジャー体験などで、観光が盛んな北杜市の産業を反映した結果でしょうか。

因みに8下旬の時点で登録されている飲食店は271軒。こんなにお店があったのかと驚きました。この商品券をきっかけに地域での外食が増えた、初めてのお店に入ったという声を聴きます。地域のお店で楽しむという流れは商品券を使い終わった後も続きそうです。身近な地域を知ることで「地産地消」が進む良い例になりそうですね。(八ヶ岳事務所 大久保武文)

▲昨年の初冠雪?甲斐駒ヶ岳山頂の様子。(北杜市白州町)